人生日訓(727)
「過ぎ去った失敗を咎めぬ」
これは孔子の言葉である。さらりと注意するのはいいが、いつまで
たっても同じ失敗のことを繰り返し、繰り返し文句を言うのは何の
効果もないどころか、反発を招くだけである。勿論当人は金輪際、
同じ失敗を繰り返さぬことが大切である。
歳時記
七夕
旧暦の7月7日の夜に行われる行事。
星祭りとも呼ばれる、五節句の1つです。
中国に古くから伝わる、牽牛星(けんぎゅうせい・わし座の
アルタイル)、織女星(しょくじょせい・こと座のベガ)の
伝説に基づいた星祭りの説話と日本古来の農耕儀礼や祖霊信
仰と結びついたといわれています。
※月遅れの8月7日に行う地方もあります。
現在は7日の夜の行事になっていますが、本来は6日の夜に、
短冊をつけた笹竹を軒下に飾り、7日の朝に川に流します。
※環境に配慮し、海や川に流すのはやめ、それぞれの地域の
規則に従いましょう。お焚き上げをしてくださる神社もあり
ますので、ご近所の神社に尋ねてみてください。
願い事を短冊を書いて笹竹に吊るす風習がありますが、これ
は、竹竿に糸をかけて裁縫や習字の上達を星に祈るとかなえ
られるという、中国の乞巧奠(きつこうでん)の習わしから
きているようです。
平安貴族たちが、これをまねて、梶の葉に歌を書いたのが始まりです。
江戸幕府は七夕を五節句の一つとし、幕府の式日と定めました。
大奥では、瓜・桃・菓子などを白木の台に盛り、その四隅に
笹竹を立て、詩歌を書いた短冊や色紙を結びつけました。
それが一般の人々の風習として広まり、文筆や針仕事の上達
を願いを書くようになったようです。
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7月から咲く花「朝顔 (あさがお)」
開花時期は、 7/ 1 ~ 10/10頃。 ・中国原産。 平安時代に日本に渡来した。 ・日没してから 約10時間後に開花する。 (夏の日没が18:00頃だとすると、 翌日早朝4:00頃から咲き出す♪) ・夏から秋まで長い間咲き続ける。 ・さまざまな色で楽しませてくれる。 ・夏は全国各地で 「朝顔市」が開かれる。 東京では、台東区入谷(いりや)の 「朝顔市」が有名。 (毎年7月6、7、8日) (参考→) ほおずき市 ・園芸店などで売られている 鉢植えは、 「行灯(あんどん)づくり」 がほとんど。 (竹やプラスチック製の 輪がついた支柱に つるをからませて 花を咲かせる方法) ・「朝顔 = 朝の美女」 の意味らしい。 ・古代の中国では 朝顔は高価な薬で、 牛と取引されたほどの ものだったので 漢名の「牽牛(けんぎゅう)」 はそれにちなむ。 (牽牛子(けんごし) と呼ばれていた) 今でも漢方では 種子を下剤や利尿剤に使う。 ・「西洋朝顔」の花は ふつうの朝顔によく似ている。 葉っぱには毛がなく 葉の形も異なる。 「ヘブンリーブルー」 などの品種が有名。 ・8月4日の誕生花(朝顔) ・花言葉は 「愛情、平静」(朝顔) ・「朝顔や 釣瓶(つるべ)とられて もらひ水」 (または「朝顔に ~」) 加賀千代女(かがのちよじょ) 「朝顔や 客が好みの 立ち話」 水原秋桜子 「暁(あかつき)の 紺朝顔や 星一つ」 高浜虚子
(花図鑑より)
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