遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



(基地の航空ショーのCM はいってますか? 嫌がらせ それとも応援...? 日本政府は”横田幕府” に牛耳られ 国を守る自衛隊と米軍基地はすでに一体化し不可分になっています。日本の制空権は首都圏+αが米国下にあり 首都に他国の軍隊が駐留する 先進国として例を見ない 被占領国家なのです。)

 こちら 以下抜粋

衆議院特別委員会で安保関連法案が自民党の単独で可決されました。この件に関しては、やはり疑問が2点あります。

1つは、国会で論議する前に、オバマ大統領との首脳会談で、今夏までの法案成立を約束してしまったこと。これだけ国論が分裂した問題に関しては、日本国内での合意形成が先で、それを後回しにして対外公約をしてしまうことは、立法府の軽視といわれても仕方がないし、全く順序が逆だと思います。

もう1つは、アメリカの政策決定、とくに軍事的な意志決定には、ある種の危うさがあって、現状でアメリカと安全保障上の連携を強化することは、必ずしも日本にとってプラスにならないと思われることです。

それを強く感じたのは、イラク戦争にほかなりません。9.11事件の後、ビン・ラディンらイスラム原理主義勢力と十把一絡げにサダム・フセインのイラクに戦争を仕掛けたことは、アメリカ政府は本来、水と油ほど違うイスラム原理主義とイスラム世俗主義の区別もつかないのかと、私はたいへん驚きました。

案の定、サダム・フセインのもとで、それなりの安定を保っていたイラクは無政府状態になり、中東から北アフリカまで、収拾が付かない混乱状態を招いてしまいました。

アメリカ社会にある、ある種の自己復元能力には深い敬意を抱いていますが、イラク戦争は一種の集団的ヒステリー状態の中で、冷静さを欠いた無謀で無意味な戦争だったと思っています。

中国との緊張関係を集団的自衛権を認める理由に挙げる人もいますが、今の中国は毛沢東時代の何をやらかすかわからない不気味な存在ではなく、基本的に経済原理で動く国家です。小規模な偶発的武力衝突の可能性はないとは言えませんが、互いに国家としての存亡をかけるような全面戦争は考えられません。いたずらに緊張を煽るような政策は逆効果だと思いますがいかがでしょうか。

以上

........................

アメリカ政府はそれほど愚かではなく イラク爆撃の目的は石油利権です。(ビンラディンは都合のいい手ごまで何度も生き返らせ?使いました。今はイスラム国ですね。9.11というショックドクトリンを使い うまうまと利権を手に入れました。)

アメリカは中国と同様 経済原理で動く国 もちろん そのうしろには 強大なグローバル企業群がいて TPPもそうです。国家ではなく巨大企業が 世界を動かすのです。

ビンラディンも フセインもいらなくなれば ポイです。さて 日本はまだまだ ジューシーな果実ですが 吸い尽くしたあとは ポイ かな.....安倍さんはどうかな.... 小泉さんは何を差し出したのかな....なにをいただいたのかな....

 



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⇒ こちら 以下転載

ロシア、アメリカの原爆投下を批判 「法廷で裁かれるべき」

原爆投下から70年。ロシアは、「アメリカは法廷で裁かれるべきだ!」と主張しています。

[ロシア、米の原爆投下を批判 「法廷で裁かれるべきだ」 朝日新聞デジタル 8月5日(水)23時52分配信]

ロシアのナルイシキン下院議長は5日、広島、長崎への原爆投下は国際法廷で裁かれるべきだという考えを明らかにした。ロシアでは70年を迎える原爆投下について、高官の発言や催しが続いている。(米国の残虐行為を批判すると同時に、日本を降伏させたのは原爆ではなく旧ソ連の対日参戦だったという歴史認識を強調する狙いも込められている。)

普通の日本人なら「唐突な感じ」がするでしょう。これは、なんなのでしょうか?

