季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「立ち葵」

2013-07-11 05:27:58 | インポート

一日一言

四海波静か

四方の海が静かで落ち着いている

と言う事から転じて、国の内外が平

和である様子、天下泰平な状態をた

とええて云う場合の用いる。

★江戸時代は鎖国政策を敷いていた

せいかこの時代だけは四海波静かな

良き時代であった。


5月から咲いている花「立ち葵」

開花時期は、 5/25 ~  8/末頃。
・小アジア、または中国の原産。
・中国の唐の代以前は
  「蜀葵(しょくき)」の
  名前で名花とされた。
  日本では、
  平安時代は「唐葵」と呼ばれたが
  江戸時代に今の「立葵」になった。
・人の背丈以上になり、
  ぐんぐん伸びる。


・「葵」とはふつう、
  この「立葵」のことを指すらしい。
  「あおい」は、葉がどんどん
  太陽の方に向かうところから、
  「あうひ」(仰日)の意。 

  京都で毎年5月15日に行われる
  「葵祭り(あおいまつり)」の
  「葵」は
  この「立葵」ではなく、
  江戸徳川家の紋所として知られる、
  「双葉葵(ふたばあおい)
  のこと。


・別名
  「葵(あおい)」
  「花葵(はなあおい)」
  「梅雨葵(つゆあおい)」
  「唐葵(からあおい)」

  「ホリホック」
  「ホリーホック」
      英名。
      ”ホリーホック聖地”から
      きており、
      12世紀頃の十字軍が
      シリアからこの花を
      持ち帰ったことから。


・「梨棗(なしなつめ)
    黍(きみ)に
    粟(あは)嗣(つ)ぎ
    延(は)ふ  田葛(くず)の
    後も逢(あ)はむと
    葵(あふひ)花咲く」
      万葉集

  「くやしくぞ
    つみをかしける  あふひ草
    袖のゆるせる
    かざしならぬに」
    源氏物語 柏木
(季節の花300より) 


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季節の花「鼠黐(ねずみもち)」

2013-07-10 05:19:56 | インポート

一日一言

私恩(しおん)を売る

個人的な交際の上で恩を相手に押し付ける

という意味から、自分の地位などを利用して

人②恩恵を与え、その報恩を期待するような

場合に用いる。

★あの市会議員は、人の弱みに付け込んで、

私恩を売るような風評がある。


5月に咲いていた花「鼠黐(ねずみもち)」

開花時期は、 5/25 ~ 6/20頃。
・実が「鼠のフン」に、
 葉が「黐の木」に
 似ていることからこの名に。
 「黐の木
  → 鼠黐に似ている。
    樹皮から、小鳥や虫を
    捕る鳥黐(とりもち)を
    採取することから命名。


・開花時期
 いぼたの木 → 鼠黐 → 唐鼠黐
  (5月頃)  (6月頃)  (7月頃)

・花序(花をつけた枝)の大小
 いぼたの木 < 鼠黐 < 唐鼠黐
  (小)    (中)   (大)

・葉っぱ
 いぼたの木 - 鼠黐 - 唐鼠黐
(しわしわ) (ピカピカ) (ピカピカ) 

(季節の花300より)


 


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季節の花「ユッカリ蘭」

2013-07-09 05:28:08 | インポート

一日一言

塩が染む

塩が体に染み込んで痛むという意味

から、世間の辛さが身に染みることの

たとえとして用いる。また、つらい人生

経験を積むこと、世帯染みることのたと

えとしても用いる。

★若い二人が親の反対を押し切って新

世帯を持ち、これから塩は染むような辛

い人生を経験するだろう。

類語:潮を踏む


5月に咲いていた花「ユッカリ蘭」

開花時期は、 5/25 ~ 6/15頃。
 (二度咲き→ 9/25 ~ 11/25頃)

・春と秋に二度咲きする。
 秋の花は、9月下旬頃から 
 咲き出すものと、
 11月になってから咲き出すものに
 分かれるようだ。
 (さらにそれが年を越して
  咲きつづけるものもある)

・アメリカ大陸原産。
 1596年にイギリスに渡り、 
 日本へは明治中期に渡来。  
・葉は先端が尖り、固い。
・白い、おわんを逆さにしたような花が
 たくさん咲く。
 一つ一つの花が重いため、
 花柱が倒れてしまうこともある。
 (いくつか目撃したことあり)


