大坂峠は、海の幸が運ばれる道でもあった。讃岐からは瀬戸内の海産物が、阿波からは鳴門産のワカメが運ばれた。
また、田植えの頃になると、峠を多くの牛が越えて行った。この地方にあった「借耕牛」の習慣のためである。
江戸時代初期に、田畑が多く、労力不足だった阿波の農民が、讃岐から牛を借りて耕作したものだ。
峠にゆかりのある人物の筆頭は、源義経。一ノ谷の戦いに勝った後、元暦二年(1185年)、約百五十騎を率いて大時化の中、大坂から舟で阿波の勝浦に上陸。
平家を速やかに追撃するため、休息もとらずに夜通し進軍し、平家の拠点・讃岐の屋島を目指した。その際に通ったのが、大坂峠だったととうい話がある。
6月より咲いていた花「下野(しもつけ)」
開花時期は、 6/ 1頃~ 8/10頃。
・初秋頃に再び少しだけ咲くこともある。
・ピンクまたは白色の花が密生する。
・下野国(栃木県)で最初に発見されたことから
「下野」と名づけられた。平安時代には
シモツケの名はすでに一般的だったようだ。
・「下野草」(しもつけそう)は下野よりも大型で、
山野に生える。
・秋から冬にかけての紅葉も、目立たないけど
きれいです。 (季節の花300より)