モスクワ国際関係大学に入学して驚いたこと

1990年、ソ連外務省付属モスクワ国際関係大学に入学した私。まず、ソ連人が「とても親日」であることに驚きました。他にもいろいろ驚いたことがあります。たとえば、大学で「原爆投下」について、「人類史上最悪の残虐行為」と教えていたこと。いまなら、すんなり受け入れられる話ですが、「自虐史観」に染まっていた当時の私には、とても「新鮮」に感じられたのです。「情報戦」という視点から考えてみましょう。そもそもソ連は、「資本家階級を打倒するために建国された国」です。そして、彼らから見るとアメリカは、「資本家階級の国」である。だから、打倒しなければならない。

第2次大戦時、米ソは、対日本、対ナチスドイツで組んでいた。しかし、戦後は、米ソ冷戦の時代になった。アメリカはソ連を「悪魔化」し、ソ連もアメリカを「悪魔化」する。「原爆投下」は、ソ連にとって格好の攻撃材料でした。

そして、徹底した反米教育の一環として、「アメリカは悪い国」の例として、「原爆投下」は使われたのです。もちろん、「原爆投下」について、「史上最悪の残虐行為」という見方は正しいでしょう。

今年 8月6日、モスクワで

広島への原爆投下から70年目の8月6日。歩いていると、近所の男性が近寄ってきて、握手を求めました。その顔があまりに深刻なので、「何事か!?」と驚きました。すると彼は、「広島への原爆投下から今日で70年なんだね。日本は大変だったね」といいました。うっすらと涙を浮かべています。

そして、彼はこんなことをいいました。「アメリカは驚くほど残虐な国だ。きっと天罰が下るに違いないよ」私はどうリアクションしたらいいかわからず、「スパシーバ(ありがとう)」といいました。この日は、近所でいろいろな人に声をかけられ、「日本は大変だったね」といわれました。

米ロ歴史情報戦の現状

ソ連時代から「原爆=史上最悪の罪」と教えられてきた人たち。そういう背景があるにしろ、下院議長の「アメリカは法廷で裁かれるべき」発言は過激です。

この盛り上がりはなんなのでしょうか?

もちろん、「クリミア併合」からつづいている米ロ対立が影響を与えていることは間違いありません。しかし、それだけではないのです。実をいうとロシアは、「アメリカによる歴史修正」に憤っている。

歴史修正とはなに?

1.ナチスドイツ戦でもっとも大きな役割を果たしたのはアメリカである。ソ連は、ほとんど何もしなかった。これが1つ。

2次大戦の犠牲者数については、諸説あります。しかし、ソ連の犠牲者は2,200~2,800万人で、「最大であった」ことを疑う人はあまりいません。

アメリカは今、「犠牲者数は多いけど、勝てたのはアメリカのおかげだよね」とプロパガンダしている。それで、ロシア人は、怒っているのです。もう1つ。

2.ソ連はナチスドイツから東欧諸国を「解放」したのではない。「解放者」ではなく、「征服者」である。ナチスドイツが追い出されソ連が入ってきたが、それで東欧の暮らしは「さらに悪くなった」

これは、ソ連から解放された東欧やバルト3国で流行りの見解です。ロシアは、「アメリカがこの見方をひろめている」と考えている。

冷戦時代アメリカ西側陣営の一員だった日本人にも、わかりやすい見方。しかし、ロシアがこれを認めると、「ソ連(=ロシアが中心)はナチスドイツ以下の存在だ」となってしまう。それで、ロシアは反発しているのです。

アメリカは、日本にそうしたように、ロシアにも「自虐史観」を浸透させようとしている。それでロシアは反発し、「おまえらこそ、ナチス以下だ! 証拠は原爆投下だ!」と主張している。

