フィルはからっとした場所で足を留めた。 薔薇色の光が青い松の梢を染めていた。 「ここは何て素敵なんでしょう ―― この偉大な、清浄な静けさ、 いつも思索に耽っているような 鬱蒼とした樹木」 【「アンの愛情」 第27章】 |
【今日のお客さま】
曇りの予報通り、
真珠色の空で
明けました。
しかしながら、
「所により俄か雨、
お昼前後には
晴れ間も」
~という
何とも曖昧なもの。
やはりと言いますか、
お昼前にはポツポツと
ごく弱い雨が降り出しました。
お昼前後には晴れ間・・と言っていましたのに。
最近は良く当たるようになった天気予報。
でも時々、真逆の時もありますね。
案外、お天道様は気紛れなのかも知れません。
さて、日本の夏と言えば、朝顔ですね。
それもこんな瑠璃色。今年の一番花です。
それにしては少々、傷付いていますけれど。
こちらも例に洩れず、開花が大分、遅くなりました。
やはり(今日もそうですが)寒さの影響も
あるのかも知れません。
朝顔にはどうしても縁側、風鈴、団扇(うちわ)
等を連想してしまいますね。所謂、昭和の夏を。
尤も今日は天候のせいで、しっくり来ませんが。
【黄昏の刹那】
ところで、こちらの写真は、昨日のもの。
ほとんど暗くなりかけた時、俄かに感じた違和感。
“一体、何事・・?” 思わず外に出ましたら・・。
空がサファイア色と薔薇色に染まっていました。
しかも西ではなく、北の空が。
ほんのひと時ですが、全てが薔薇色に染まり・・。
こんな刹那もあるのですね。