この坂を行き来した参勤交代の一行はおよそ千人。殿様の駕籠を担ぐ駕籠かきは身の丈六尺以上の屈強な男が選ばれたという。
ここさえ過ぎれば、目的地の三田尻まで後はなだらかな道のり。
三田尻。江戸時代、長州藩の海の玄関口、そして毛利水軍の本拠地として栄えた町。
参勤交代の一行は、ここから船で江戸を目指した。大望を胸に抱いた多くの志士たちも、三田尻から各地へと旅立って行った。
最寄りの駅=JR山陰本線・萩駅、JR山陽本線・防府駅
6月より咲いていた花「栗の花」
開花時期は、 6/ 1頃~ 6/20頃。
・芳香がある。
・実(み)は、あの”針山”の栗になります
触ると痛いんですよね。
・落ちた実が石のようであることから、
小石を意味する古語「くり」から
この名になったらしい。
・「桃 栗 3年、柿8年」
実を結ぶ時期のこと。何事も、時期が
来なくてはできないというたとえ。
・フランス語では「マロン Marron」ですね。
・「行く秋や 手をひろげたる 栗のいが」
松尾芭蕉
「栗拾ひ ねんねんころり 云いながら」
小林一茶
「逗留(とうりゅう)の 窓に落つるや
栗の花」 向井去来
「月夜見(つきよみ)の 光を待ちて
帰りませ 山路は栗の いがの多きに」
良寛
(季節の花300より)