プーチン大統領の側近でもあるナルイシキン氏は5日、自身が主催した原爆問題についての専門家らによる会議で「広島、長崎への原爆投下はまだ国際法廷で裁かれていない。しかし、人道に対する罪に時効はない」と指摘した。ナルイシキン氏は昨年来、今からでも米国の原爆投下についての責任を問うべきだという発言を繰り返している。昨年12月には「来年は(ドイツによる第2次大戦の戦争犯罪を裁いた)ニュルンベルク裁判と広島・長崎への原爆投下が70年を迎える」と、原爆投下とナチスの戦争犯罪を並べて言及。 (同上)

日本がアメリカに「原爆投下を謝罪せよ!」といえば、喜ぶのは中国でしょう。しかし、ロシアがアメリカを非難するのは、「どんどんやってくれ!」と思います。

客観的にみれば、原爆投下は、「人類史上空前絶後の残虐行為」であること、間違いないのですから。

以上

....................................

ソ連は ヤルタ会談で 日本の千島と引き換えに満州攻撃をする約束をしました。 8/9 0時 日ソ不可侵条約を破り進軍 関東軍はすでに逃げ 国境に残っていたのは なにも知らさせず残っていた開拓民 それも根こそぎ動員で 成人の男がいない 女 子ども 老人たちでした。

ソ連兵は 刑務所あがりが多く  民間人の物品を奪い 殺戮し 日本女性を陵辱 それだけでなくチャーチルの”助言”で 日本人を多数拉致 ...女性もいた... シベリア開発に使役 過酷な寒さ低劣な食事で 多くが帰らぬひととなり 今も シベリアに埋められています。

ロシアが 人道にもとると アメリカを批判するなら 自らの過ちも認め 北方4島のうち 2島だけは自発的に返還してほしい。それなのにロシアは 再々首相が北方4島を訪れ 軍備を増強しようとしています。

大国は横暴です。ロシアが 島を返してくれるなら 日本国民は さすがは プーチンひきいるロシア ひたすら奪いつくすアメリカとは違うと 敬愛の想いを抱くでしょう。

アメリカ人も ロシア人も 日本人も 客観的な歴史認識をもつべきです。自虐でもなく 自らの立場をあげあげして 特別な許された位置 また100%の正義のもとで戦ったような思いあがりも棄て 本来のグローバルな目線と 自国を愛すればこその正しい視野を持ちたいものです。それはなんら 民族の誇りをそこなうものでなく むしろ その民族の高潔さが 見る人の目 心あるひとの心にあきらかになるでしょう。

 



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語り部のたわごととお聴きください。

そのむかし 天と民をつなげるのが もっとも スメラミコトの大きな役目であられました。ゆえに 夢見などで 霊能力のある方が日嗣の皇子となられました。あるいは もっと昔 祭祀をされる皇子とまつりごとをされる皇子が別に立たれたこともあったかもしれません。もちろん 祭祀王が上位でした。

祭祀をつかさどるものは尊いが 神ではありません。(少なくともこの世においでの間は)巫女が神ではないように....。では なぜ 明治時代から 神になられたのか そうしないと困るひとびとがいた...ということのようです。

また なぜ 皇太子の教育係りとして英国人がおそばにいたか....なぜ 英国と深い関係があったか あるいは スペイン....かんがえてゆくととても興味深い。

わたしは はじめて 終戦後の玉音放送を聴いたとき 子どもながら恥ずかしくなったのです。これが 神の声? それは丸山明宏さんの声を聞いたときに感じた 恥ずかしさとはすこし 異なるものでした。

先日 ある方から "昭和天皇は 祭祀を代行させることが多かった。今上天皇はとてもご熱心になさる"と聴いて 思うところがありました。

御皇室は祭祀がとても多いとお聞きしました。じつは ニギハヤヒさまも祀られている と 噂に聴きました。(なぜだと思いますか?)最たる祭祀は大嘗祭ですが 前にご紹介しましたように伯家が滅びてから そのなかでももっともたいせつな儀式 がされていないとのことです。

(昨年 その秘儀がどのようなものか と思い 長野までうけにいきました。...... なにか 違う....と感じました。本来のものが伝聞で変化してしまったのと 他の神道... 実際さまざまな流派があります....と混じってしまったようですね。)

