3日前 友人が脳梗塞で倒れ ドクターヘリで運ばれたと聞いて 仰天したのだが
きのう 従弟が まさにその日 くも膜下出血で亡くなったことを知らされた。
まだ 52歳 玉置浩二に風貌の似た いろいろな意味で いい男だった。
女医さんと お互いに納得して 婚姻関係の無いパートナーとして ともに生きる
ことを選んだ。子どもも持たないという。
これで本家は絶えることとなった。
きのう 13時頃 従妹から電話をもらって 今日20時まで 連絡に奔走した。
故人の希望で葬儀なし戒名なし と聞かされたのだが 兄である従兄に 訊くと
寝耳に水 なんの相談も無く 葬儀不要と聞かされたためしもないという。
話し合って 決めて 連絡をちょうだい 親戚に連絡をするからと 伝えたのが
昨日。結果を聞いたのが今夕18:35.
遺族が決めることだから仕方がないが 朝の9:30 荼毘にふす という。
田舎から出てくるひとをどう思っているのだと 声を荒げたくなる。
従妹が懸命に駆け回ったのだろうが 入籍をしないという関係のもろさを感じた。
従妹はエホバの証人なので 実の親の葬式にも出なかった。あの世というものは
存在しないというのだ。考えたくはないが 彼女がエホバの証人でなかったら
このような仕舞い方にはならなかったのかもしれない。
わたしは父方の一族への連絡をひきうけ 生き残りの連絡先を調べ 従妹の代わり
に葬儀の案内の文面をうち 電話をかけFAXを流した。
秩父の片田舎大波見の傾きかけたボロ家から峠を越えて世間に出た三男三女は
全員が鬼籍に入り その子ども生き残ったのは 14人.... お壱の子ふたり
お仁の子三人 高志の子 三人 さくぞうの子ふたり 康二の子ひとり 11人が
すでに他界した。孫たちはというと 驚くほど少ない。すくなくとも12人はいな
いと 人口が維持できないはずだが 未婚が圧倒的に多いのだ。
父方だけでなく 母方も夫の家もおなじようなもので 本家はいずれも跡片なく
消滅する。
日本中で こんなことが起きているのではないか?
守手のいない墓地が傾きかけているのではないか?
にぎやかな声も途絶えて ひともまばらな山郷がぽつりぽつりと孤塁を守って
いるのではないか?
だれがこんなに してしまったのだろう....
3.11のあと 脳梗塞 心筋梗塞 ガン 糖尿病 認知症 の増加は予見されていた。
仕組まれたことではないのか この衰退は.... 見捨てられたのではないか われらは
静かに滅びてゆくのか 陽が昇るように国力を伸ばしていったこの国が!?
わたしはやむかたない想いをいわれないとがを従妹にぶつけた...
ねぇ あなたは信じないかもしれないけれど あの世というものは たしかに
あるのよ だからわたしたち 今を一生懸命生きる。大事なものをのちのひとに
わたしきってあの世にいく あなたも死ぬとき きっとわかる
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