【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

溢れる気品、白百合の花姿

2015-07-30 18:03:18 | 香る庭の花綴り





【真珠の涙】










「ダイヤモンドはあたしが空想していたような
美しい紫じゃないことを知って以来
ダイヤモンドが好きではなくなったのよ。
(中略)」
「しかし 真珠 は涙を表すと
古い伝説にあるが」
と、ギルバートは反対した。
「そんなこと怖くないわ。
涙は悲しいのもあるけれど、
幸福な涙もあるのですもの。
あたしが一番幸福な時は
目に涙が浮かんだ時だったのよ」                
                  【「アンの夢の家」 第3章】







   

   ここ何日か不安定な天候になっています。
  晴れていてもザ~ッと来て、慌てて洗濯物を取り込んだり。
  尤も、その雨、たいした量ではないのですが。

   カンカン照りの空は暑くて適いませんが、
  こんな湿度の高い、湯気の立つような
  蒸し暑さも鬱陶しくて困りますね。

   さて、そんな今日。
  裏庭に今日の暑さを吹き飛ばすような
  白百合が開花しました。折しも真珠の涙を浮かべた・・。

   しかもこの百合は自生したもの。
  おまけに年々倍増してくれる、
  有り難い花でもあるのです。

   「白い気品」 と言えば、白薔薇を思いますが、
  白百合も、それに勝るとも劣らない花ですね。
  双璧を成す花と言って良いでしょう。

   文字(漢字)も同様。
  もしかすると、純粋、無垢さでは、
  白百合の方に振り子が大きく振れるかも知れません。

   「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
  こんな風に美人の形容の花として、つとに有名です。
  ほっそりとして楚々とした姿は、白百合ならではですね。