年間の祭祀  で もっともたいせつな 新嘗祭もまた 入り江侍従のとき簡略化され 昨年から 今上天皇のご健康を考慮して簡略化されたようです。日本 だいじょうぶでしょうか。

安倍さんも 明治のおえらい方々とおなじ愚 をするおつもりのようですね。自民党の新憲法案を見ますと 国民の権利がちいさくなり 天皇のお立場が 一見 上がっている....でも それは 天皇の権威をつかい やりたいことをやろうとしているだけのように わたしには思えます。おそらく 歴史というものを勉強なさっていない、また 天皇のお役目もわかっていらっしゃらない。というか ハナから利用なさりたいだけ....天皇 皇后 皇太子様の お誕生日のお言葉には 平和が 憲法が 言及されていることが多いのです。大御心をたいせつにおもっているなら 戦争法案 など できないはずです。

 

付記

このごろ 天皇家フリークのみなさまのなかに東宮叩きをなさっている方々をお見受けしますが よくよく勉強なさってください。 東宮 秋篠宮 お血筋 霊的にどちらが 日嗣皇子としてふさわしいか 見るひとが見れば あきらかと思います。

 

 ⇒ こちら



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原爆投下前 アメリカの試算では 本土決算をした場合 米軍兵士の死傷者

65500名 (うち1/4は死亡)...16375名?

のちの惨状を見て トルーマンは良心の呵責を感じたのか

250000名 (うち1/4は死亡)..62500名 が助かったといい

娘にたいして さらに

250000名 の死者が助かったといい

ついで アメリカのメディアが

100万の死者が原爆投下で 命拾いをしたとつたえた。

4倍ゲームです。

ヒロシマはウラン型 ナガサキはプルトニウム型の原爆の実験をしたくてしょうがなかった....というのが真実。

エノラ・ゲイは イスラエル兵士の母の名前 イスラエル人が多く乗っていた。

ヒロシマ ナガサキだけではない。日本各地の空襲もジェノサイドだった。

アメリカは日本人のいのちなど なんとも思っていなかった。畳をとりよせ 日本家屋がよく燃えるよう実験した。

3/9 東京大空襲 焼夷弾のまえに油をふりそそぎ 退路を絶って 焼き殺した。

いまでも たいして 変わりはない。

日本の若者を 米軍の下請けにつかいたい 軍備を高く 売りつけたい だけである。

そのアメリカに 若者 お金 農業 医療 ささげつくして 自らの幻想をこの国の民に押し付けようとする狂気の首相がいる。

 

 



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平成7年 植樹祭で うたわれた 御歌です。

戦あらすな....とは命令形

天皇 皇后 両陛下 皇太子殿下の 非戦 反戦 憲法を守るお気持ちはほんものです。

安倍首相は 戦前回帰 天皇中心主義をビジョンに掲げているように見受けるが 両陛下の想いをどのように受け止めてのことか!?

自民 公明の 国会議員はいかに!?

神道政治連盟にかかわる 神社他宗教関係者は 再び 神道や他の宗教をを政治屋の道具とする 愚を犯すのか!?

 

このごろの美智子皇后のご不調は 日本のゆくすえ 子どもたちのゆくすえを案じられてのことではと 心痛みます。

 

神道政治連盟 国会議員 290名 ⇒ こちら



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⇒ こちら

アメリカの圧力

実は安倍政権が「集団的自衛権」の成立を急ぐ背景には、アメリカの強い圧力があったからだとの見方が次第に広まりつつある。

たとえば、米国在住のノンフィクション作家で、「ニューズウィーク日本版」のニューヨーク支局長も務めた青木冨美子氏は、8月4日、日本記者クラブで講演し、次のように述べている。

