【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ノスタルジックなシルエット

2011-10-12 16:01:01 | レトロ(素敵)な空間~散策


【旧笹井家住宅】 ↓








「・・・家としてあまり古過ぎもせず・・・・・
あんまり 古い家 というものは悲しそうですものね。
そうかといってあまり若過ぎもしない・・・・・
あまりに若過ぎる家は粗野ですもの。
あたし、どの部屋もみんな好きなの。
どれも皆何かしら欠点はあるけれど、
又、いい所もあるのよ ――
他のどの部屋にもない特色となるような、
その部屋の個性となるようなものがあるのよ
(中略)」
                 【「炉辺荘のアン」 第2章】


   今日は、“朝から太陽” 復活。
  暑からず寒からず、気持ちの良い天気になっています。
  ところで昨夜、宵の口。

   野村紅葉(ノムラモミジ)の向こうにチラホラ見え隠れする、何やら赤っぽいもの。
  何かと思えば、お月さまでした。(今日12日が満月)

   ダイ の嫌う “赤い月” ではないけれど、赤味がかった山吹色。
  大気の状態に左右されるのでしょうが、私も少々この月、苦手です。



   さて今日は一昨日の写真から。
  私も、この町に住んで久しいのに、
  歴史資料館にもなっている、こんな
  家に足を踏み入れたのは初めて。

   とんだ 「灯台もと暗し」 ですね。
  それにしても・・。

   それこそ、アン の言う古い家
  ですが、洗練された “和の美” を
  感じます。同時に “静” も。
  それも凛とした。

   こんな空間に身を置いている
  人々は決して猫背なんかではない・・

   姿勢を正して正座している姿しか思い浮かびません。
  勿論、着物姿でしょうから、それに伴う一連の立ち居振舞いの所作まで。
  この家は武士の家ではなく、商家ですのに。

   そうそう、ミシンも置いてありました。
  ミシンは我家にもありますので、(実家から持って来た)
  早速、帰って見てみたものです。

   このミシンより一回り大きく、両袖に3段の引き出しが付いています。
  同じ 「シンガー」 ですが、確かアメリカからの逆輸入品と聞いた事があります。

   今、我家のミシンの上は、物置き同然になっていますので、
  整理しましたら、そのうち写真アップしようと思っています。
  こんな古いミシンに限らず、ミシン自体、最近使わなくなりましたね。