人生日訓(741)
「わか心、本より悪しと思うこと勿れ」
道元の言葉。かくして、私共にはいつも希望がもてるのである。かりにどんな
罪悪を犯してしまっても、それは悪縁のもよおすところであって、立ち直って
行けるのである。人間そのものに悪の本性が潜んでいるのではない。巡り合わ
せが悪かったのである。だから、世間の言う通り、「罪を憎んで人を憎まず」
となってく。と言ったところで、過失の責任をみんなはたになすりつけて、自
分位は責任が無いというのではない。むしろ、そうした悪の縁に引きずり込ま
れたことを恥ずるべきである。自分の本性に傷がついたと思い過ごしをせぬこ
とである。非常に明るい、暖かい教示であると思う。
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7月から咲く花「蔓荊 (はまごう)」
開花時期は、 7/20 ~ 9/10頃。 ・海岸の砂地を這ってのびる。 ・漢字はぎょうぎょうしいが、 想像とは違って、 青紫色のきれいな花。 葉っぱを燃やして 香煙を仏にささげた「浜香」が 語源になっているらしい。 ・薬効 神経痛(入浴剤) ・薬用部位 茎葉 ・薬効 頭痛、解熱 ・薬用部位 実 ・生薬名 「蔓荊子(まんけいし)」
(花図鑑より)