二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ハリーポッターシリーズ、WOWWOWにて一挙放送~脳みそ棚卸し中~

2019-09-29 19:26:51 | その他映画
崖っぷちの上で、風に吹かれてさぼり中。
「この星では、仕事をしないと、さぼれない。」
いや、宇宙人ジョーンズ、そんなことないよ。朝からずっとサボりっぱなしの奴だって、ここにいるさ。(そろそろ鳥の糞浴びて、罰当たりそうだ。)

サボりついでに「ハリーポッター」シリーズがWOWWOWで放映しているのを観るとも無しに見続けている。(初見)
おれ、人の好き嫌いあんまりないはずなのに、初めて本を読んだときから、ハリーあんまり好きじゃないんだけど、何でなのかなぁ。
と、ハリーポッター観る度に後ろめたく感じる。おいらの闇?なのかも。


そうこうしているうちに、「そういや、ニューヨークの国連本部で行った演説が大きな反響を呼んでいるグレタ・トゥーンベリさんって、ジャンヌ・ダルクを思い起こさせるよなぁ」と、ようやく世の中のことの一つに思い至り、何が引っかかってるんだろうともやもやしながら検索かけたら、とっくに茂木健一郎氏が言語化してました。

ジャンヌ・ダルクの事績と、グレタ・トゥーンベリさんのカリスマ性

茂木先生、すごいな。おいらがもやもやしてたこと、ちゃんと言葉で説明してくれはる。

おいらがグレタさんに感じたことは、茂木先生の説明にも似てるんだけど、それだけではなくて、以前、マララさんが世界の前に敢然と立って、発信したときに感じたことに似ている。

「公の場に姿を現すことによって失うもの、そのリスクを顧みないほどの強い義憤に支えられた覚悟」に、目が眩むほど圧倒される、というか。突きつけられる、というか。

ちなみに、ジャンヌ・ダルクに意識がいったのは、最近読んでる「たられば」さんという編集者さんのtwitterから触発されたから。
おいらはゲームをしないけど、彼がプレイしているゲームキャラらしきジャンヌ・ダルクに関連して、史料によるジャンヌのことについて言及があった。以上、ちょっと横道。


「目を背けてはいけないこと」は世界中にたくさんあって、その中には、近所にも足下にも転がっている恐ろしい事柄も含まれている。それこそマンガ「ミステリと言う勿れ」が、暗示しているように。バスを乗り違えただけで、病院の裏手に行ってみただけで、新幹線で背もたれを目一杯倒しただけで、、、そのことは、僕らの前に立ち上がる。


知らないふりして、自分の日常を守ろうとしている「幸せ」な人は、彼女らの告発に、少なからず動揺する。自らの「平和」を乱されるから、、、なのだろうか。


ああ、いかん。日曜日の夕方に考えることじゃねーな。このことは、また改めて。
ずっと目を閉じてるつもりはないけど、明日は全力で守らなくちゃいけないものがあるんだ。
皆さんも、どうぞ、よい夢を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホビット3~決戦のゆくえ~を観た!

2015-01-04 23:55:30 | その他映画
先日、「ホビット3」をやっと見に行きました。
前売り券は、「ホビット2」を観たときに買ってたんだけどね(笑)

なぜこれが笑い話かというと、購入時点で「公開時期未定」だったという・・・でも、あれ(2014年3月)から1年たたずに公開したんだからすごいな。(今回、見に行こうとしたら、前売り券どこにやったかわからなくなって、涙目で探しました・・・見つかってよかった・・・)


「ホビット」3部作を見終えて、全体を通しての感想はまだまとまらないんだが、(ちなみにおいらは、「指輪物語」は未読・未視聴です)今回の「決戦のゆくえ」の感想を、忘れないうちに書き留めておこうと思う。(故に、以下、ネタバレあります。お気をつけください。)


