



今では誰も 虹の谷 で遊ぶ者はなく、 夏の夕方にはひっそり静まっていた。 ここへウォルターは本を読みに来るのを好み・・ (中略) リラにはリラだけの可愛らしい 小さな森の谷があり、そこでリラは、 夢想に耽りながら座っているのが好きだった。 【「アンの娘リラ」 第3章】 |

“朝から太陽” の雲、一つない空で明けました。
今日は 「日本晴れ」。この言葉、何と良い響きなのでしょう。
おまけに暑からず、寒からず、程良い気候。
まさに今日のような天気を言うのですね。
こんな日は勿論、戸外と室内の優劣などハナから存在しません。
初めから勝負はついているのも同然。即、戸外です。

【咲いている薄紫色の小さな花は私の中の「紫苑」】

今日は 「虹の谷」 ならず、リラ版 「すみれの谷」 へ。
家から徒歩10分余りの所にある、私だけの秘密の場所。
実際にはすみれは咲いていませんが、
谷に続く斜面一面に、青いすみれの花が
咲いている事を想像するだけで楽しくなります。
どうせならゆっくりしたいと、
あり合わせの物を弁当箱に詰めました。
確か 【前回】 は、桜の季節だった筈。
折角ですから、読みかけの三島由紀夫の本も携えましょう。
大きな桜の木の下で読書・・~なんて、ちょっと・・
いいえ、大いに アン みたいですから。
こんな風に1人ではしゃいでみたり、松ぼっくりや椎の実など、秋も拾ったり。
そんなこんなで結構、楽しい時間を過ごして参りました。

