


「あったかいうちにホットケーキを もう一ついかが、ミス・マープル?」 「有り難うございます、ほんとに美味しい ホットケーキですこと。 お宅にはいいコックがいますのね」 「ルイザは確かになかなか上手ですわ。 ただ忘れっぽいんですの。 ああいう子たちはみんなそうですけれど。 それにいつも同じプディングを作るんです・・・」 【アガサ・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】 |

昨日の雨空は一転して気持ちの良い秋晴れとなりました。
今朝の空も靄(もや)がかかり、まるで春のよう。
今年は秋なのに、こんな空が多いような気がします。
ところで我家の金木犀は、昨日の雨で終わり。
地面は、ちょっとしたオレンジの絨毯。
でも、お向かいのお宅は、まだまだ咲いています。
初めて香りを感じて2週間余り。今年は結構、長かったですものね。
“有り難う” とお礼を言いたい心境です。



『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
先日の絵も一緒です。
今日のカップも、私の大好きな土物ですが、
こんな淡い色調のものになりました。
ただ、光線の加減で若干、茶色っぽく見えますね。
それでも、いつものベージュや茶色のものと比べますと、
およそ土物らしからぬ代物です。
それもその筈、このカップは桜をイメージしたものですから。
今頃になって取り出して来るとは何とも季節外れですね。
と言いますのも、しまい込んでいて、それでも何度か気付いた事も
あったのですが、(今回もそうですが) いつも季節外れの時。
そんな事もあって、その都度取りやめていたものです。
あれよ、あれよ・・という間に何シーズンか経過。
それなら・・と、季節外れにも関わらず取り出しました。
“あらっ・・意外にいい感じ。。”
それに今は秋桜(コスモス)のシーズンでもあるのですから・・。
お得意の勝手な理屈を並べるのだけは一人前。
ペアのカップですが、淡いピンクとベージュという風に色も違っています。
そして花びらをイメージした、受け皿&スプーンに注目。
そう言えば、カップもそうですね。
そうそう、アイスクリームは北海道江別市の町村農場のもの。
自民党の町村元外務大臣の親戚なんだそうですね。
濃厚だけれど、あっさりしていて? 昔懐かしい味です。
それにしても、ミス・マープル のお茶シーン。
コックにホットケーキやプディングを作らせるのですものね。
「ルイザ、もう一つアイスクリームをお願いしますわ」
~なんて言いたい気分です。いいえ、シャーロッタ四世 かしら・・?