描かれた世界に色々と感じ、思うことはあるわけだが、一番印象深いのは、トーリン(Thorin)が竜の呪いというか竜の病にかかって、財宝に心奪われ、金の亡者みたいになった時、彼が自力で自分自身を取り戻した場面だ。

それまで延々続いた絶望的な状況(誰に何を言われても通じない)から、彼は、自分で己の病に気づき、全力で引き返してきた。あの場面。

何というかなぁ、現実に最も起きそうもないことが具現化されて、圧倒されながら、しみじみとカタルシスを感じました。

実際には、あの病にとらわれてしまった者が、自力で引き返した例はあまり聞かないのだが。
そして、竜の病だけでなく、他の精神的な病もまた、自力で引き返す難しさを感じることが多いのだが。

あの場面を観て、「ああ、だからこそトーリン・オーケンシールドは勇者なのだ!」と感動した。
もしも、自分が病んだときに、こんな風に自力で引き返せたら。
そんな風に願った。(その難しさも果てしないぐらい強く感じつつ。)

あの場面はトーリンが最大に輝いたとき。あれがあったから、トーリンの最期を見て、悲しいだけではなく、誇り高い勇者の生を讃える気持ちでいられたと思う。凄い演出だったなぁ。

その他の場面でも、あれだけ戦いが凄惨だった割には、登場人物の心情に思いを馳せるための手がかりがあちこちにあり、その意味では、陰影に富んでいたと思います。(そして、竜の襲撃場面や戦闘場面では「感受性のスイッチ」をオフにしたおいら・・・多くの犠牲者、倒れている人やエルフや悪役たちを思い出すだけでも病みそうなので、感情移入は断念しました。)

そんなおいらにも、ドワーフ族の背中からエルフ族の戦士たちが飛翔するかのように現れた場面は、感無量でした。あの場面、本当に美しかったよ!(その後、その分やりきれん気持ちになるのだが・・・)

そして、ガラドリエル様の迫力に、腰が抜けるほど仰天したのは、正直な気持ちです。。。(神々しいんだけど、一瞬、ネクロマンサーより怖かった・・・でも、おいらはガラドリエル様大好き派です。)
おいらが大好きな「茶のラダガスト」も、かっこよかった!(ある意味理想的なポジション(笑))

ああ、よかったなぁ。ホビット3。

そして最後に、パンフレットを買って改めてしみじみと「ビルボ・バギンズ、吉岡秀隆と似てる・・・」と感嘆。たたずまいというか、雰囲気、造形がね。ホント似てるんだ。マーティン・フリーマンと吉岡が似ているかというと・・・やっぱり似てるのかもしれない(爆)。(←前から、何度も言ってることだが。)

日本では、歴史的に剣と魔法物は無理ですが(無理にやろうとするとえらいことになるという予感がする)、それ以外にも演劇的にはいろんな可能性があると思うので、吉岡氏の独特な存在感を、今後も楽しみにしたいと思っています。流星ワゴンまで、あと2週間!

では、また。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアース・ブロスナン、スパイに復帰!(しかも田中秀幸の声が予告で聴ける!)

2014-10-11 21:32:15 | その他映画
ピアース・ブロスナンが、『007/ダイ・アナザー・デイ』以来約12年ぶりに本格スパイアクションに挑んだ映画『スパイ・レジェンド』の予告編が公開されたらしい。

詳しくは、以下のリンク先に。

ピアース・ブロスナン、スパイに復帰!相変わらずの華麗なアクションを披露!!(シネマ・トゥデイ)


しかも、予告編のナレーションは、『007』シリーズのピアースのテレビ放送版吹き替えを務めていた田中秀幸が担当している!(っても一言だけど(^-^;)その一言がいいんだよな!すっげーかっこいい!)


