安倍さんはアメリカに利用されながら アメリカを利用して 自分の思い通りにこの国を変えてゆこうとしているけれど アメリカは それを承知で 安倍さんのことは危ないと思っているようすです。小泉純一郎氏の首相時代の靖国参拝は首相になるまで一度もなかったことから 心中の思いで靖国に参拝するのではなく 日中 日韓の中を荒立てようとする思惑(アメリカの指令 小泉氏のアメリカへの忠誠)があったと推測されます。
ですから ここへきてアメリカが安倍さんの靖国参拝に不快感を示したことに一番驚いたのは安倍氏とその側近だったと思います。このアメリカの変化は日本の地位がアメリカの中で低くなり、中国の地位が高くなったこととアメリカが安倍氏について懸念をいだいていることからでしょうし そうなると いくらアメリカに重宝な安倍氏でも長期政権は望めないでしょう。アメリカはほんとうにシビアでこすっからい国です。安倍さんに太刀打ちできる相手ではありません。
安倍氏は矛盾に満ちています。目指していることは 戦前回帰 天皇中心の国家体制 のように見えますが 天皇ご自身が新しい日本国憲法についての思いを吐露されると 国営安倍放送は そのくだりをまったく放映しませんでした。つまり 安倍首相は 天皇を利用し アメリカを利用し 自分の思い描く”つよいうつくしい国”をつくろうとしているだけなのです。残念ながら そこにわたしたち国民の姿はカゲもカタチもありません。自らの妄想で国をひっぱってゆく首相 こんな恐ろしいものはありません。
南京虐殺については疑問の余地が多いにありますが 関東軍が中国国民になにをしてきたか わたしは実際に戦地に行った方に聴く機会がありました。訓練と称し 中国人捕虜を全員で突き殺す ”ひとつ” というものがあったと複数のひとから聴きました。また 中国人のカップルを襲い 男性に穴を掘らせ そのなかにクビまで埋めて その目の前で女性を輪姦したという話も聴きました。731部隊が中国人をマルタと呼び 人体実験をしたことも事実と思います。
にもかかわらず 中国政府は賠償をしなくてもいいと 日本に言ってくれました。これは韓国とはまったく違います。その中国にとって 戦犯を祀ってある靖国に日本の首相が参拝するということは 日本に戦争責任はない 正しい戦争だったと言っているのに等しい 赦しがたいことなのではないでしょうか。それを 今 敢えてすることは日本をより孤立化させることになる 国益に反する ことではないでしょうか。
今 太平洋戦史を学んでいます。如実にわかったのは 政府 陸海軍のTOPのどうしょうもない状況判断のお粗末さと戦略ミス それから ナチスヒットラーをしのぐ宣伝による国民の洗脳でした。太平洋戦争はほとんど一部のひとの利益のために行なわれた戦争です。発端は大陸でした。それを糊塗するために鬼畜米英を叫び 天皇陛下のためにお国のためにと若者や働き盛りを戦地にやり 少年たちを洗脳し50万人もの13歳から18歳までの青少年が満蒙開拓義勇兵として 通信兵として 特攻として戦った。あるものはシベリアに送られ あるものは南方で玉砕 あるものは水中特攻で海の藻屑となった。とてもつらいのは彼らは国を守り家族を守るために散ったのに 結果的に戦争を長引かせ 何十万人もの一般のひとが沖縄で 日本中の空襲でヒロシマナガサキで亡くなってしまったことです。それを犬死と知らせたくないから 美談が必要だった、靖国が必要だった 私は戦史を学んでそのように感じました。
靖国そのものが大きな矛盾です。戦地へ行った青少年ばかりでなく 中学校 女学校の生徒らは学業をすて 軍需工場 織物工場で無償で働き 空襲その他で犠牲になったもの数知れず....彼らも国を守るために戦った。けれど靖国には祀られないし 補償も一切ありません。ドイツは兵隊も民間人も区別しないで補償したが 日本政府は民間人を見捨てたのです。靖国はひとつの仕掛けです。戦争は間違っていない、250万人の死は無駄死にではない。(ゆえに戦犯も祀られている)国のために命を捧げることはうつくしいという遺族に向け 後世に向けた鎮魂と 慰撫と 洗脳の仕掛けです。(わたしは靖国へ参拝に行くよりも戦争で亡くなった方々に寄り添い 伝えられなかったこと伝えたかったことを あとからつづくひとへ語り継ぐことで 無念の死を遂げられた方々の供養とし 平和への礎にしたいと願っております。)
安倍氏は内なる矛盾に気がつかないのでしょうか? 、「国のために戦い、倒れた方々に対し、手を合わせ、尊崇の念を表し、ご冥福をお祈りするのは当然だ」といいますが 靖国参拝は愛国パフォーマンスです。アメリカに沖縄辺野古を売り、TPPで国を売り 経済特区で外資にコビを売り 日本を売り続ける安倍氏が参拝することを 戦地で自足を強いられ 国のために飢えと渇きで死んでいった英霊(2/3が餓死)が喜ぶでしょうか。
これから なにが起こると思いますか?アメリカは日中を戦わせ 漁夫の利を得ることを狙っています。また 海兵隊の戦費を抑えたいと望んでいます。いまやアメリカは自力では戦争ができないからです。そのために集団的自衛権が発動されるのですが ここでも安倍氏はそれを利用して一気に自衛隊を国軍にすることをもくろんでいます。安倍さんは時代錯誤にも 戦前と同じように中国を狙っているのでしょう。戦没者は決してそれを望まないと思います。運よく帰還したかたがたはみなさん 戦争は絶対にしてはいけないと異口同音におっしゃいますから。
今 自衛隊は国家公務員で ただで大学に行けるし さまざまな資格を見につけることができるうえに 戦争で殺される心配はありません。(但し 戦前戦中とおなじように内部でのいじめはあるようです。自殺者も多い。)しかしながら 集団的自衛権ガ発動されると アメリカの戦争に死ににゆかなければならない..... そうなれば自衛隊員になりたいひとは減るでしょうね。もちろん 安倍氏は手は打つでしょう。貧しいひと 勉学の余裕のないひと 社会保険をもたないひとたちに自衛隊加入をすすめてゆくでしょう。アメリカと同じようにね。.....それでもまかないきれなければ 自民党の誰かさんが 言ったように 徴兵制 です。男ばかりではありません。
わたしたち国民は 今とてもあぶないところにいます。安倍さんがアメリカにクビにされても 安倍さんの暴走の結果は残ってしまうのです。秘密保護法 集団的自衛権 NSC 共謀罪 ガンの報告と罰則 ひとりの親族の許可で強制入院させられること などなど これから 児童ポルノ法も狙ってくるでしょう、その前のマイナンバー ACTA NHK 民法の”自粛” 新聞のふがいなさ 政党もマスコミもすでに大政翼賛会 ......徐々にレールはひかれ 国民が身動きできない体制が 気がついたときにはもう遅い体制が着々と準備されているのです。