人生日訓(735
「旦那ということ」
夜分の不便をこらえて、店員なり、女中さんを夜学の高等学校に
通わせてやるのが旦那であるし、これが「布施摂」である。夕方
と言うのは妙に店頭に客人が立て込むものだ。そんな時、通学し
ている勉強好きの店員に目くばせして一刻も早く通学させてやる
ような旦那であったら誰がその旦那を裏切るだろう。
歳時記
お盆
正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、夏に祖先の霊を祀る行事。
元々は旧暦の7月15日を中心としたものだったのですが、
現在は月遅れにあたる8月15日が一般的になっています。
お盆には、先祖や亡くなった人達の精霊が道に迷わず帰って来る
ことができるように、13日の夕刻に盆提灯を灯し、庭先に迎え火
として麻幹(おがら)を焚きます。
14、15日は精霊は家にとどまり、16日の夜帰って行きます。
今度は送り火を焚き、霊を送り出します。
京都の大文字焼きはご存知だと思いますが、 これは正式には
「五山の送り火」といいます。
これも、お迎えした先祖の霊をお送りする送り火です。
現在行われているお盆は、本来の盂蘭盆会(うらぼんえ)と日本
古来の五穀豊穣を祝う収穫祭、水紙祭などが合わさったものだと
考えられています。
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7月から咲く花「浜木綿 (はまゆう)」
開花時期は、 7/10 ~ 9/末頃。 ・海岸近くに植えられる。 ・浜辺に生え、白色の花を 「木綿」 (コウゾの皮から採った繊維で、 神事のとき榊につけて 垂れ下げたもの) に見立てたことから。 ・おもしろい咲きかたをする。 実の形もユニーク。 ・宮崎県の県花(浜木綿) ・別名 「浜万年青」(はまおもと)。 葉が万年青に似ているから。 ・「み熊野の 浦の浜木綿 百重(ももへ)なす 心は思(も)へど 直(ただ)に逢はぬかも」 万葉集 柿本人麻呂
(花図鑑より)
