忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)
「譲る心と詫びる心⑤」
私たちも、他人を非難する前に、まず自分の心を見つめ、非難する
資格を持っているかどうかを尋ねてみないといけません。
それから非難しても遅くはないのです。先頃私たちは、長距離電話
に呼び出され、電話口で一人の女子高校生の父親からおしかりを受け
ました。その人の娘が万引きグループの中に入っていて、そのことが
発覚して教師に呼ばれて叱られたというのです。その時の教師の
叱り方が悪かったから、学園の責任者としてその教師に詫び状を書か
せろと言うのです。電話の間中、娘の不始末については一言の詫びも
なく、ひたすら教師の叱り方について非難する父親に、私は呆れて返す
言葉もありませんで、した。「相手を謝らせる」ことが、いまや流行に
なっているみたいです。自分の側にもある落ち度を認めようとはせず、
一方的に相手を責めるというのは恐ろしいことです。
歳時記
啓蟄(けいちつ」)
3月5日。および春分までの期間。
太陽黄径345度、雨水から数えて15日目頃。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも
徐々に暖かくなってきます。
春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。
旬の食材で春の訪れを味わいましょう。
※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、
最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になって
からだそうです。
======================================
3月から咲く花「三叉 (みつまた)」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。
・原産地は
中国中南部、ヒマラヤ地方。
江戸時代初期に渡来した、
とされるが、
万葉集の「さきくさ」の名で
歌われているのがミツマタである、
との説があり、
渡来時期が万葉時代以前なのか
江戸時代なのかは
確定していない模様。
・花芽は、
ちょっと不気味な、不思議な形。
・花は、蜂の巣が
ぶら下がったような形。
・枝が3本ずつ分岐する。
(不思議!)
これが名の由来♪
・樹皮には強い繊維があり、
和紙の原料になる。
しわになりにくく高級で、
また虫害にもなりにくいので、
1万円札などの紙幣や証紙など
重要な書類に使われる。
1876年(明治9年)に、
政府印刷局で三叉を原料として
紙幣を作ってから、
三叉の利用度は
非常に高くなった。
紙幣以外でも、
証書・地図用紙・コピー紙など
各種の紙とその原料として
幅広く使われている。
・「三椏」とも書く。
「椏」は”あ”とも読み、
「木の股」の意味がある。
・「赤花三叉
(あかばなみつまた)」は、
戦後、愛媛県の栽培地で
発見され、
今では黄色花とともに
よく栽培されている。
・「春されば
まず三枝(さきくさ)の
幸(さき)くあらば
後(のち)にも逢はむ
な恋(こ)ひそ
吾妹(わぎも)」
柿本人麻呂
(季節の花300より)
「譲る心と詫びる心⑤」
私たちも、他人を非難する前に、まず自分の心を見つめ、非難する
資格を持っているかどうかを尋ねてみないといけません。
それから非難しても遅くはないのです。先頃私たちは、長距離電話
に呼び出され、電話口で一人の女子高校生の父親からおしかりを受け
ました。その人の娘が万引きグループの中に入っていて、そのことが
発覚して教師に呼ばれて叱られたというのです。その時の教師の
叱り方が悪かったから、学園の責任者としてその教師に詫び状を書か
せろと言うのです。電話の間中、娘の不始末については一言の詫びも
なく、ひたすら教師の叱り方について非難する父親に、私は呆れて返す
言葉もありませんで、した。「相手を謝らせる」ことが、いまや流行に
なっているみたいです。自分の側にもある落ち度を認めようとはせず、
一方的に相手を責めるというのは恐ろしいことです。
歳時記
啓蟄(けいちつ」)
3月5日。および春分までの期間。
太陽黄径345度、雨水から数えて15日目頃。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも
徐々に暖かくなってきます。
春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。
旬の食材で春の訪れを味わいましょう。
※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、
最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になって
からだそうです。
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3月から咲く花「三叉 (みつまた)」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。
・原産地は
中国中南部、ヒマラヤ地方。
江戸時代初期に渡来した、
とされるが、
万葉集の「さきくさ」の名で
歌われているのがミツマタである、
との説があり、
渡来時期が万葉時代以前なのか
江戸時代なのかは
確定していない模様。
・花芽は、
ちょっと不気味な、不思議な形。
・花は、蜂の巣が
ぶら下がったような形。
・枝が3本ずつ分岐する。
(不思議!)
これが名の由来♪
・樹皮には強い繊維があり、
和紙の原料になる。
しわになりにくく高級で、
また虫害にもなりにくいので、
1万円札などの紙幣や証紙など
重要な書類に使われる。
1876年(明治9年)に、
政府印刷局で三叉を原料として
紙幣を作ってから、
三叉の利用度は
非常に高くなった。
紙幣以外でも、
証書・地図用紙・コピー紙など
各種の紙とその原料として
幅広く使われている。
・「三椏」とも書く。
「椏」は”あ”とも読み、
「木の股」の意味がある。
・「赤花三叉
(あかばなみつまた)」は、
戦後、愛媛県の栽培地で
発見され、
今では黄色花とともに
よく栽培されている。
・「春されば
まず三枝(さきくさ)の
幸(さき)くあらば
後(のち)にも逢はむ
な恋(こ)ひそ
吾妹(わぎも)」
柿本人麻呂
(季節の花300より)