おいら、007のピアース・ブロスナンが大好きで、吹き替えしていた田中秀幸の大ファンである。
(田中秀幸が当ててたから、ピアーズがかっこよく見えた、っつーのもあるので、どっちのファンかというと、田中秀幸の方かもしれない。)

最近、キャプテンアメリカの映画でロバート・レッドフォードを当ててたらしいし、今回の「スパイ・レジェンド」でも吹き替えてくれたら、吹き替えの映画見に行っちゃうぜ!(いつもは字幕派)

ぼくらの日常には、ヒーローが必要だ。ぼくのヒーローは、田中秀幸の声なんだ。

ああ、楽しみだ。1月末まで生き延びよう。

そして願わくば、田中秀幸と同じくらいおいらにとってのヒーロー(というか、尊敬する人物)である、吉岡秀隆が、近いうちに映画かテレビに出てくれますように。


崖っぷちで待ってる。頼むぜ。

では、また。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さいおうち 前売り券発売中!

2013-10-27 11:28:48 | その他映画
だそうっす。知らんかった。関係者向け試写会もすでに行われたそうだ。世の中動いてます。


今も、「小さいおうち」の原作を読んだときの、何とも言えないゆったりとした読後感を、時々思い出す。
それは喪失感だったり、充実感だったり、、、混乱して錯綜しているのだが、悲しくて、少し満足して、ああ、うまく言えないな。

タキちゃんが、あの時代の人だから、奥様もあの時代の人だから、この物語は、こんなに優しく美しく、ほわっと光るような輝きを持っているのだと思う。

全てを白日の下にさらす、今日の解剖学的な視点ではなく、本人達も意識せず、言語化して定義づけることもせず、慎ましく胸の内に、あえて問い直さずにしまっておいた、そんな気持ち。

その密やかさが、この物語の一番好きなところだ。

おいらは勝手に、この物語には、3つ以上の恋が描かれていると思う。(以上、と書いたのは、時子さんに向けた睦子さんの気持ちなども、一風変わった、淡泊な「だんな様」なりの「奥様」の愛し方も、淡くはあるがしっかりと描かれていたと思うから。)

1 時子さんと板倉さんの、お互いを恋う気持ち。
2 時子さんへのタキちゃんの思慕と、時子さんのタキちゃんへの愛情。
3 板倉さんへのタキちゃんの思慕と、板倉さんの、時子さんとタキちゃんの関係性への思慕。

板倉さんは、タキちゃんを恋愛対象としては見ていなかったかもしれないけれど、タキちゃんと時子さんの姉妹のような関係性に、あこがれを抱いていたようだ。
そして、物語中では明示されていないが、タキちゃんは、心のどこかで、板倉さんを思う気持ちがあったと思うんだよな。
だからこそ、あの未開封の手紙のことが、色々想像されるわけで・・・(でも、奥様を出し抜こう、とか、シットしたり、という感情は、タキちゃんにはなかったと思う。むしろ、好きな人同士が困ったことをしでかすので、ほとほと頭を痛めていたというか、そんな純粋な思いだったようにも見える。)

「小さいおうち」公開の頃には、おいらも崖っぷちから普通の生活に戻っていますように・・・

んでは。また。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深海誠監督作品「言の葉の庭」今週金曜日公開!美しい新緑の季節に全国ロードショー!

2013-05-27 22:52:48 | その他映画
iTunes Storeのトップページ、ふと、心惹かれる絵とタイトルがあった。

「言の葉の庭」

小さな画面から溢れそうなくらい光り輝いている、美しい緑。

思わず、吸い込まれるような・・・気がつくと、クリックしていた。

「深海誠作品 2013年公開」・・・今年?!深海監督の新作?!
「5月31日新緑の季節ロードショー」・・・今週じゃん?!

