【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

魅惑の扉

2011-10-24 17:35:17 | 薔薇の追憶

【「触れなば落ちん」 の風情】






アンはいつも日の出前の、妖精と昔の神々の
ものであるあの神秘的な30分に間に合うよう
早く起きるのが好きだった。
アンは教会の尖塔せんとうの後ろだけ金色の、
薄い薔薇色の朝空や砂丘の上に広がる
薄い半透明の日の出の輝き、
村の家々の屋根から勢い良く渦巻きながら
立ち昇り始める煙を眺めるのが好きだった。
                 【「炉辺荘のアン」 第15章】









   ふと目覚めた朝。
  反射的に時計に目を遣ると午前6時。

   目覚ましはまだ鳴っていませんが、
  そろそろ起きなければ・・と何気に目はカーテンに。

   ピンクのカーテンが、オレンジに染まっています。
  もしや・・と思って慌ててカーテンを開けました。

   そこには、こんな空が広がっていました。(東の空) 
  一気に目覚めたものです。



   さて、先日の微笑んだばかりの薔薇は、
  あれから3日も経つとこんな風に満開に。

    まさに、「触れなば落ちん」
         といった風情です。

    それでも貴婦人ですから、決して
     大口なんて開けて笑いません。
    あくまでも微笑。しかも優雅です。

      おまけにこの季節ですから、
        その恩恵に長い事、
      浴する事が出来るのです。
      しかも豊潤な芳香とともに。

     秋は、薔薇の1番美しい季節。
   その魅惑の扉を開いてみたくなります。

       先日も触れましたが、
    薔薇を 「花の女王」 に変えたのは、
      マリー・アントワネット初め、
        フランスの姫君たち。

   華麗な女性たちは薔薇によって伝説になる・・。
  「英国の薔薇」 のダイアナもそうですし、「グレース・ケリー」 も。
  薔薇の薔薇たる所以(ゆえん)ですね。