「戦後の米占領時代はGHQが日本のグランドデザインを決めていたが、今でもそのようなことが続いているかもしれない。現在論議されている新安保法制も、現在の事態に至るまでには誰かがグランドデザインしてこんな感じになっていると思う。たとえば集団的自衛権で言うと、(早期の実現へ)「憲法を変えなくてもいい」と、かつてアーミテージ(元米国務副長官)が言っていたことだ。積極的平和主義などという言葉も、(英語の)翻訳のような気がする。駐日米国大使館CIA(米中央情報局)の中に、誰かキレ者がいてやっているのかなと思う。今になって思うともっと早めに気が付いていればよかったと忸怩たる思いはある」

このように述べ、「集団的自衛権」の成立には「ジャパン・ハンドラー」のリチャード・アーミテージやCIAがかかわっている可能性を示唆している。

「第3次ナイ・アーミテージレポート」

一方、これは青木氏の憶測ではなく、ジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージなどのアメリカの「ジャパン・ハンドラー」の実質的な関与があったことが示す文書がすでに公開されている。それは、2012年夏に発表された「米日同盟:アジアに安定を定着させる」というレポートで、通称「第3次ナイ・アーミテージレポート」と呼ばれているものだ。これは、軍産複合体のシンクタンクで、「ジャパン・ハンドラー」の拠点の「戦略国際問題研究所(CSIS)」が、日米同盟の提言としてまとめたものである。

2012年夏といえば、民主党の野田政権の失速が始まっており、政権交代への期待が高まっていた時期だ。現在の安倍政権は、この年の12月の総選挙で自民党が圧勝し成立した。

「集団的自衛権」に関して、このレポートには明確に次のように書かれている。

「日本の集団的防衛の禁止に関する改変は、その矛盾をはっきりと示すことになるだろう。政策の変更は、統一した指揮ではなく、軍事的により積極的な日本を、もしくは平和憲法の改正を求めるべきである。集団的自衛の禁止は同盟の障害である。3.11は、我々2つの軍が必要な時にいかに軍事力を最大限に活用できるかを証明した。平和時、緊張、危機、及び戦争時の防衛範囲を通して完全な協力で対応することを我々の軍に許可することは責任ある権限行動であろう」

このようにこのレポートでは、「集団的自衛の禁止は同盟の障害である」と明確に述べ、憲法改正、ないしは「集団的自衛権」を早急に成立させるように求めている。

自衛隊の活動

では、「集団的自衛権」で海外派遣が可能になった自衛隊はどのような活動を展開することが要請されているのだろうか? これも明確に示されている。以下である。

ホルムズ海峡を閉鎖するというイランの言葉巧みな意思表示に対して、すぐさま日本はその地域に掃海艇を一方的に派遣すべきである。日本は、航行の自由を保証するために、米国と協力して南シナ海の監視も増やすべきである」

ホルムズ海峡の掃海艇の派遣、そして南シナ海における中国の監視活動を米軍とともに実施せよという要求である。

さらに自衛隊には広い活動範囲が求められ、以下のようにある。

「東京はイランの核開発などによってもたらされた、海賊行為に対する戦闘、ペルシャ湾の海運業の保護、シーレーンの確保や地域の平和の脅威への対処といった、多国籍の取り組みに積極的に参加すべきである」

ここでは、「海賊行為にたいする戦闘」とあり、自衛隊の任務がもはや後方支援には限定されない「戦闘行為」も含むことが示唆されている。

政府答弁と基本的に同じ

このようにこのレポートでは、「集団的自衛権」の適用地域として、特に「ホルムズ海峡の掃海艇派遣」と「南シナ海における中国の監視活動」の2つをあげている。これは、「集団的自衛権」の必要性を説明する政府の国会答弁と基本的に同一である。

これは、「集団的自衛権」成立の要請の圧力がアメリカからあり、いま日本政府はこれに基づいてい動いていることを如実に示してはいないだろうか? 「集団的自衛権」への方針変更は日本政府の単独の判断ではない。

それにしてもなぜここまで急ぐのか?

