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放射線物質にさらされたとき、人体内では何が起こっているかというと、活性酸素が発生します。 フリーラジカルと活性酸素は、まったく同じものだと思っている人が少なくないようです。しかし、この2つは違います。不対電子をもっている物質はすべてフリーラジカルです。そのなかには、酸素の活性の強い活性酸素もあります。
通常、活性酸素は呼吸によって体内にとりこまれた酸素から発生しますが、放射線に被曝したときも体内に活性酸素が増加します。癌治療に放射線治療をする理由は、放射線によって体内に活性酸素を増加させ、癌細胞の分解を促すという目的があるためです。
フリーラジカル、活性酸素といえば、根っからの悪者というイメージが定着していないでしょうか。しかし、フリーラジカルは、身体にとって有益な役割も担っているのです。
たとえば、身体のなかにウイルスや細菌が侵入します。それを迎え撃つのが白血球ですが、白血球がウイルスや細菌を取り込んでも、それだけではウイルスも細菌も死なないのです。そこで登場するのがフリーラジカル。白血球のなかでフリーラジカルが発生します。フリーラジカルが出てはじめて、白血球はウイルスや細菌を退治できるのです。
しかしながら、必要以上の放射線にさらされると活性酸素が大量発生し、健康な細胞まで攻撃してしまいます。これが放射能によって被爆すると体に悪影響を及ぼすメカニズムです。
抗酸化食品
ビタミン A、C,E
しかし、人間のカラダはうまくできていて、本来なら活性酸素が大量に発生しても、自らのカラダを守るために活性酸素を取り除く力(抗酸化力)を持っています。
このとき、主に2つの仕組みが体内で働いています。一つは体内にSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)に代表される活性酸素に抵抗する酵素があり、これが体内に余分にできた活性酸素を取り除いてくれるのです。「自力でサビ取りする」力だといえます。
この活性酸素に抵抗する抗酸化酵素SODという酵素が多く存在する臓器として肝臓が挙げられます。このSODが十分につくられていれば、活性酸素が増えても退治してくれるのです。しかし残念なことに、SODのパワーは40代で急激に減少し、以後は加齢とともに衰えて、自力で活性酸素と闘うことが難しくなってしまうのです。
そこで働いてくれるのが、もう一つの仕組み、食事から取り入れる活性酸素を消去する力を持った物質(これを抗酸化物質と呼びます)です。具体的にはビタミンA、C、Eなどがこの役目を果たします。
だからこそ、食事などから抗酸化物質を補い、活性酸素の発生を防ぐことで、肝臓の働きを維持する必要があるのです。
ビタミンB12
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
酸化作用のある野菜や果物などの食品・食べ物
- アントシアニン(ブルーベリー・カシス)
- ケルセチン(そば)
- ルチン(そば)
- カテキン(お茶)
- イソフラボン(大豆)
- カルコン(明日葉)
- クロロゲン酸(コーヒー豆)
- ロズマリン酸(シソ)
- ゴマリグナン(ゴマ)
- クルクミン(ウコン)
- タンニン(お茶)
- スルフォラファン(ブロッコリー)
- βカロチン(緑黄色野菜)
- リコピン(トマト)
- カプサイシン(唐辛子)
- アスタキサンチン(鮭・イクラ)
- ルテイン(ケール・ほうれん草)
- フコイダン(海藻)
- βグルカン(キノコ)
- ペクチン(リンゴ)
以上
安全な野菜が手に入らないときはサプリメント ということでしょうか。