【蔵のある家】
「この 魔法にかけられた 海岸では 古い家 は雑作なく消えはしませんのよ」 アンは微笑んだ。 「ここは 『全てのものがいつまでも 同じに見える国』 ですの ―― 少なくとも、ほとんどいつまでもね」 【「アンの夢の家」 第23章】 |
お天気崩れるとの予報も、朝の早い時間にパラパラッと程度。
真珠色の空ながら薄日も射しています。
かと思えば又、曇ったり。
どうやら雨が降ったとしても
大崩れしそうな気配はありません。
今日は一日、こんな天気が続くのでしょう。
ところでつい、今しがたの事。
ふっと金木犀の香りを嗅(か)いだ気がして。
昨日の今日ですが、慌てて金木犀の木に駆け寄りました。
何と橙色の小さな花が咲いているではありませんか。
昨日は影も形もなかった気がするのですが。
本当に、この香りは突然にやって来ると、
改めて実感した次第です。( ↓ 庭の金木犀にも花はありません)
さて、今日も昨日の続きを。
そう言えば最近、遠出が多く、
「アン気分に浸れる場所」 に
寄ったのも久し振りです。
もう何度も訪れていますが、
ここは広大な農園。
おまけに、ここには、
古風な家(洋館)と
古風な庭がありますから。
正面の6連のアーチ窓が
印象的な北欧風の洋館。
やはりと言いますか・・。
1928年(昭和3年)の建築とか。
何と80年以上も前!
(設計:大倉三郎)
この一角に、佇んでいますと、
しばし現実を忘れさせてくれます。
勿論、「想像の余地」 を
フル回転させての事ですが。
いいえ、『アンの世界』 のような魔法かも知れませんね。
古いと言えば・・。
敷地内に、こんな石碑を見つけました。
それにしても弥生式文化なんて。ちょっと古過ぎますけれど。
そうそう、冒頭の写真。
同じ蔵のあるお宅ですが、先日の街は商家が多く、
こちらのお宅は農家のようです。野趣に溢れた家って、いいですね。