人生日訓(729)
「黄金(こがね)の雨をあびるとも」
法句経にでる釈迦のことばである。別段、他に与えるときでも、
そんな嫌らしい気持ちは起こらないのだが、入る金があると、
何だか、嬉しいのである。楽しいのである。さてさて、釈迦が
ここで、「黄金の雨を浴びるとも諸欲にはあくことなし」とい
っていられることが、自分の身に染みてわかるのである。これ
が、そもそも人間の人間たる本性なのであろうか。しかも、手
にした金が気にかかるのである。賢人はこれを苦しみと受け取
っているが、自分たちはこれを楽しみとと感じているのは、一
体、どうしたものであろうか。いかにも、人間の貪欲、あくこ
とを知らぬ物欲、財欲に反省せしめられることである。
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7月から咲く花「青桐 (あおぎり)」
開花時期は、 7/ 5 ~ 7/15頃。 ・街路樹でよく見かける。背が高い。 幹が緑色なので見分けやすい。 生長が早く、 大きな葉が涼しい木陰をつくる。 ・樹皮が緑色で、 葉が桐に似ているので”青桐”。 きれいな幹。なめらか。 ・夏に、うす黄色の花が咲く。 (高いところにあるので ほとんど目立たない) 花は咲いたら すぐ「落ちる」ようで、 咲き終わりの時期は 木の下に立っていると 雨のように花が 「降って」くる。壮観♪ (柿の花も同じような感じですね) 花が「降った」あとはまるで 「じゅうたん」のようになる。 ・実は袋状で大きい。 中に種子がある。 袋状のところに ぶら下がるようすは、 痰切豆に似ている。 ・材は家具用となる。 ・「梧」とも書く。 ・韓国で昔、黄帝が即位した際、 青桐の上に鳳(おおとり)が 止まった、との伝説がある。 ・別名 「梧桐(ごとう)」
(花図鑑より)