忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)
「遊び④」
ところで、もっと必要なのは、実は大人が遊び心を取り戻す事なのです。
それはゴルフ、マージャン、パチンコと言った遊びをすることではなく、
心の遊び、心のゆとりを忙しさの中で作る事ともいえます。
車を安全に運転するのに、ハンドルの遊びが必要なように、人生と言う
旅路においても物質的ゆとりとともに、いや、それ以上にほほえみ、
思いやり、優しさと言った遊びが必要なのです。
このような心の遊びを持った大人が増える時、三つの「間(ま)」を失い
つつある子供たちも、きぅと幸せになる事でしょう。
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3月方咲く花「杏子(あんず)」
開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。
・中国原産で、
奈良時代に、梅とともに
中国から渡来したといわれる。
・漢名の「杏子」の唐音から
「あんず」となった、
または、
「甘酢梅(あますうめ)」
が変化して
「あんず」になったとも。
・ピンク色の花。
桜とよく似ている。
開花は桜より少しだけ早いようだ。
幹の部分は桜と同じく
横向きの線が入る。
また、「豊後梅(ぶんごうめ)」は
梅と杏の中間種らしく、
杏と豊後梅は、そっくり♪。
(名前の看板がないと
なかなか区別できません)
・実(み)は食べられる。
”アプリコット”。
すっぱくて、あまり甘くないが、
柔らかい。6月頃熟す。
外見上は桃(もも)の実と
そっくりだが、
桃よりだいぶ小さい。
・タネの中の核の部分を
「杏仁(きょうにん)」と呼び、
せきどめなどの
生薬として使われる。
桃(もも)のタネの
「桃仁(とうにん)」に
よく似ている。
また、「杏仁」は
「あんにん」とも呼び、
「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」で
おなじみ♪。
でも、杏仁豆腐は、実際には、
この杏仁とよく似ている
「アーモンド」の実を
使っていることが多いようだ。
(アーモンドエッセンス)
・長野県千曲市
(旧「更埴市」、
長野市の南)に
「あんずの里」があり、
毎年4月上旬~中旬頃
観光客で賑わう。
・シリアの国花。
・「杏一益、梨二益、
カリン百益」の
言い伝えが中国にある。
★<杏林(きょうりん)>の故事
「神仙伝」
中国古代、呉の国に
董奉(とうほう)という
仁医がいて、
貧乏人からは治療代金をとらず、
かわりに症状の軽い患者には
杏を一株、
重病者には杏を五株植えさせた。
数年にして
家のまわりに杏の林ができた。
それ以来、
「杏林」は医者の尊称となった。
(いいお話♪)
・「杏あまさうな人は
睡(ね)むさうな」
室生犀星
(季節の花300より)