季節の花「プリムラ」

名言名句（82）

「友がみなわれよりえらく見える日よ　花を買ひ来て　妻と

したしむ」『石川　啄木』

啄木の処女歌集『一握砂』が刊行されたのは、明治４３年の１

２月７日です。その年の四月、土岐哀果の三行書きの歌集が既

に出版されていましたが、啄木は、この三行書きに刺激を受け

て、『一握の砂』の全作品を三行書きで発表しました。

啄木の人間性は、才気煥発という言葉で表現できますが、それ

でも、周囲の友人のほとんどが自分よりも偉く見える日があっ

たのです。そういう日は、花を買って来て、自分の心を最も慰

めてけれる妻と、花を眺めながら自らをいとしむのである、

というのです。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

１２月から咲きだす花「プリムラ」

開花時期は、12／10 ～ 翌 5／15頃。
・よく見かけるのは花びらの大きい、
　「プリムラ・ポリアンサ」
　　　（地面の近くで花が咲く）。
　「プリムラ・ジュリアン」は
　　　　ポリアンサの品種の一つ。
　「プリムラ・オブコニカ」は
　　　　茎が高く伸びる。

・「西洋桜草
　（せいようさくらそう）」は
　野生の桜草の園芸品種で、
　プリムラの一種。
　「西洋桜草」の別名は
　「マラコイデス」、
　「乙女桜（おとめざくら）」。
　マラコイデスの名前で
　よく知られている。

・１月２２日の誕生花
　　（プリムラ・ポリアンサ）
　２月１１日、１２月１９日の
　誕生花
　　（プリムラ・オブコニカ）
・花言葉は
　「無言の愛」
　　（プリムラ・ポリアンサ）
　「青春の美しさ」
　　（プリムラ・オブコニカ）



（季節の花300より）