季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「イモカタバミ(フシネハナカタバミ) [芋片喰]」

2023-05-26 04:44:09 | 暮らし
一日一名言(254)

慎重に考えてみよう。週に八十ドルと、年に百万ドルとではーーー

どういう違いがあるのだろうあか?

『最後の一葉』はニュヨークの話だった。「わたしは、すくなくとも一週間

に一度くらいは女房を殴る亭主でないとごめんだわ」とあるから、どんな話が

始まったのかと思ううちに捧腹絶倒の結末が訪れる。『ハーレムの悲劇』も

同様だ。O・ヘンリーの作品の舞台の多くはニユーヨークだった。明記はされ

て居ないが、冒頭に引用した『賢者の贈りもの』もそうだ。

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5月に咲いている花「イモカタバミ(フシネハナカタバミ) [芋片喰]」

花の特徴 花茎の先に十数個の花が散形につく。 花弁は5枚である。 花の色は濃い紅紫色で、濃い紅色の筋が入る。 花の真ん中も濃い紅色をしている。 雄しべの葯の色は黄色い。

葉の特徴 根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。 小葉の形はハート形をしている。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、芋のような塊茎によって増えるところからきている。 別名をフシネハナカタバミという。 日本へは戦後に渡来した。 現在では、栽培されていたものが逸出して各地で野生化し、道ばたなどに生える。 ムラサキカタバミに似ているが、こちらは花の真ん中は黄緑色である。 また、雄しべの葯の色は白い。 属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。 種小名の articulata は「節目のある」という意味である。 

(花図鑑より)

         

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季節の花 「イヌビワ [犬枇杷]」

2023-05-25 04:38:22 | 暮らし
 一日一名言(253)

上様、先手組が来ましたぞ。勝って勝鬨を! /槍が勘助の

脇腹を差した   井上靖 『風林火山』

対峙するのは戦国の両雄、上杉謙信と武田信玄。つごう四度目、そして最も

激しい合戦が、夜明けからまもなくはじまった。

そして冒頭のように伝説の軍師、山本勘助も・・・・・。

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5月に実をつけている果樹「イヌビワ [犬枇杷]」

花の特徴 雌雄異株である。 花は果実状で、花は外からは見えない集合花となっている。 イチジク属に見られる花序で、隠頭花序と呼ばれている。

葉の特徴 葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。 葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は灰白色を帯びる。

実の特徴 結実期は9~12月である。 実は秋に熟すると濃い紫色になる。 このような果実はイチジク状果と呼ばれる。 植物では「犬」の文字は「食べられない」という意味でつけられるものが多いが、このイヌビワは熟すと食べられる。 食感はイチジクに似ているという。 なお、食用とする部分は果肉ではなく、花托といわれる部分である。

この花について 枝を傷つけると白い乳液がでる。

その他 和名の由来は、果実がビワに似ているが味は劣るというところからきている。 属名の Ficus はイチジクを意味するラテン語である。 種小名の erecta は「直立した」という意味である。 

(花図鑑より)

         

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季節の花「イチハツ [一初]」

2023-05-24 04:44:10 | 暮らし
一日一名言(252)

今、どうにも避けようもない禍が襲ってこようとしている。

ここでただ黙って滅ぼすわけにはゆかぬ

冒頭は『日本書紀』の国語訳。天智天皇が没したあと、その皇子、大友皇子と

皇位継承を争った「壬申の乱」(672年)に臨むときの言葉である。

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5月に咲いている花「イチハツ [一初]」

花の特徴茎先に花径10センチくらいの青紫色の花をつける。 外側の大きい花びら(外花被)には、つけ根の部分から真ん中にかけて、鶏の鶏冠のような白い襞がある。 これが仲間と区別するポイントになる。 雄しべは3本である。 花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)は3つに分かれる

葉の特徴 根際から生える葉は艶のない剣状である。 アヤメに比べると葉の横幅が広くて短い。

実の特徴 さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)

その他 アヤメの仲間の中で一番早く花をつけることから「一初」の名がついたという。 根は民間薬で鳶尾根(えんびこん)といい、吐剤や下痢とされる。 俳句では、「一八」や「鳶尾草」が夏の季語である。 属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。 種小名の tectorum は「屋根の」という意味である。魔よけとしてかやぶき屋根に植えらた。 

(花図鑑より)

        

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季節の花「イジュ [伊集]」

2023-05-23 04:35:46 | 暮らし
一日一名言(251)

今日の真理が、明日否定されるかも知れない。

私どもは、明日進むべき道をさがしだす

ご存知の通り、湯川秀樹は1949年、日本人で最初にノーベル賞を授与された

理論物理学者。対象となった中間子論の最初の発表は昭和10年だから、日本

の科学のレベルが戦前からすでに世界のトップにあったことを証明した人で

もある。

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5月に咲いている花「イジュ [伊集]」

花の特徴 枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径3~4センチのツバキに似た白い花をつける。

葉の特徴 樹皮は厚く、褐色をしている。 葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉は先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。 葉の表面には艶がある。

実の特徴 実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10月ころに5つに裂ける。

この花について 樹皮は厚く、褐色をしている。

その他 材は建築用材とされる。 樹皮にはサポニンが含まれ、魚を獲るのに使われる。 なお、小笠原諸島に分布するヒメツバキと同一とする見方もある。 種小名の liukiuensis は「琉球の」の意味。 

(花図鑑より)

       

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季節の花「アンゲロニア(サマースナップドラゴン)」

2023-05-22 04:36:36 | 暮らし
一日一名言(250)

何(ど)うしてまた、お前さんを可愛がってあげたいものは、

こんなにふしあわせなんだろうね

華麗で幻想的、そして浪漫的。芥川龍之介は「我ら手を額に加えて鏡花楼上

の慶雲を見る」とあおいだ。それが、泉鏡花である。冒頭は初期の代表作

『照葉狂言』から、切なく哀しい別れを予感させる。旅回りの女能役者、

小親(こちか)の言葉だ。

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5月に咲いている花「アンゲロニア(サマースナップドラゴン)」

花の特徴 花の色は青、紫色、白、ピンクなどのものがある。 花径は1センチくらいだが、たくさんの花がつく。 花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入る。 花はよい香りがする。

葉の特徴 葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。 葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)

この花について 花茎が次々と伸びて、こんもり茂る。

その他 英名はサマースナップドラゴン(summer snapdragon)である。 スナップドラゴンはキンギョソウのことである。 種小名の angustifolia は「細葉の」を意味する。 


(花図鑑より)
       

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