・英名は「Spanish dagger」で
 ”スペインの小刀”の意味。
 剣状の葉っぱに由来する。
 中国名は「鳳尾蘭」で、
 「鳳凰」の尾のような形をした蘭、
 という意味。

・別名
 「厚葉君が代蘭」
  (あつばきみがよらん)。
  学名が「Yucca gloriosa」で
  「gloriosa」が
  「立派な、栄光ある」という意味
  があり、そこから 
  立派な和名がつけられた。

(季節の花300より)


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季節の花「金鶏菊(きんけいきく)」

2013-07-08 05:11:48 | インポート

一日一言

尸位素餐(しいそさん)

「尸」は、髪を祭る時、神霊の代わりにすえた

形代(かたしろ)のことで、その神の位に仮に

人が就いた。その形代のように高い位にいな

がら勤めを果たさず、無駄に禄を貰って、いる

と言う意味から、才能もないのに高い地位に登

って高い俸禄を貰っていること。または、その人

のたとえに用いる。「しいそざん」とも読む。

★現在の国会議員の中で二世・三世議員で世襲で

議員の職に就いた者の中には、当然尸位素餐な

人物がいる。まさに税金の無駄遣いであろう。

類語:①尸素     ②尸禄

   :③禄盗人


5月から咲いている花「金鶏菊(きんけいきく)」

開花時期は、 5/20 ~ 8/10頃。
・花のつぼみがまん丸なのが特徴的。
・美しい花の色、姿、
 大きさなどから、
 「金鶏
  (きんけい:体の黄色い鳥)」
 を想像して命名された。


・「金鶏菊」の近縁種に
 「大金鶏菊
  (おおきんけいぎく)」と
 「細葉波斯菊
  (ほそばはるしゃぎく)」
  がある。

 「金鶏菊」は、
  花の中央部まわりに
  紫色の模様があるが、
 「大金鶏菊」にはそれがない。
 また、
 「細葉波斯菊」は
 「大金鶏菊」とよく似ており、
  区別がつきにくい。
 さらに、
 「細葉波斯菊」のことを
 「金鶏菊」と呼ぶことが多く、
 ますますわかりにくく
 なっているのが実状のようだ。

 掲載写真は、
 「大金鶏菊」または
 「細葉波斯菊」の
 どちらかだと思います。
 (ページ名は広く
  「金鶏菊」にしました)


・別名
 「コレオプシス」 学名から。

(季節の花300より)


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季節の花「毒痛み (どくだみ)」

2013-07-07 04:24:45 | インポート

一日一言

思案を巡らす

思慮や分別を行き渡せるという意味で、

あれこれ考える状態を表す場合に用いる。

★今後の企画会議で議事運営について、

色々思案を巡らしている。

歳時記

七夕

七夕というと、すぐ思い出すのは牽牛と織姫の伝説ですが、

これは中国から伝わったもので、牽牛に恋した織姫が仕事

の機織をやめてしまったため、天帝の怒りにふれて、罰とし

て、天の川をはさんで引き離され、毎年7月7日の夕だけ会

うことを許された、というものです。

また日本では奈良時代の昔から、乙女が小屋にこもって神を

迎えみそぎをするという、棚機女(たなばたひめ)を信仰する祭

事があり、これらがみんな重なり合って七夕祭りの形が出来上

がったといわれています。

「七夕」は棚機、つまり機織り機(はたおりき)のことで、織姫星

の和名を棚機津姫星と呼ぶことと、7日の夕の意味を合わせて

「七夕」を「たなばた」と読むようになりました。

七夕の夜、たらいに水を張って星を映し、その星明りの中で針に

糸を通すとか、一年間使った布を笹竹につるすと、裁縫が上達す

るという風習があります。


5月に咲いていた花「毒痛み (どくだみ)」

開花時期は、 5/20 ~ 6/末頃。
・「毒」を
 「矯める(ためる=収める)」、
 即ち、毒を止める効能がある
 ところからの命名。
・葉、地下茎は漢方薬になる。
 (「どくだみ茶」
   というのがあります)

・ハート型の葉の先端に、
 十字型の白い花を咲かせる。
 道端のちょっとしたところで
 この時期よく見かける。
 雑草扱いされることもあるが、
 ほんとはきれいな花♪

・別名
 「十薬」(じゅうやく)。
   10種類の効能が
   あるところから。
(季節の花300より)


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