



夏は終わった。 不思議なほど穏やかな天候が 一週間続いたも続いた後で 大嵐が夏にとどめをさした。 大跨歩きは感心しない顔つきで首を振り、 何か普通じゃない事が起こるぞと言った。 【「丘の家のジェーン」 26.】 |

一気に秋がやって来ました。それにしても何と突然なのでしょう。
つい先日まで真夏日だった事が俄かに信じられません。
うんざりするほど長かった今年の夏。
しかしながら、薔薇を初め庭の花たちは暑さをものともせず、
例年通りに咲き・・それは野の花に至っても何ら変わりはありません。
ただ唯一、金木犀の花が・・。
街中を蜂蜜色の景色に染め、こぼれんように咲く、
金木犀の花が今年はありません。当然、香りも。
我家では一足先に嗅(か)いだ香りですが、
その後は、“アレッ!?” 状態。
元々、今年は花付きがもう一つだった上に
相次ぐ台風と来ては、何をか言わんといった所ですね。
それでも薔薇は例年通り咲いてくれました。良しとしましょう。



ちょっとだけ微笑んだ薔薇。
そう、リラ版 「公爵夫人の薔薇」。
いいえ、「夢見る公爵夫人」
の方だったかしら・・?
こと、薔薇に関しては、
これでもか・・と言うほど、
毎回、賛辞を送り続けております。
その甲斐(かい)もあって
益々、美しく華麗に。
それにしても・・。
世の流行というものは、
移り変わるものですのに。
(お花だって例外ではありません)
薔薇だけは永遠ですものね。
下手な言葉などいりません。