声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

骨は語る

2015-01-21 09:50:45 | Diary




昨夕の風景です。
うまく撮れなかったのですが、右上に一番星が見えています。


古代の人たちも、こんな景色を朝に夕に見ていたのでしょうか…。



それにしても、最近の考古学研究は大したものですね。

発掘された資料をもとにデータ分析が進み様々なことが解ってくる…


18日のシンポジウムで、


特に印象に残ったのが、骨の分析による考察でした。


数グラムの骨から、体格はもちろん出身地や筋肉のつき方、右利きが左利きか、

何を食べて、どんな生活をしていたのか
…まで、わかってくると言うのです。



シンポジウムで取り上げられた金井東裏遺跡の古墳人は、

成人男性、成人女性は、ほぼ全身が残され、

そのほかに幼児、乳児の骨の一部が見つかっていますが、

甲を着た男性が発掘された時の状態から

火砕流に飲み込まれそうになった瞬間、

溝にうつ伏せになり、
息苦しさのため、頭にかぶっていた兜を外した…のではないか

という説を述べる研究者もいました。


その情景を思い浮かべると、あまりにも生々しくて

( さぞかし苦しかったでしょう…)

と、講演を聴きながら思ったものです。


古代の人たちの骨が様々なメッセージを残してくれています。


そういえば、


4、5年前に訪れた浜松市博物館には

蜆塚遺跡から発掘された縄文時代の男性の人骨が展示されていましたが、

貝塚などでは土の成分にカルシウムが豊富に含まれているためか

ほぼ全身が残っていて、
とても保存状態が良いのに驚いたことがあります。



私は以前から、

「人は死ぬと地球の一部になる」

という言葉が好きで


自分の焼骨は、壺に入れないで、そのまま埋めて欲しいと思っていますが、


埋める場所は、土の質をよく選ばないと、そのまま残ってしまう事もあるワケで…

残ってしまえば、
未来人の研究データにされるかも…。


私のようにアチコチ骨折していると

「人骨Sは、そそっかしいタイプ」

など、性格までわかってしまうかもしれませんねぇ。 (~_~;)




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寒冷地仕様

2015-01-20 08:07:55 | Diary
昨年7月末に越して来て、まもなく半年…


初めての冬ですが

とにかく寒い!


エアコンなど、ほとんど無意味…


ストーブをガンガン焚いて足下はホットカーペットやコタツ。

家の中でコートとマフラー。

そんな格好で寒さをしのいでいる…冷え症の私。


でも、イイことも…。


戴いた大根で、試しに切り干し大根を作ってみたところ、

二週間ほどで、簡単にできました!


市販のモノより、甘味もあり


ココが如何に乾燥に向いているかが
よくわかります。


でも、肌にはすこぶる悪いという事ですね。(ー ー;)


例のバラのメタモルフォーゼも、

低温になりすぎると起こりうる現象なのだとか…。

スズメのスズメバチの巣の乗っ取りも、もしかして寒冷地ならでは?

スズメだって寒いものねぇ…。(ー ー;)

今朝は、穴からちょこんと覗いているスズメちゃんが見えました。(*^^*)




あまり、普通は見られないモノが見られるため、

住んでいて飽きません。


…でも、さむい!













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メタモルフォーゼ

2015-01-18 22:27:59 | Diary
いろいろ調べてみると、

こう言う現象を 貫性花というのだそうです。

あの詩人として知られるゲーテの著書

「形態学論集・植物篇」には

メタモルフォーゼ(変態)として
バラの貫性が取り上げられているそうで


ヨーロッパでは、とても良い事が起こる兆しなのだとか…。


その話をしたら、

近づくのもイヤだ、気味悪いと言っていた夫の態度が変わりました。(^^;;


バラの品種には、わざと貫性花として売られている

エキサイティングメイアン というバラもあるそうです。


バラの画家として知られるルドゥーテも
貫性バラを描いていたくらいですから

やはり中世ヨーロッパでも珍しがられていたようです。


我が家のはインフィニティ(無限)という
新種のバラですが

この品種で貫性花は、珍しいようです。


なんだか、ワクワクしてきました。

枯らさないよう大切に育てなきゃ…(*^^*)












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座ったままで

2015-01-18 09:25:57 | Diary
ちょっとした仕草で、
その人の品格が出てしまう…そう、感じることがあります。

例えば、新幹線を降りるとき。


昨夜のことです。

3人掛けの席の窓際に座っていて、降りようとすると、

通路側に男性が座っていました。

前の座席は思いっきり背もたれを倒し、
出づらい状況…

キャリーバッグとトートバッグ、
多めの荷物を持っている私は、困っています。


その時、通路側の男性はどうしたと思いますか?