だが、このように「集団的自衛権」がアメリカの圧力の産物だとしても、なぜ安倍政権がこの成立をここまで急ぐのか説明にはならない。たっぷりと時間をかけ、憲法に違反しないように行う方法はいくらでもあったはずである。

たとえば、2004年に成立した「イラク特措法」がある。この法律は期限が決まった時限立法で、戦闘が行われていない地域に、「人道支援活動」を実施する目的で自衛隊を派遣するものであった。

もちろんこのときも議論はあったが、これが違憲であるとする議論はほとんどなく、国民的な反対運動は起こらなかった。「人道支援活動」の一環として戦闘が行われていない地域に自衛隊が派遣されたので、少なくとも建前は、憲法に禁止されている軍隊の海外派兵ではなかったからだ。これも「ジャパン・ハンドラー」などのアメリカからの要請であったことは間違いない。

もし「ホルムズ海峡の掃海艇派遣」と「南シナ海における中国の監視活動」の2つを要請されているのであれば、2003年の「イラク特措法」と同じく、期限が決まった時限立法とし、戦闘行為には一切かかわらないことを条件にした純粋な後方支援活動として、これらの地域に限定して実施する法律を成立すればよかったはずだ。そのような方法であれば、違憲となる「集団的自衛権」を持ち出す必要性はなかったはずだ。

ところが今回は、時限立法ではなく恒久法として「集団的自衛権」を成立し、世界のあらゆる地域に米軍と一緒になって自衛隊を派兵することを可能にしている。これは明白に憲法に違反している。このため多くの国民の怒りを買うことになったのである。

安倍政権はなぜあえてこのようなことを急いで行っているのだろうか? その本当の目的はなんだろうか?

「日本会議」の明確なアジェンダ

時限立法としてではなく、恒久法として憲法にからめて「集団的自衛権」を持ち出した理由は、安倍首相が現行の憲法で「集団的自衛権」を規定の事実にしてしまい、これによって、自衛隊を将来いつでも海外派兵できる「国防軍」にするきっかけにしたいという野心からではないかと見られている。

たしかに、安倍首相の個人的な野心が背景にあることは間違いないだろう。しかしながら、急ぐべき理由はこれだけではないことは、安倍政権の最大の支持母体である「日本会議」の明確なアジェンダを見ればだいたいはっきりする。

「日本会議」がどのような存在なのかは、第338回の記事に詳しく配信したので詳述はしないが、「日本会議」とは戦前をモデルにした憲法に改正し、「天皇制国家」の復権を目指す右翼的な組織が結集した一大プラットフォームのことである。

「日本会議」のサイトやその他の文書から、この組織は安倍政権こそ憲法改正を実現できる最後の機会ととらえていることが分かる。そのため、憲法改正は安倍首相の任期中になんとしてでも達成しなければならない最重要課題である。それには、2016年7月に行われる参議院選挙で自民党が3,000万票を越える得票で圧勝し、すでに自公が絶対安定多数の衆議院と合わせて憲法改正に必要な3分の2の議席を確保する。そして一気に憲法改正を実現するという計画だ。

安倍政権は、「日本会議」のこのアジェンダを念頭において動いていることは間違いない。とするなら、「集団的自衛権」の成立をことのほか急ぐ理由もこの辺にありそうだ。

憲法96条の改正

もちろん、参議院選挙で自民がたとえ圧勝したとしても、憲法改正のハードルは高い。憲法96条では、衆参両院の3分の2の賛成と、国民投票における過半数の賛成を必要とする。現在自民党は衆議院で291議席を獲得しているが、3分の2の317議席には届いていない。公明党の35議席を合わせると326議席となり3分の2に達するが、公明党が反対した場合、憲法改正の発議はできない。

そのため、憲法96条を先に改正して衆参3分の2の賛成が必要とする改革条件を緩和し、過半数の賛成があれば憲法改正を発議できるように変更することを狙っている。

いま参議院では、自民は242議席のうち115議席しか獲得していない。過半数にも届いていない。もし2016年7月の参議院選挙で自民党が圧勝して3分の2の議席数になれば、憲法96条の改正は容易に実行できる。それを実現した後、一気に憲法改正に乗り出すという意図だ。これが「日本会議」のアジェンダに沿った自民党のプランだ。