慌ててウェブを確認すると、深海監督のウェブサイトは移転していた。(おいらのとこにリンク張ってあるんだけど、そこは古い奴。でも、そこから現在のウェブサイトに飛べます。)新しい、今の監督のサイトを発見して、ほっとする。

Other Voices(新しい方)
http://shinkaimakoto.jp/

さて、この作品。
全国展開とはいえ、地域と劇場数は限定的(涙)なのだが、同時にブルーレイやDVD、iTunes Storeでのダウンロード販売も開始されるらしい。(おいらが見つけたのは、これだった。)

すごいです。うわぁ、って思うくらい。きれいだ。

主人公は、シンデレラシューズの二代目です(笑)・・・というのは違いますが、靴作りに青春を賭ける高校生。深海監督、すげぇ。靴職人ってとこが、最高にツボ。
おいらも、靴大好きだ。今、最もあこがれるのは靴職人です。(シンデレラシューズに弟子入りしたい・・・というか、靴修理屋さんの工房の前通ると、目が離せなくなる。)

うわぁ、うわぁ、と思いながら、この記事を書いています。

すごく、きれいな絵。きれいな雨。きれいな音。軽やかな動き。
透明な雨が、風に運ばれて、切れて、そよぐ様。なんて映像だ。

心が洗われる、雨と緑と光。そして金麦(笑)。
おいらは「金麦」飲まへんけど、確かにあの缶きれいだと思う。(今のおいらの定番は、ALL-FREEっすけどね(爆))

深海監督、ありがとう。おいら、あなたの世界をずっと追いかけてくよ。
本当に、今まで、ぼけっとしていた。

久しぶりに、空を見上げたくなる、そんな夜。
神様、こんな嬉しい驚きを、ありがとう。

崖っぷちで小躍りしてる、おいらの脳天気を、お許しください。
(現実は、悶々とすることばかりで、どうもいけねぇっす。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浦沢直樹「MONSTER」実写映像化はHBOが!脚本はデル・トロとスティーブン・トンプソン!

2013-05-26 19:32:12 | その他映画
どうも。生きてます。ちょっとデロデロに崩れて腐ってます・・・(やる気が、ね・・・)
崖っぷち、落ちそう。落ちちゃ、だめ、、、な状況です。


久しぶりにネットで、タイトルのニュース(でもないか、一ヶ月前の記事だ)を見つけて驚いた。

浦沢直樹のモンスターが、アメリカでとうとう実写化に向けて動き出したらしい。パイロット版の制作に入っているというニュースがあった。ギジェルモ・デル・トロが監督、HBO(アメリカのケーブルTV放送会社、最近ではパレーズ・エンド等もBBCから買い取ってアメリカで放映した)が扱うとのことだ。

アメリカで実写映像化、というのは、結構前に噂になっていて、ずっと前に聴いた覚えがある。だが、今回の驚きは、デル・トロ氏の共同執筆者が「シャーロック」の脚本も手がけたスティーブン・トンプソンだということ。

なんだか、急に、興味がわいてきたから困ります(笑)。

モンスターについては、おいら、原作の連載時からのファンで、しつこく今でもこの作品に愛着を感じるのですが、アニメ版が外国でもあちこちで?放映されてたらしいと(詳細は知らないが)そのことを知ったときは、へぇ、と思ったものでした。

おいらのヒーローは、天馬はもちろんですが、グリマーさんとルンゲ警部。
天馬のイメージは、アニメ版の声が合っていると思いますが、実写となると、なぜか吉岡秀隆氏が浮かんでしまう(苦笑)ドイツ語を使いこなす吉岡氏、というのは想像してもすごくシュールですが、長髪のイメージとか、思い悩みながら、だんだんと覚悟を持ってヨハンに立ち向かっていく姿とか、行く先々で周囲の人から助けられる人柄の良さ、とか、すごく好きで、吉岡秀隆の演技で見たかったなぁ。
昔々、NTTの企業CMで、吉岡氏は、大学院生の役柄で、ドイツ(かどうかは不明だが欧州に)留学してるイメージの連続CMがあったように記憶している。あのときの相手役(恋人未満の後輩)は、松たか子嬢。
あのときのモノクロのイメージ、とてもよかったんだ。吉岡秀隆、ヨーロッパ似合うじゃん、と思ったものだった。

でも、アメリカで制作・放映するなら、まず天馬はタフガイになってしまうと思われるため、吉岡=天馬は難しいだろうなぁ(つか、言葉の問題が・・・)おいらは、すごくイメージに合うと思うんだけどね。

