季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「辛夷 (こぶし)」

2017-03-20 04:48:39 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「遊び①」

今の子供たちからは、三つの「間(ま)」が失われてしまっていると

言われています。空間、時間、そして仲間。

確かに、僅かの空き地にも建物が建ち、狭い路地にも車がひっきり

なしに往来して、遊びをしようにも空間が無くなっています。

学校から帰れば、塾、お稽古、宿題が待ち構えていて、子供たちには

遊びの時間がありません。そして仲間、これもテレビやパソコン、

ゲームセンターの出現で要らなくなり、更に、激しい進学競争や、

少子化の現象は、遊び友達の存在を難しくしています。

歳時記

春分の日

3月20日。および清明までの期間。

太陽黄径0度(春分点 啓蟄から数えて15日目頃。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道が

ちょうど交差したところが黄径0度。

春分とは、太陽がちょうど黄径0度(春分点)に到達した

瞬間のこと。

太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ

同じになります。

この日から夏至まで、昼がだんだん長くなり、夜が短く

なります。

ヨーロッパなどでは、春分をもって春の始まりとしています。

春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸

とします。

春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。

彼岸は日本独自の行事です。

雷が稲光り雷声が轟き始める時季でもあります。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さは

和らぎ過ごしやすい季節になります。

桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からです。


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3月から咲く花辛夷 (こぶし)」

開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。
・「北国の春」(千昌夫)の
 歌詞にでてくる。
  ♪ こぶし咲く
    あの丘 北国の
    ああ 北国の春 ♪

・昔の人は、この花の開花時期から
 農作業のタイミングを判断したり、
 花の向きから
 豊作になるか否かを占ったりした。
  (種まき桜と呼ぶ地方もある)

・つぼみが開く直前の形が
 子供のにぎりこぶしに
 似ているところから
 この名前になったらしい。
 また、辛夷の実は
 ゴツゴツしており、
 その実の具合から
 「こぶし」と命名されたのでは、
 との説もある。


・白い花で、花びらの幅は狭い。
 全開する。
 白木蓮より小さい。
 葉に先立って開花。
・花の下に小さい葉を一枚つける。

・細長い花びらが10数枚あって
 垂れ下がるさまが、
 神前に供える玉串の
 「四手」に似ている、
 「四手辛夷(しでこぶし)」や、
 ピンク色の
 「紅辛夷(べにこぶし)」
 もある。


・花のつぼみを摘み取り
 乾燥させたものを、
 同じ漢字で
 「辛夷(しんい)」といい、
 生薬(しょうやく)の一つに
 数えられる。
 風邪による頭痛や
 鼻づまりなどに効く。

・別名
 「田打桜(たうちざくら)」
   昔は、コブシが咲くと
   田植えを始めたことから。

・3月24日の誕生花(辛夷)
・花言葉は「信頼」(辛夷)



(季節の花300より)


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