名言名句(109)
「フロントガラス、 霜きらめきて凝りゆくを 年逝く際にひとりみてをり」
『高橋 芳子』
年の暮れになると、過ぎ去った一年のあれこれが思い出
されます。しみじみとした思い出となる事、淡い悔恨を
呼び覚ます事、嬉しかった事、また悲しかった事など、
様々な事柄が脳裏を走馬灯のように駆け巡ります。
フロントガラスを見ていると、それら一年の出来事の
あれこれが、小さな霜の粒々となって固まっていくの
です。様々な一年の回顧を、フロントガラスに凝固して
いく霜のきらめきに託したところに、非凡なまなざしが
感じられます。それを内側から見ている暖かさと、外側
の冷気とが重なり合って、思い出のぬくみ、それに冷た
さが読者に伝わって来るのです。すべてがぬくもりのある
一年であったまらば良かったでしょう。しかし、人それ
ぞれの一年という月日は、ぬくもりばかりで象徴される
一年ではありません。反省し、悔いることのほうが多い
のです。
==============================
12月に咲いている花「柊(ひいらぎ)」
花の特徴 葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
実の特徴 実は翌年の初夏に黒く熟する。
この花について ―
その他 名の由来は、「ひいらぐ」という古語から来ている。
ズキズキするほど痛いという意味なのだそうである。
生垣に使われたり、魔よけに使われたりしている。
ただし、老木になると葉の棘は次第になくなってしまう。
樹高が高くなると、草食動物などに食べられてしまう心配が
なくなるからなのだという。
材は堅く、櫛や算盤玉に用いられる。
(みんなの花図鑑より))
「フロントガラス、 霜きらめきて凝りゆくを 年逝く際にひとりみてをり」
『高橋 芳子』
年の暮れになると、過ぎ去った一年のあれこれが思い出
されます。しみじみとした思い出となる事、淡い悔恨を
呼び覚ます事、嬉しかった事、また悲しかった事など、
様々な事柄が脳裏を走馬灯のように駆け巡ります。
フロントガラスを見ていると、それら一年の出来事の
あれこれが、小さな霜の粒々となって固まっていくの
です。様々な一年の回顧を、フロントガラスに凝固して
いく霜のきらめきに託したところに、非凡なまなざしが
感じられます。それを内側から見ている暖かさと、外側
の冷気とが重なり合って、思い出のぬくみ、それに冷た
さが読者に伝わって来るのです。すべてがぬくもりのある
一年であったまらば良かったでしょう。しかし、人それ
ぞれの一年という月日は、ぬくもりばかりで象徴される
一年ではありません。反省し、悔いることのほうが多い
のです。
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12月に咲いている花「柊(ひいらぎ)」
花の特徴 葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
実の特徴 実は翌年の初夏に黒く熟する。
この花について ―
その他 名の由来は、「ひいらぐ」という古語から来ている。
ズキズキするほど痛いという意味なのだそうである。
生垣に使われたり、魔よけに使われたりしている。
ただし、老木になると葉の棘は次第になくなってしまう。
樹高が高くなると、草食動物などに食べられてしまう心配が
なくなるからなのだという。
材は堅く、櫛や算盤玉に用いられる。
(みんなの花図鑑より))