そのほかの登場人物も、アメリカ人をあまり連想しないんだけど、どうなるんだろう。
ついでに言うなら、アニメ版グリマーさん役の田中秀幸氏は、感動的な名演技だった。聴いたときは、生きててよかった、とすら思ったなぁ。グリマーさんのあの演技が、字幕付きで海外の多くの人に聴かれていた、と考えただけでも、感動したものだ。

アメリカ映画となれば、そもそも、ドイツじゃなくて、舞台はアメリカになるのかな。でも、あの話はドイツだよなぁ。どうするんだろう。もしかしてDrテンマ、アメリカ人になっちゃうか?それにしても、トンプソンさんだよ。どんな描き方してくれるんだろう。

デル・トロ氏のイメージを「ホビット」の(色々あったけど最終的には)脚本家、とするなら、結構好きな雰囲気を持ってる方なので、楽しみです。いや、半分、怖いけどね。モンスターをどう料理されるのか。

ソース
Guillermo Del Toro Is Hatching A ‘Monster’ Of A Series At HBO
http://www.deadline.com/2013/04/guillermo-del-toro-is-hatching-a-monster-of-a-series-at-hbo/

ソースを引用した他の記事
Guillermo del Toro Brings Monster to HBO
http://www.comingsoon.net/news/tvnews.php?id=103390

日本語のソース引用記事
http://blog.livedoor.jp/news_rumor/archives/6473694.html

というわけで、今ごろ、周回遅れで騒いでいるのんきなおいらを、お許しください。

そうそう。

「ブッダ2」(終わりなき旅)の制作発表もあったみたいで、何よりです。
公式ウェブサイト見に行ったら、シッダールタの顔が、吉岡氏を彷彿とさせる青年の顔になってました^-^
シッダールタ、楽しみです。
(でも、白状すると、原作(漫画)読んでると、シッダールタは、どうしても田中秀幸氏の声で再生されちゃうんだよ(苦笑)。そういう意味では、吉岡シッダールタの繊細さと、田中秀幸の繊細さ、って似てるのかも。)

さぼってないで、日常にもどります。がんばれ、おいら。人間にもどれ。

色々あるけど、どうか、みんな、よいことがたくさんありますように。
じゃね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書の醍醐味(ぼくらが本を読む理由)~ホビットと「裏切りのサーカス」考

2012-12-23 14:34:49 | その他映画
崖っぷちの(勝手な)小休止。

映画「The HOBBIT, An Unexpected Journey」を見ました。人生初3D。人生初3D眼鏡(笑)。

「3Dは後方座席で見ろ」というアドバイス?をいつか誰かにもらった気がしたのですが,見事に忘れて前方席。しかし,悪くはなかったです。FならOK。おいら的には,ね。(注:感想には個人差があります(笑))

最高でした。3Dの特徴をすごくよく使っていて,ああ,これは3Dで見る価値あるなぁ,と思った。
何しろ,舞台が「懐かしい世界」ですからね。
今時の中年は,日本の秘境?の風景はちゃんと記憶にある。西洋のファンタジー世界の情景は,その昔情熱の赴くままに駆使した想像力によって,疑似記憶の中にある。「うぁ,懐かしい理想郷だ!」と思える(図々しい)自分の感性に乾杯したくなりました。

ニュージーランドで撮影したというその美しい世界は(CGもふんだんに盛り込まれているとは思いますが)一見,いや何度でもじっくり見る価値あり。見ましょう。皆さん。特に若い人たち。日本も昔はこんなだったんだぜ(うそつけ(爆))。

おいらは「指輪物語」読んでません。映画も見てません。なので,「ホビットは居心地のいい穴が好き」ってことぐらいしか知りません(おいらの本質的な嗜好もそんなとこです)。映画はそのとおりでした。そして,(3部作なのは聞いていたけど)一本3時間の超大作だなんて知らないまま,まるでビルボ・バギンズのようにびっくり眼で最初から最後まで映画の世界に浸っていました。