「集団的自衛権」の既成事実化と「国防軍」

そして、憲法改正をスムーズに進めるための方策として見られているのが「集団的自衛権」の早期の成立である。

もし2016年7月の参議院選挙までに「集団的自衛権」を恒久法として成立できていれば、自衛隊の海外派兵はいつでも可能となる。これは、もっぱら「専主防衛」を基本とする「自衛隊」を、先制攻撃もできる他の国と同じような「国防軍」に実質的にしてしまうことを意味する。つまり「集団的自衛権」の成立は、「国防軍」の既成事実化だと見てよい。

もちろん「集団的自衛権」には、国民の予想以上の反対があり、自民党の支持率は大きく下がっている。このままの情勢では、たとえ安倍政権が来年まで続いたとしても、来年の参議院選挙で過半数の議席を獲得できる可能性はかなり低い。ということは、「日本会議」のアジェンダにある憲法改正は困難だということになる。

他方、自民党の掲げる憲法改正の重要なポイントのひとつになっているのは、「自衛隊」の「国防軍化」である。もし自民党が来年の参議院選挙で負けたとしても、いまの時点で「集団的自衛権」を成立させておけば、これは実質的に達成したことになる。

米軍産複合体の支持と従属国家化の進展

おそらくこれが、安倍政権が「集団的自衛権」の成立を急いでいる理由であろう。

また、もともと「集団的自衛権」は米軍産複合体の日本に対する要求項目の1つである。ということは、これが成立すると、「日本会議」と安倍政権が目指す憲法改正に米軍産複合体の間接的な支持が得られる可能性が高くなる。

来年の参議院選挙までには憲法改正に乗り出す準備ができていなければならない。いま安倍政権が「集団的自衛権」の成立を急ぐのには、米軍産複合体の横槍が入らないように彼らの支持を固めておくという理由もあることだろう。

いずれにせよ、米軍産複合体の要求と支持におもねることでアメリカの従属国家化の方向は強化される。

このように見ると、「日本会議」と安倍政権が目指す「日本の独立」とは、もはや実質的に独立国とさえ言えない状況にまで対米従属を徹底的に強化しながら、米軍産複合体の保護のもと、「天皇主権」による偉大な日本という幻想に酔いしれる自由を享受したいということではないのだろうか? 少なくとも筆者にはそのように見えてしかたがない。

.........................................................

非常に正しい観点だと思います。

天皇中心をかかげ ネトウヨをだまし 自分たちの幻想国家をつくりたいだけでしょう。

天皇皇后両陛下 皇太子殿下の非戦の思いは そのおことばからして信じられると思います。

当ブログ  日本会議・神政連 関係 ⇒ こちら

        ジャパンハンドラー・アーミテージ 関係 ⇒ こちら



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人を愛そう。
一緒に分け合おう。
働こう。助け合おう。笑おう。
遊ぼう。教えあおう。習おう。
楽しく暮らそう。
愛されなくても。遊べなくても。
助けられなくても。
愛そう。守ろう。

憲法前文  14歳女子

これは2003年5月3日 朝日新聞の憲法前文の特集に寄せられた 14歳の少女の”前文”です。池田香代子さんはじめ多くの識者が書かれたなかでこの前文がことにわたしの心に沁みました。

もともとの日本国前文後半部分です。
.....

