【白の装い ~ 「半夏生(ハンゲショウ)」】
「想像するだけなら お金はかからないわよね」 「いや、時には・・・ 想像力はどんなにお金を出しても 買えないほどのものだよ」 アンソニーが言った。 「それはそうと、薔薇の庭園はいいね。 実は、私にはかねがね 薔薇を育ててみたいという夢があったんだ」 (中略) 「でも、薔薇が咲いていると 思うだけでもいいじゃないこと? それにおじさんは見られなくても、 他の誰かが その薔薇を眺めて喜んでくれるわ」 【「アンの想い出の日々」】 |
今日も午前11時頃まで雨だった予報が外れています。
起床時から曇り空。今は薄日も射しています。
相変わらず、この時期としては気温は低め。
この所、室内の気温が25度を切っています。
7月になって、こんなに過ごし易いのは
何年降りでしょう。
7月に入ってから連日、カンカン照り、
30度越えという年もありましたものね。
【薔薇色の薔薇】
さて、梅雨の麗花
と言えば紫陽花
でしょうか。
そして先日、
迎えたばかりの
雑節の一つ、
「半夏生」。
~ (夏至から
数えて11日目)
それも然る事ながら
薬草でもある
植物の半夏生が、
白さをいよいよ
増して来ました。
この半夏生、
夜が特に幻想的です。
ところで随分前に
蕾を付けた薔薇ですが、
この季節には珍しく、
なかなか開花しません。
焦(じ)らされて、
やっとここまで。
どうしても秋口の頃のような
長い道のりに思えてなりません。
それでもやっと殻を打ち破ってくれたようです。
そうそう、白薔薇は天空を駆け昇る如く。高く、より高く・・。
薄紫色の薔薇(ニュー・ウェーブ)も楽しみです。