一日一言(230)
冬がなければ、
春をそんなにも気持ちよく感じない。
私たちは、
時に逆境を味わなければ、
幸福をそれほども喜ばなくなる。
シャーロック・ブロンテ(作家)
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4月に咲いている花「 オオイヌノフグリ [大犬の陰嚢]」
花の特徴 花の色は青く、紫色の筋が入っている。 正面から見ると花びらが4弁に分かれているように見えるが、後ろから見ると1つにつながった合弁花である。 花径は5ミリくらいである。 花の中央には雄しべが2本と雌しべが1本ある。
葉の特徴 葉は円形で、縁に浅い鋸歯がある。 短い葉柄がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 なお、陰嚢というのは睾丸のことである。 花の後につく実が2つ並んでいる様子を犬の陰嚢に見立てたという。この花について根元近くで枝分かれして横に広がる。
日本在来種のイヌノフグリに比べて、花も草丈も大き目なのでこの名がつけられた。 とは言え、花径は5ミリ程度のかわいい花である。 俳句では「犬ふぐり」が春の季語である。 属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。 種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。
(花図鑑より)
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