日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を
深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に 
除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、
ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに 生存する権利を
有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、
自国のことのみに専念して
他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、
この法則に従ふことは、
自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の
責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、
全力をあげて
この崇高な理想と
目的を達成することを誓ふ。


  今から62年前戦争は終わりました。井上ひさしさんの本によれば当時の日本人の平均寿命は男性が23.9歳 女性が37.5歳だったそうです。男たちは戦地で戦いましたから寿命がこんなに短かったのですね。しかし死因の2/3は餓死だったそうです。満州に開拓に行ったひとも背後からロシアがせめてきて32万人のうち8万人が亡くなったそうです。やはり死因は餓死が多かったようです。道中 おなかがすいたと泣く子の顔を手ぬぐいで隠し 川に投げ捨てるという悲惨なこともあったようです。

  ヒロシマナガサキでは多くの方々が生きながら焼かれました。沖縄では多くの民間人が亡くなりました。東京大空襲ではひとびとは火に追われ逃げ惑いました。わたしが行っているデイサービスのおばぁちゃまの話では鉛色の死体が何千体も並んでいたそうです。....それだけでなく戦争はひとを鬼畜と化し 近隣の国のひとびとをもまきこみました。

  日本国憲法はあの長い悲惨な太平洋戦争という闇ををくぐりぬけてきた日本人が手にした光であったと思うのです。アメリカから与えられた憲法というひとがいます。....けれどもこの憲法をつくるにあたっては日本人も参画しています。武器を持たないと宣言することを明言した憲法は今までどこにもありませんでした。世界を数十回焼き尽くすことのできる武器が各国に配備されているという今 日本の憲法はひとつの希望ではないでしょうか?なにがあったにしろ憲法(国のきまり)があったからこそ 日本という国は国の名のもとに直接的に他国のひとの生命を奪わずにすんだのでした。

  戦争を体験したひとたちはしだいに年をとってゆきます。今 路上で憲法を守ろうという運動をしている方々がみなお年を召していることにわたしは驚きます。実際に戦争を飢餓を抑制と専制を経験し,たいせつなひとを失くしたりその苦しみを見たひとたちはやむにやまれぬ思いで炎天下また雨のなか路上にいらっしゃるのでしょう。

  日本国憲法を変えようという動きがたかまっています。そしてそれはアメリカの意向でもあるのです。自民党は民主党(註参照)の分裂を画策するでしょう。こうしたなかで全国で憲法の前文をかたる 憲法9条を語るつどいがひらかれていることは小さな希望のあかしのように思われます。この憲法をうしなうことはおおきな希望をうしなうことになるからです。

  わたしは語り手はカナリアのようなものだとも思うのです。わたしたちの生命やしあわせをゆるがすようなことを察知して 歌声で知らせるカナリアだと.....語り手は神話を語ります。太古の語りとともに繰り返し繰り返す神話のモチーフを語ります。太平洋戦争という闇...その嵐のなかにさえあった あたりを照らすような ひとの心 光をも語ります。そしてわれらの勝ち得た希望日本国憲法を語ります。

......................
 
註2007年 8月 14日の記事です。
日本国憲法は 300万の同胞 家族 住む家を失い傷つき 敗戦国となり 絶望に茫然自失していた日本国民の希望でした。
その根幹にあるのは ひとへの 愛 基本的人権と国民主権にあるとわたしは思っています。
その精神を端的にあらわしたのが 9条です。
 
自民党 その袖をひっぱる アメリカや大企業が 奪おうとしているのは 9条 と平和だけではありません。基本的人権 国民主権.....
わたしたちの生きる権利そのものなのです。


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ただの暑さではない。

神さまの贈り物?....

仕組まれた暑さ..... 水は? 穀物は?

⇒ こちら

2015年、地球を異常な暑さが待つ。近年の傾向、特に今年の気温記録をもとにした予測である。

1880年の常態的気候観測の開始以降、異常気象の頻度は高まる一方であり、高い年平均気温が1995年、97年、98年、2005年、10年と、相次いで観測されている。

今年9月の地球平均気温は15.7度だった。これもこの135年間の最高記録である。

NASAによれば、今年は1998年以降で最も暑い一年であった。そして2015年は、一部地域が強い乾燥と前例のない暑さに見舞われる。地球人よ心せよ、といったところだ。
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