この情報にあふれる世の中で,おいらは何のネタバレにも遭遇せず,純粋に「ホビット」の映画を楽しむことができました。何という幸運だろう。

10代の頃から,何度となくあった「指輪物語」との出会いの機会を,その都度注意深く断っておいて,本当によかった。
かつてファンタジーを手当たり次第に読むほど好き(ただし,なぜか「指輪」と「ナルニア」抜き)だった子どもは,すっかりくたびれた大人になって,やっとトールキンに拝謁する時を得ました。すっかり遅くなったにもかかわらず,最高のおもてなしを受けた気分。トールキン様,神様ありがとう。

映画は3部作ということ。トールキンの「指輪物語」の前の話であること。元々はイギリス児童文学に分類される原作であること。

おいらが知ってたのはこれだけです。それでも最高に楽しめました。だから,誰でもこの映画は楽しめると思います。ただし,トイレ近いやつは,座る前にちゃんと行っとけ。中座するともったいないぞ。


見終わった後勢いで買った(ご祝儀の代わり)パンフレットの表紙と内装が,すごく「児童文学」ぽくて気に入りました。ただし,その表紙は思い切り「あるネタバレ」をしているように感じましたし,豆粒のような大きさでぎっしり書かれている文字情報は,子ども向けと言うには相当詳細でいささかマニアックなくらいで,おいらは,今後「ホビット」の第2作以降を楽しむために,時々目を細めて,意識的に読み飛ばす必要を感じたくらいです。あぶねー。

落ち着いたらまた感想書きますが,とにかく「ホビット」よかった。

まず俳優陣最高。
マーティン・フリーマンは最高のビルボ・バギンズでした。だって,ホビットに見えるんだ。たたずまいがホビット。すごい。そして,彼の目と心に自分のそれらを預けて旅をすることの楽しさときたら!ああ,いい主人公だなぁ。そして最高の演技,演出だなぁ,としみじみ感じました。(これが一番感じたこと!)

そして,ウサギ好き,生き物好きのおいらは,「茶のラダガスト」が大好きになりました。ウサギが足で「警告!」してただけでも,涙が出そうなぐらい愛しさを感じた。

「灰色のガンダルフ」は文句なしにかっこええ・・・おいらにはこの人が「万能じゃない」と(その行動により)主張していても,「何でもできるのに出ししぶってんじゃないか」とつい疑惑の目で見てしまい,幼い頃の先入観(魔法使いは何でもできる)に支配されてんなぁと反省しました。
それにしても,エルフ族とガンダルフは,ドワーフやホビットとの身長差がすごいんだが,どうやって撮影したんだろう。ガンダルフがドワーフと一緒にいる場面ごとにどきっとして「ガンダルフでけぇ!」と新鮮な感動を覚えてました。

そしてエルフの奥方(彼女の名とラダガストの名が知りたくてパンフレットを買った)の美しさ,神々しさ・・・この世のものとは思えぬ幻想的なお方でした。

ドワーフの若き?長トーリン(Thorin)。字幕で彼の名がでるたびに「トーリン?」と感じてましたが,日本語だと「トーリン」としか発音しようがないんだなぁ。理解はできるが違和感が残る。(かといって「ソーリン」はいやだ,もちろん!)

劇中Thorinの音から勝手にThoreauとかThornとかthoroughを連想したので,彼の印象に,外見の勇ましさだけでない少し繊細なものを感じていた。その印象は裏切られなかったのだが,「トーリン(Torin)」の音は,もうちょっと果断なとこばっかり強調されてる感じで・・・う~ん,何言ってんだか。阿呆の戯れ言です。すんません。(単に音の印象・・・でも,北欧神話の「トール」もthなんだな。調べて意外だった。)

そして唯一の衝撃。おいらの知識では「トロル」と言えば「妖精」しかも「ムーミントロール」でしたんで・・・OMG!だったのは言うまでもありません。(ムーミンが特殊なんやね。知らんかった。)

