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やっと観ました。
仲良しの兄弟の奥底にある心理ってどんなものだろう。
兄は家業を継ぎ、弟は自由奔放に生きている。
お互いに持っている尊敬する気持ちと嫉妬する気持ち。
今まで語られなかった本当の想いを知るって、どんな感じ?
自分に置き換えて考えてみると、親の薦めで若くして結婚した姉。
結婚もせず、自由気ままに生きている妹。
だけど姉を尊敬してるし、大好きだし、才能もあると思うし、かなわないと思う。
それなのに、子供の頃はそんな姉を傷つける事もあった。
姉はどう思っているのだろう。
もし、この映画の兄のように嫉妬する気持ちがあったとしたら、(というか、その気持ちを面と向かってぶつけられたら)どんなに戸惑うだろう。
弟は私だ。
多くを語らなくても感じる「ゆれる心」。
オダギリジョーと香川照之の魂こもった演技が、深く心に染みこんで行く。
ミツガシワの花が、二人の「兄弟」としての絆に感じられた。
おそらく、観た人がみんな違う感想を持つに違いないと思った映画であった。