【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

曇天に薔薇一輪

2013-10-29 23:58:16 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









彼はバントリー夫人にお茶を手渡した。
「ホットケーキか、サンドイッチか、
それともこちらのお菓子になさいますか?
(中略)
僕らもイギリス風の 午後のお茶
すっかり好きになったという訳です」
「お茶も美味しいお茶ですわね」
バントリー夫人は、
香りの良いお茶をすすりながら、答えた。            
         【A・クリスティー 「鏡は横にひび割れて」】




   昨日の秋晴れから一転してどんよりとした重い空になりました。
  ただ、今にも泣き出しそうな空ながら、雨は降りません。

   尤も私の知らない所で1粒、2粒・・涙はこぼれ落ちたかも知れません。
  でも、すぐに泣きやんで。たまにはこんな日もありますね。









     さて、今日はちょっと都心部まで出掛けて来ました。
  秋の日は本当に釣瓶(つるべ)落としですね。
  それでなくても曇天ですから、いつも以上に薄暗くて。

   今日は道草もせず真っ直ぐに帰って来て、
  一息入れたくなりました。早速、お茶を。

   幸い先日、お土産に買って置いた山口の外郎が、
  1箱残っていましたっけ。お茶請けはそれを開けると致しましょう。

   となりますと・・およそ2週間振りですね。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。

   ところで先日は、 「午後のお茶は時代遅れ」
  ~なんて記したものですが、( 『クリスティーの世界』 )
  同じ世界でも今日は、どうして、どうして。

   ケーキ、サンドイッチ、お菓子(クッキー)と盛り沢山です。
  そうそう、イギリスの午後のお茶の際のサンドイッチには、
  胡瓜(きゅうり)が絶対に欠かせないそうですね。

   そして 「曇天に薔薇一輪」
  そもそもこの思わせ振りなタイトルは、何を隠そう湯呑茶碗の薔薇から。
  大好きな 「香蘭社製」 です。

   この器一つで、ほっこり出来るなんて安上がりですこと!
  同じく香蘭社製のお皿(こちらは蕾の薔薇)に載っている外郎と共に。