【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

物語の続き

2011-10-11 16:35:16 | レトロ(素敵)な空間~散策

↑ 【「萩」の花】 ↓





【「溝蕎麦(ミゾソバ)」】


家は一つも見当たらなかったが、
果樹園 があった。(中略)
かつてはたいそう楽しい場所であったに
相違ないこの果樹園は、
そこはかとなく憂愁を含んだ雰囲気が
立ち込めているにも関わらず、
なおも楽しい場所であった。
かつては歓喜、楽しさ、若者の生活の場、
胸がときめき、動悸が高まり、眼は輝き、
陽気な声がこだました場所、
そのような所全てに漂う憂愁であった。
              【「果樹園のセレナーデ」 5.】


    連休明けの今日は、真珠色の空になっています。
  それでも起床時には薄らと靄(もや)がかかっていて、
  桜色のその空は、日本晴れのあの日と同じなのに・・
  ~なんて思ってみても詮方ありません。

   それにしても、お天気に恵まれた連休でしたね。
  良いお天気だから、そして近場だからと言っても
  連日、出歩いていたのでは疲れますものね。そんなこんなで・・。

   今日こそ、家(うち)でゆっくり・・と思っていましたのに、
  野暮用は次から次へと出て来るものです。
  あの マリラ だって、こんな風に言っていますもの。

   「あれもしよう、これもしようと計画した時に限って、
  何かしら邪魔が入るものだからね」
  
                       【「アンの青春」 第19章】


【マシュウおじさんがひょっこり・・?】



   さて、先日の果樹園。
  (実際には梨園。上記とは違い、
  梨はちゃんと栽培されています)

   それがいつの間にか・・「忘れられた
  果樹園」 になってしまうのですから、
  恐るべし 「想像の余地」 ですね。
  
   何と言いましても、梨園は
  「想像の余地」 満載ですものね。

   ところで今日の外出。
  たいした用ではありませんから、
  道草の時間は、たっぷりあります。

   どうしても私の足は、
  自然にあの場所へ。
  勿論、「アン気分に浸れる場所」。

   よく見ますと先日は
  見逃していたものも多々あります。

   ほら、もう終わりだと思っていた
  「萩の花」 だって咲いています。
  それも群生。
   
   そして落下した梨ではなく、
  ちゃんと木に成っている梨も
  あるではありませんか。

   そう言えば 「金木犀」 も
  その芳香、まだまだ健在です。
  
   今年は雨が降らない事も、
  花が長持ちしている
  理由の一つかも知れませんね。

   今日は、マシュウ おじさんが
  働いていそうな場所も。(5枚目の写真)
  
   薪割りをしている槌の音が聞こえて来そうです。
  そうそう、右上のアンの小径は 「お化けの森」 へと続きます・・??