一日一言
悪貨は良貨を駆逐する
品質の悪い貨幣が出回ると品質の良い
貨幣が市場から隠れてしまうと言う
「グレシャムの法則」から来た言葉で、
たちの悪い人間がはびこってすぐれた
人間が姿を消し、悪が栄え善が滅びる
と言うことをたとえて言う場合に用いる。
6月の果実「ザクロ」
開花時期は、 6/ 5頃~ 7/20頃。
・西南アジア原産。日本へは10~11世紀頃渡来。
・若葉は赤いのでよく目立つ(4月頃)。
なぜ若葉が赤くなるかは、
・漢名の「石榴」の音読み「せきりゅう」が
しだいに変化して「ざくろ」になったらしい。
また、おもしろい説として、原産地近くの
”ザグロブ山”の名前からきた、というのもある。
・実(み)は食べられる。
おもしろい形。不規則に裂けている。
種(たね)が多いことから、アジアでは昔から
子孫繁栄、豊穣のシンボルだった。
また、実を煎じた液でうがいをすると扁桃腺炎に
効き、陰干しした花や実を煎じて飲むと
下痢止めになる。
・実に残る”帽子状”のガクの部分は冠にも似ており
王冠をいただく果物として権威の象徴にもなった。
昔のソロモン王の宮殿の柱頭にはこのザクロが
デザインされたという。
・男性の中にいる唯一の女性のことを「紅一点」と
いうが、これは中国の王安石が石榴の林の中に
咲く花を詠んだ詩から出た言葉。
・「姫石榴(ひめざくろ)」は、花や葉っぱが小さく
花は夏から秋にかけて咲く。
(季節の花300より)