だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

囚人たちのジュリアス・シーザー

2012-12-01 21:55:25 | 映画
ウィリアム・シェイクスピア(1564~1616年)の4大悲劇とは、『ハムレット』 『オセロー』 『リア王』 『マクベス』を言います。他に有名な悲劇とは…『タイタス・アンドロニカス』 『ロミオとジュリエット』

『トロイラスとクレシダ』 『アントニーとクレオパトラ』 『コリオレイナス』 『アテネのタイモン』、そして『ジュリアス・シーザー』があります。これらの舞台劇を結構見ているのですが、すべてではありません。

映画化された作品も多いです。ジョセフ・L・マンキウィッツ監督、ジョン・ハウスマン製作、ミクロス・ローザ音楽、ルイス・カルホーン、ジョン・ギールグッド、ジェームズ・メイソン、マーロン・ブランド主演

「ジュリアス・シーザー」(53)は、グリア・ガーソン、デボラ・カーという美女が妻役で共演。スチュアート・バージ監督の70年版は、チャールトン・ヘストン、ジェイソン・ロバーズ、ジョン・ギールグッド主演。

こうしてみても、なんて魅力的な作品なんでしょう!また見たくなります。ヘストンは「ベン・ハー」(59)「エル・シド」(61)「ローマを占領した鳩」(62)「北京の55日」(63)「華麗なる激情」(64)

「偉大な生涯の物語」「大将軍」(65)「カーツーム」(66)「アントニーとクレオパトラ」(71)と歴史劇に連続出演。ホントお似合い。話が逸れましたが、『ジュリアス・シーザー』を囚人たちが演じました。

それが、「塀の中のジュリアス・シーザー」(12)なんです。ヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ兄弟監督の最新作。「父/パードレ・パドローネ」(77)で、カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞。

「サン★ロレンツォの夜」(82)では、審査員特別グランプリ受賞。「フィオリーレ/花月の伝説」(93)では、パルム・ドールにノミネート。本作でも、ベルリン国際映画祭金熊賞受賞!

ローマ郊外にあるレビッビア刑務所。演出家はファビオ・カヴァッリ。今年の演目は『ジュリアス・シーザー』に決まり、オーディションが行なわれ、キャストが決定。そして刑務所内で稽古がスタート。

刑務所内の劇場で、一般の観客を招いての舞台が始まります。刑務所自体がローマ帝国へと変貌し、シーザーが、ブルータスが、キャシアスが、アントニーが登場します。さぁ、ご一緒にいかがですか?
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