
【金木犀が咲く家】




東の蓬々とした雲の後ろから皮肉な 一方に傾いた 上弦の月 が現れ、 向こうの牧場からアンに向かって狡そうに 悪戯っぽく目配せをしているかのように見えた。 【「炉辺荘のアン」 第18章】 |


空で明けました。
おまけに昨夜の空は
晴れ渡っていましたから、
その寒かったこと!
昨夜も今朝も。
従って今日も快晴です。
日中は大分、
暖かくなりましたけれど。
(1番下の写真は、今夕の空。
「上弦の月」が輝いています)
今日も野暮用で出掛けたのですが、
思わず空に見惚(と)れ・・。
そのために思わぬ時間のロスも。
そんなこんなで帰り途、久し振りに道草です。
それにしても以前なら少々重くても、カメラを抱えて出掛けたものです。
それが今では、デジカメさえも、
“今日は小さなバッグだから・・”~なんて言い訳して。
案の上の後悔と共に、心を残しながら帰路に着いていた昨今です。



つい先日まで満開だった
萩の花は、既に終わり。
折角、群生地を見つけましたのに。
辺りの様相は、一変しています。
かろうじて、この彼岸花が・・。
同じく、こちらの田圃の案山子
(かかし)も間に合いました。
表情がユニークで、
思わず笑ってしまいますね。
そうそう、夏の日には夕方しか
咲かない白粉花(オシロイバナ)が、
昼間でも咲いていましたっけ。
ところで、「名もない野の花の
ように」~なんて、
つい私達は口にしてしまいますね。
実はこれ、草花にはたいそう
失礼な事なのだとか。
そうですよね。どんな花にも名前はあります。
自分が知らないだけ。いいえ、知ろうとしないだけ。
「野草三百、古書三千」 という言葉があるように、
少なくともこの位は知らなければならないそうです。
どちらも私なんかにとっては、とてつもない数字ですが、
今では調べる気さえあれば、直に分かりますものね。
(と言いながら・・3枚目の写真の花も知りません)


【上弦の月】
