泰澄はこの御前峰に、厄除けや無病息災に霊験があるという十一面観音を祀っている。
一方、大汝峰には浄土未来の仏様である阿弥陀様を祀った。このように泰澄は、白山三所権現として、別山、御前峰、大汝峰それrぞれのご神体を神仏混淆で祀っている。
泰澄は翠ケ池のあたりで見た夢のお告げによって仏と神を結びつけるきっかけをつかんだとされている。
千蛇ケ池は今でも万年雪に覆われており、千匹の蛇が万年雪に閉じ込められたと言う伝説が残っている。
翠ケ池の全景
4月に咲く花「苧環(おだまき)」 開花時期は、 4/ 1頃~ 5/15頃。 ・花の形がかわっていておもしろい。下向き。 ・「苧(お)」という繊維を、中を空洞にして 丸く巻き付けたもの(苧玉(おだま))に 花の形が似ているところから。 ”苧(お)、玉(たま)、巻き(まき)”が 「苧環」という漢字で 「おだまき」と呼ばれるようになった。 ・色はいろいろある。よく見るのは青紫のもの。(季節の花300より )