山口県萩市。吉田松陰や高杉晋作を生んだこの街は、 伝える、という事を、宝物のように大切にして来た街です。 長州藩の旧藩校・明倫館の跡地に建つ明倫小学校では、 吉田松陰が遺した言葉を、一年生から六年生まで、 毎朝、大きな声で朗唱しています。 家族や友達を大事にする事。本を読み、歴史を知る事。 そんな、当たり前だけれど大事な事を、 きちんと伝えようとしています。 四百年の伝統を持つ萩焼。 今も市内に百を越える窯元があります。 土を捏ね、轆轤を回し、窯に火を入れる。 一見シンプルな工程の中に凝縮された技の奥義や知恵。 日々の仕事を通じて後継者を育てています。 そして、山口県発祥の果物、夏みかん。 日本海の豊かな海の幸。 土地の恵みに感謝し、巡る季節を楽しむ毎日。 この街で生まれた事を誇りに思い、 この街で共に暮らす喜びを、分かち合い、 伝える暮らしが、ここにあります。 お客様と共に暮らしを創り、 社会と共に生きて行く企業でありたい。 そう願って来た私達大和ハウスグループにとって、 ここ萩の街の暮らしは、 ずっと大切にして行きたいお手本です。 |
【秋独特の趣きのある空】
珍しく真珠色の空で明けた今日。
しかしながら、明るいその空は、
お天気の崩れを予想させるものではありません。
その証拠に午後3時の空は、こんな空。
もう少し雨の降らない日は続きそうです。
さて、冒頭の写真。数日前の新聞の一面広告です。
広告主は、ご覧の通り大和ハウスグループ。
萩の 【明倫小学校】 の事は以前、このブログでも記した事があります。
それに関連し、同様に藩校の流れを汲む私の 【母校】 の事も。
尤も母校の方は、今では跡形もなく消滅してしまいましたけれど。
とは言え、在学中には先生方は、その事を誇りに思い、
折に触れ、私達に話していたように思います。
それだけに残念でなりません。
今もなお、伝統を大切にしている街とそうでない街。
壊したものは永久に元に戻らない・・
という事を痛切に感じてもいます。
それで思うのですが、東日本大震災に遭った南三陸町の庁舎、
撤去する事が決まったそうですね。
その前には津波で乗り上げた船も。
私などがとやかく言う事ではないかも知れませんが、
保存して、その悲惨さを後世に伝えるという、
歴史的な意味もあると思うのです。風化させないためにも。
そう、広島の原爆ドームのように。
改めて先人の知恵を思います。兎にも角にも残念です。
話が逸(そ)れました。
例え広告にしろ、伝統を大切にするという大和ホームの企業姿勢。
こんな時代だからこそ、嬉しくなります。
積水ハウス、パナホーム・・色々あれど、
断然、私はこの会社を応援します。
それに元々、大和ホームの家は好感を持っていただけに尚更です。
そうそう、反日企業の花王製品、サントリー。
不買運動、継続中です。ささやかですが・・。