普通ならスマートに立ち上がって、

「どうぞ」と通してくれるはずだ…と思うのです。

…が、彼はそうしませんでした。

座ったままで、足を引っ込めただけです。

両手で荷物を持って困っていると、

ニタニタ笑いながら、
尚、身体を椅子の背もたれに押し付けるようにして

両足をキュッとシートに近づけ座ったままの状態で、

変わらず自分の前を通れ、と言わんばかりに…身体を縮めているのです。

それでも通れないのは目算でわかりますし、両手で大荷物を持っている私は、バランスを崩し、

この男性に倒れかかるかもしれない…


見兼ねて、

「すみません、通れないんですが…」

と、声を掛けると、

しぶしぶ、ようやく立ち上がりました。


前の座席の背もたれで狭くなっている状況を、
この男性は把握できていなかったようで

私が「すみません、ギリギリなんです」

と言いながら通路に出ると、

ニタニタ笑いながら、バツ悪そうにして
いましたが、


驚いたのは、
その男性も同じ高崎で降りた、ということです。

私が降りた通路の反対側の階段から降りてきて、
2階のコンコースでバッタリ。

相変わらずニタニタ笑いながら、でしたが。

こう言う人は、
仕事先でも、多分、嫌われているでしょうねぇ…。(ー ー;)






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銀座ブロッサム

2015-01-17 20:04:18 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
司会の仕事では、
例えばホールのスタッフとのコミュニケーションが大切な場面が多々あります。

そしてスタッフの気遣いに、助けられる事も…。


今日の「よみがえれ古墳人」シンポジウムでお世話になった銀座ブロッサムのホールスタッフの若い女性も、その1人でした。

影アナを入れるタイミングや、下手出のタイミングのQ出しも、テキパキとわかりやすく

細かい事に、よく気付き

例えば、影アナを入れた後に、毎回

「ありがとうございます。」

と御礼を言ってくださるのです。

本来は、こちらが御礼を言うべきところですが、

彼女のお陰で、とても気持ち良く仕事させていただく事ができました。

銀座ブロッサムの音響スタッフさん、
ありがとうございました!


清水由美


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MCの役割

2015-01-16 22:59:43 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
MCの仕事では、自分で進行台本を書く事もあります。

群馬に来て初めて進行台本を書いたのは今から二十数年前の「ぐんま童謡まつり」でした。

その後も群馬県民会館で行われた教育文化事業団主催のオペラ「みづち」プレ公演をはじめ、

音楽関係のイベントの台本は数多く担当しました。

そして、つい最近では

「若い芽のコンサート」の進行台本も…。

台本を書く時は、想像力を膨らまし、
幕間のタイミングや

出演者の出入りのQを、どんなコメントにするか等々、考えながら

出演者や曲想に合う紹介コメントを作ります。

本番では時間の都合で省いたり、予想外の変更が出てくる事も多々ありますが

台本を書くのは何のためかと言うと、
自分のためだけでなく

音響や照明スタッフとの情報共有に必要だからです。

ラジオのQシートと一緒ですね。

コンサートMCの最大の役目は時間通りに進めることです。

音響や照明スタッフと連携しスムーズに進めるためにも進行台本は必要です。

但し、自分で書いて自分でMCをやると
つい安心して、

妙な場所で噛んでしまうこともあります。(ー ー;)


なぜでしょうね…。(^^;;


清水由美







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パラサイト・ローズ

2015-01-15 07:23:25 | Diary
なんだか映画のタイトルのようですが
我が家のリビングで咲いているバラに
そう命名しました。

最初は、このblogにも
「まるでマッサンのエリーさんみたい…」
と書いたほど、可憐で健気で色合いもファジーで

とても気に入っていたのですが

あれから、数日後に変貌しました。
(~_~;)

当初、硬く閉じていたバラの中央部分が口をパッカリ開け、
中から奇妙なモノが覗き始めたのです。

まるで、その形は一見するとフキノトウのようでもあり、

蕾状のものが5、6個集まって生えている不思議な物体です。

よく見ると、薄緑色に紅い縁取りのあるツボミ?がクビを伸ばして

そのうちの一本が、日に日に勢いを増し
まもなく花弁を押しのけて
チョッキリと顔を出しそうです。

もはや、コレはバラとは言えない…


寄生植物に乗っ取られた??