以上,ネタバレ?含めた,ホビットの感想とも言えないつぶやきでした。(本気で語ったら,3時間必要だ。)
まだまだ書きたい。うずうずします(苦笑)。


そして,「裏切りのサーカス」。

映画は見損ねて,DVDで見て惚れ込んで,原作を読んでいます。「Tinker Tailor Soldier Spy」を。その次に「スマイリーと仲間達」を読み始めましたが,スマイリーがギラムと再会したあたりで「このまま結末まで読んでしまったらもったいない!」とやっと気づき,その前作「スクールボーイ閣下」を現在読んでいます。

それで思ったんだが,「スクールボーイ閣下(上下)」「スマイリーと仲間達」の翻訳がとんでもなく素晴らしいんだ。
村上博基(むらかみひろき)氏。何という美しい硬質な日本語を繰り出すのか。脱帽である。
(残念ながら「ティンカー,テイラー,ソルジャー,スパイ」の新訳板は,一部でその重厚さが失われている。全体的にはもちろん素晴らしいのだが,ある部分では「この訳じゃ意味通じないから,原語はあれで,それをあれと取り違えたのかな?」と素人のおいらが邪推するくらいの隙がある。何でなんだ・・・)

ちなみに,映画ではカットされているが,シナリオだとピーター・ギラムがレイコンの甥ということになっている。これは,映画版の補強としてはいい設定だと思った。(原作の英仏混血と矛盾するわけではないが,原作にはレイコンとの姻戚関係への言及は一切ないと記憶している。)レイコンの姉の息子という背景は,ギラムの立場(誰にも疑われず,当然のように信頼されて,本人もそれをてらいなく受け止めている)を,ある意味すごくわかりやすいものにしてくれたからだ。

さて。

超弩級「美しい日本語」の村上氏訳の中でいくつかを(ネタバレにならない程度に)ご紹介。

(1)「ものかは」
「○○とスマイリーの猛烈なはたらきかけにより,△△(人名)もものかは,工作員は××ということで,その夜の飛行機でロンドンへ連れ戻された。」

(2)「剣呑(けんのん)」
「スマイリーは彼の人物ファイルをすこしくあたってから,剣呑な気味合いのまったくない,だが○○の現在の性向に手がかりをあたえてくれる,いくつかの古い事件に照らしテストして,彼の正確な想起力を確認した。」

(3)「沛然(はいぜん)」
「彼女がつぎつぎに通るエドワード王朝風の屋根窓の外では,長い日照りをおわらせる晩夏の雨が沛然と降りしきり,彼女の目にはそれが―あとでみんなに語ったところでは―聖書的とはいわぬまでも象徴的に映った。雨脚はスレートの屋根をつぶてのように音立ててたたき,そこにのっている木の葉をぺちゃんこにした。」

元々,ジョン・ル・カレの文章がすごいんですが,それを見事に日本語「翻訳」してくれた村上氏に心からの敬意と感謝を捧げたいです。

誤解のないように補足しておくと,おいら,これらの表現を知らなかったから感動している,ということではなくて,何というか,久しぶりに出会った感じで,それがまたあるべき場所にあるべきものがある,っていう使われ方だったので感動したのです。(白状すれば「沛然と」は辞書引いたけどね・・・)


本を読んでいて,日本語の豊かさを知るたびに,ぼくらは本が輝いているように感じるんだ。辞書を引きながら,頭を悩ませながら,日本語が持つ奥深い表現におののき,その言葉によってしか知り得ない情景や心の機微をたどる。

新たな言葉は,新たな感覚をぼくらに与える。ぼくらは,本を読むことによって,その新しい世界の中に,新しい自分を発見するんだ。

そういう,感性を磨いてくれる読書がしたい。
もっと。もっと。

誰にでもわかる言葉で書くことはいいことなんですけどね。誰でも間違える用法で書くことも罪がないことですけどね。

言葉に傾倒する者としては,言葉が鮮やかに読む者に挑みかかってくるような,そんな体験が楽しいなぁと,思うわけです。(決して衒学的になれ,という意味ではない。薄っぺらい啓蒙主義は嫌いだ。)

