【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

迷い込んで和(なごみ)の町

2013-10-01 18:27:38 | レトロ(素敵)な空間~散策

【曲がり角の浪漫】










セント・メアリ・ミードもその中心の
一画だけはまだ以前の面影を残していた。
ブルーボア館も残っているし、
教会や牧師館、
ミス・マープルの家もその一つだが、
(中略)
他の古い家々もたいてい住んでいる人間は
変わっていたが、買った者たちは
周旋屋の言う “古風な趣き” なるものに
魅かれて買ったのだから、
ほとんど模様替えはしていなかった。           
          【A・クリスティー 「鏡は横にひび割れて」】
 









   

   こんな空で明けた今日。こちらは今日も晴れ。
  良いお天気が続きます。早いもので今日から10月。

   今日も最高気温は30度と言いますから、日中は汗ばむ陽気です。
  そんなこんなで、なかなか “10月” の実感が湧きません。

   こんな調子でしたら、気が付けば師走となるのでしょうね。
  気を引き締めて毎日を過ごさなければ・・と思っています。







   さて、昨日は再び訪れた、和の景色が至る所に残る隣町へ。
  (一週間前の記事は 【こちら】

   古き良き時代の和風建築が残る和の町は、なごみの町。
  意匠を凝らした木造建築は決して拒絶的ではなく、
  なぜか温かいのです。そして、しっとりと落ち着いていて。

   一昨日の路地は駅からすぐの場所でしたが、
  こちらは駅からは徒歩で、10分か15分はあるでしょう。

   それに平坦な道ではなく、少々起伏があります。
  曲がり角の浪漫も、ちょっと上から見下ろす感じ。(冒頭の写真)

   前回も触れましたが、
  この町は懐かしい昭和の面影が残っています。

   いいえ、昭和どころか何代も続いたような、
  どっしりした門構えの大きな家も多くて。

   今日の写真は、路地の中でもわりと広い道路に面した家々です。
  でも一歩、裏に回れば広い植え込みのある庭と蔵。

   古い趣きのある家は、こちらでは今日の例文のように、
  買ったものではなく、代は変わっていても
  ほとんどが受け継いだものでしょう。

   尤も、中には企業のものもあります。(5枚目の写真)
  こんな趣きのある町、素敵です。