買ってきた当初
「冬でも枯れないインフィニティって種類の室内バラだよ」

と毎日大切に育ててきた夫は

「エイリアンみたいだ、覗くと喰いつかれそう…」

と言って近づきません。

かくなる上は、私が責任持って育てます。(ー ー;)


今後の経過は、またご報告します。





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いつも同じ場所で

2015-01-13 19:42:10 | Diary

このところ、
お隣の軒下にあるアレを見るのが日課になってきました。

最近、中央の大穴の上に、も一つ

小穴があきまして、

そこから小スズメが覗いていることがあります。

なんとも可愛らしい姿ですが、

ちょっと心配なのは、

このまま、この巣が冬を越せるかどうか…です。

壁との接着面ももろくなっているようですし…

ある日、ポトンと落ちてしまったら…

と思うと気が気ではありません。


私にとっては、いつもの場所にアレがあることが重要なのです。



“最後の一葉”

…のように…。(~_~;)




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ラジオ効果

2015-01-12 20:58:56 | Diary
その昔、群馬は文化不毛の地と言っていた人がいました。

音楽関係者だったその人に言わせると
芸術に対する理解度が低く、音楽などにお金を投資する県民性ではない…

という主旨だったようです。

当時の私は群馬交響楽団を保有する県でありながら、それはあり得ないと思っていました。

でも、長く群馬で暮らしているうちに
文化的なイベントやコンサートなどで

集客に苦労する主催者の気持ちがよく理解できるようになりました。

2000人のホールを満杯にするには、どうすれば良いか…。

まず、メディアを使ってのPR…そこで
イベントの“目玉”をしっかり伝えておく必要があります。

ただ、「◯月△日これこれ、こういうイベントがあります。ぜひ、お越しください」

では、印象に残りません。

いかに興味を持ってもらうか…そのためには少々ミーハーでも、興味を惹きつけるキャッチコピーが必要ですね。

また、実際にイベントの出演者がメディアでインタビューに答えたり、

番組のコーナーなどにゲスト出演して、演奏するのも効果的だと思います。


随分前の事ですが、私の知人男性がTBSの朝のワイド番組に出演し、古楽の生演奏をした事がありましたが、

その時のアシスタントが、先だって亡くなった中島啓江さんで、

「イケメン」を連発して貰ったお陰なのか、その直後のコンサートでは、

バロック音楽とは、あまり縁がなさそうな女性客達で客席が埋まっていた事がありましたっけ。(^^;;


実際にイケメンかどうかは別として、
ラジオは想像力の世界ですから、
リスナーの興味を惹きつけるには最適です。


今の時代

「美しすぎる◯◯」などというミーハーなコピーを付けただけで

検索ワードが上昇する事もあります。

なので、これを利用しない手はないでしょう。


純粋にコンサートを聴きに来て貰いたい主催者にとっては、

少々不本意かも知れませんが…。(^_^;)


















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箱根駅伝

2015-01-04 08:35:56 | Diary
今年も数々のドラマが生まれましたね。

もちろん優勝した青山学院大は、素晴らしい快走を見せてくれましたが


それ以外のチームの頑張りにも心を打たれました。


特に、下位のチームや必死に走って中継点まで辿り着いたのに、タスキを繋ぐことができなかったチーム…


ほんの数秒差で間に合わなかった事を知り、泣き崩れる彼等をみながら、いつも思うのです、

( 時間は非情なものだね、あんなに頑張ったのに )


そして、


( この経験を、これからに生かしてね )

と、切に思うのです。



繋げなかったタスキが、選手たちのこれからにどれだけ影響するのか…


もしかして、トラウマになって走ることをやめてしまう?…(~_~;)



でもね、
箱根を走ったこと自体が素晴らしい経験なんだよ!

どんなに、望んだって叶えられない大学生ランナーの事を考えてみて。

だから、自信を持っていいんだよ。


でも、やっぱり自己分析は必要だね。

どうすれば良かったのか…チーム全体で振り返ってみれば、きっと次に繋がるヒントが見つかるよ。



きっと監督さんは、こんな事を選手に話しているのかしら…


いづれにしても、必死の走りに感動した箱根八里のドラマでした。


選手の皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした!


















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