遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



     熊野那智大社の台風12号の被災で胸騒ぎのようなものしてなりませんでした。これから書くことは語り部のたわごとと思って聞いてください。

     熊野那智大社の祭神はもともと 瀬織津姫 でした。瀬織津姫についてはなんども書きましたが 抹殺された神です。熊野那智大社ばかりでなく 熊野三社の祭神はもともと 瀬織津姫でした。瀬織津姫は水の神 滝の神.....ですから 那智の滝をいただく熊野那智大社は姫神と因縁が深いのではないでしょうか。

     その大社が土砂に埋まった....それは容易ならざることのように思えたのです。もともと日本には 南のはしのほうと 北のほうに 先住民族 蝦夷がおりました。わたしが語る ウラ古事記は 蝦夷とヤマト朝廷の戦いのものがたりでもあります。最初に語ったのが”瀬織津姫”でした。つぎに”名草姫伝説” ”奴奈川姫” ”星の神ミカボシカガセオ” を語りました。

     ヤマト朝廷は蝦夷を討伐するための祈願所として 養老二年(七一八)、熊野から瀬織津姫神の分け御霊を熊野本宮神として 蝦夷の地唐桑[からくわ]半島(宮城県唐桑町)に上陸させたとされます。舞根には、その名も瀬織津姫神社が現在も鎮座しています。

     熊野本宮神は、この唐桑半島から、室根[むろね]山へとまつられますが、しかし、現在の室根神社の本宮神は伊弉冉[いざなみ]命とされ、瀬織津姫の神名はここにはみられません。瀬織津姫神の長い航海への付き添い人は「数百人」とされ、大規模な随行の様をみると、瀬織津姫の神威に対する朝廷サイドのただならぬ認識がよく表れているというのに.....

     詳しいことはリンク先でみていただくとして 瀬織津姫はなぜいらなくなったのか.....わたしの推測ですが 蝦夷を討伐したからではないか もともと瀬織津姫は蝦夷の神であった....朝廷は蝦夷を篭絡 慰撫しようと瀬織津姫を勧請したが 蝦夷の討伐がすんだのでいざなみ神を祭神としたのではないか.....

     調べていてもうひとつ驚いたのは 宮城のゆりあげ(宮城の民話学校でゆりあげの方の体験談を聞きました) 近くにも熊野那智神社があったことです。高舘山に祭られています。そしてグーグルマップルで調べてみたら 大津波の浸水が高舘山と室根山近くで止まっているのです。それが .....おおもとの熊野那智大社は土砂に埋もれた。瀬織津姫は水の神.....とても気になるのです。

     日本にはパワースポットがいくつもありますが 次第にその力が弱められている それも意図的に....原発関連施設が建っているところはそんなところが多い。東京を守る要所である筑波山は巨大アンテナの電磁波で もうひとつの要所高尾山はトンネルを掘ることで.....  迷信とか 科学的でないとか 思われる方もおられるでしょうが 放射線も目には見えない その見えないものに わたしたちはこんなに怯えている。もっとたいせつな見えざるものがあるのではあるまいか....

     語り部は 見えないものを語ります。ですから 見えないものを感じるちからがすこしはあるかもしれません。今 ひつようだと思うのは 地元の神社 うぶすなの神へ祈ること そして一切の感謝 ことに水への感謝とお詫びです。海も川も湧水も汚してしまった いのちの源の水を穢したことへのお詫びとこころからなる感謝です。

     → コチラ
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