十勝岳の縦走を、上富良野町営バスを利用して試みてみようと考えました。
何も見えません😭
上富良野町営バス、三段山や富良野岳に登る時、よく会うマイクロバスの存在。
これ利用すれば縦走ができるのでは?と考えたのは、昨年秋。
三段山のミニ縦走できそう!と思った時からです。
8月上旬のこの時期、目当てのお花たちも終わりに近づき、紅葉には早いし、暑いし、どこに行きたいって思いつかない季節。
そうだ!バスを利用して縦走しちゃおう、って面白いアイデアが頭に浮かぶ。
十勝岳温泉から十勝岳は2度登っているし、望岳台からは結構登っている。
あとは、避難小屋から白銀荘までの道は一度だけ。
大まかな時間を計算し、朝6時20分、十勝岳温泉から出発です。
山の上は雲に隠れて、なんだかモチベーションが上がりません。
ミヤマホツツジがたくさん咲いていて、嬉しくなる。
クルンクルン。
ナナカマドの実が赤くなって来ていて、秋も近いと感じます。
富良野岳方面は晴れていて、行き先変えちゃおうかな〜と考え始める😅
どうしようかな〜と思っているうちに、富良野岳と上ホロカメットク山の分岐に到着。
散々迷うが、当初決めた十勝岳方向(上ホロカメットク山)に進みました。
ここで熊の目撃情報があったんだよなぁ〜最近。
笹が深いところではドキドキ。
歌を歌いながら進むけれど、思った以上に花があり、嬉しかったです。
ミヤマアキノキリンソウ
ヨツバシオガマ
マルバシモツケ
エゾウサギギク
イワギキョウ
ヨツバシオガマ。
チングルマの綿毛もかわいい!
振り返ると三峰山がくっきり、いい感じ。
富良野岳も見えて来た!
上富良野岳から逆回りで一周しようかな〜とも、考えるようになりました。
急登の階段に入り、一気に高度を稼ぎます。
コモチミミコウモリも綺麗に咲いていました。
化け物岩が見える、お気に入りのテラス。
十勝岳方面、雲が掛かっています。
八手岩の向こうも雲かぁ。
とりあえず、上富良野岳まで行きますか〜。
終始迷って、モチベーション上がらず、タラタラと登る。
前後には誰一人いなくてちょっと寂しい😞
上富良野岳、到着。
何も見えません😭
直ぐそばの上ホロカメットク山さえ見えません。
少し休憩して、さぁ引き返しますか、と思った時、上ホロカメットク山の雲がさーっと引けて見えるようになった☀️
では、上ホロカメットク山まで行きますか。
でも歩いているうちにまた霧。
お花畑も見たし、引き返そうかな。
と思っているうちに山頂に。
何も見えません😭
でも、、、
登山道が見えない位の霧ではなく、時々晴れるから行けるんじゃない?と思い始め、一気に気分が上がる。
霧の中から声が聞こえる。
カミホロ避難小屋、改装工事中で、作業員が働いているようです。
下りが急で気をつけないと、なんですが、下の方が見えて来たのでモチベーションが上がります。
さあ行きまっせ、十勝岳。
振り返ると上ホロカメットク山、カッコいい。
道端のイワブクロ。
稜線が雲の中〜。
アップダウンを切り返し、長い長い道を歩きます。
十勝岳山頂付近が見えて来た〜。
頑張れ〜。
そしてついに到着!
何も見えない十勝岳〜!
百名山なのに、山頂には私含めて3人と言う静けさ。
途中から1人になりました😅
午前6時20分からちょうど4時間。
もう少し早く着けるかと思ったけれど、タラタラ歩いた前半の歩きが響いたなぁ。
休憩時間20分と決め、カップ麺、パン半分を食べて下山開始。
10時40分。
バスの時間は13時21分。
2時間40分しかない!
2時間40分しかない!
スピードアップで行こう!
下山を始めた直後から景色は見える、少し霞んでいるけれど…
良い感じ良い感じ〜。
ずる〜っと滑る。いてててて。
いゃ〜迫力の景色だなぁ、やっぱり。
すり鉢火口まで下りて振り返ると、ドーンと十勝岳が見えます!
美瑛岳は後光が差しているみたい‼️
さぁ時間が無い時間が無い。
焦ると、足挫く😭
とりあえず避難小屋まで頑張ろう。
エゾノオヤマノリンドウ、紫色がくっきりですね。
やっと避難小屋が見えて来ました!
12時10分。
あと1時間10分。
YAMAPで時間予想すると、55分となっている。
やっぱりギリギリだな。
水分補給して、直ぐ出発。
この道は、冬にスノーシューで来たのと、望岳台から九条武子碑まで来たのと、秋に紅葉を見に白銀荘から来たのと、3回くらいしか歩いていない。
ここまで来たら後どれくらいとか、なかなか計算ができない。
そんな道は長く感じます😅。
九条武子碑を通過、ハイマツを潜って行く道は面白いけど、ゆっくり味わう余裕が無い😭
そして富良野川だ。
水量はまぁまぁあるけれど、渡渉は問題無いみたい。
そして、見慣れた観測小屋を見つけ、ホッとする。
間もなく、白銀荘のキャンプ場に到着です。
到着時間 13時10分。
トイレくらいは寄れるよね。
バス停にザックを置き、トイレに駆け込み、出てくるとバスが来ました。
わおーほんとギリギリだわ〜。
そして、十勝岳温泉駐車場に無事到着。
感無量です。1人でも縦走ができた〜〜。
こう言う経験は誰かに伝えたいよね〜。
縦走は登りと下りで違うコースだから、ピストンの登山の2倍楽しめるよね。
いつものペースだったら、7時間は掛かっただろうなと思います。
無謀な挑戦?いやいや楽しみがまた増えました。
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