ああ,おいらただのわがままみたいだ。

崖の風に吹かれて,反省します。


それにしても,ホビット・・・よかったけど,怖かった(涙目)←戦闘場面に相当びびった


追記:12月24日一部修正。ティンカーティラー「新訳板」も全部悪いわけじゃないっす。もちろん素晴らしい表現がほとんど。何度か読み返して前言撤回。失礼なこと書いてすまんことでした。気を悪くされた方がいらっしゃったらお詫びします。
そして,スマイリー三部作読了。素晴らしかったがおわってしまって寂しい。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mr. Benedict Cumberbatch visits Japan to promote his latest film "Star Trek Into Darkness"

2012-12-04 01:10:42 | その他映画
「シャーロック」で注目の英国俳優、「スター・トレック」新作PRで初来日

おお。おいらが崖っぷちでじたばたしているうちに、おいらが尊敬するイギリス人俳優カンバーバッチ氏が来日していたか!
すごいな。なんだか夢みたいだ。あの大俳優が、今、日本にいるなんて。ええと、せっかくなんでエセ英語を書いてみよう(リハビリ・リハビリ・・・すげーいいかげんな訳だけど(爆))
Wow, I cannot believe Mr. Benedict Cumberbatch, whom I respect from the bottom of my heart, is now in Japan!
He has travelled all the way to Japan today in spite of his busy schedule.
I wonder if it's real or I were in a dream because it's all miraculous that Japan has been chosen as the first place for him to promote Star Trek Into Darkness.

Gooのトップニュースに出ていたのが感慨深く、「大人気なんだなぁ」とじわじわ感動しました。
そんで、記事の内容がまた上品なんだ!読んで満足しつつ、署名を見たら、おいらが尊敬する「ニュースな英語」の加藤祐子さんでした。
Also I was amazed to see his name among the news headlines this evening. Oh, he Is treated as he should be! I'm very happy that Japanese journalism knows his world-wide fame and the wonderful characters he has acted.
Among all the news I saw about Mr. Cumberbatch, I liked one particular news report about his arrival in Narita the best. I felt the delicacy of the reporter. I thank Ms Kato Yuko, the reporter, for her neat touch of the news. It was such a decent style. It was respectful, filled with love for the great young actor, who showed his gentlemanship in quite elegant manners.

おお、素晴らしい!
How wonderful!

この世の中はまだ希望が残っているぞ。なんちって。
I can believe the world is worth living and loving, looking at such a gentleman like him. I wish I could make one (could I?)

ちなみに、カンバーバッチ氏は個性的と評されることが多いが、Gooの記事の写真は、えらく男前に写ってました。プレスに愛されてるなぁ。人徳やな。
I saw a photo of him, in which he looked so gentle and handsome. I can tell the photographer and the person who selected the photo for the news were both Mr. Cumberbatch's big fan. He is a man of integrity.

おいらの日常にはカンバーバッチ氏は全然関係ないはずなのですが、NHKBSで「Sherlock」を観て以来影響されて、自分の背筋はあれ以来少し伸びたような気がするのです。影響されやすい中年っす(苦笑)。
I know that the great actor has nothing to do with this middle-aged ordinary Japanese person. Still, I confess I have changed my manners a little better way since I saw the TV drama Sherlock this summer. Great characters can change ordinary people's way of living. So influential, aren't they?

自分の足で立つことのかっこよさ。思いやりや優しさを自然に与えられるかっこよさ。
大人の人間として、非常に魅力的な人物だと思う。
I saw how cool a man looks when he stands on his own feet. Isaw how cool a man looks when he behaves in gentle and kind manners. Not only his characters but also his own personality remind people of how charming a man could be.

最近の自分が、ヒトとして結構残念な状態だったので、よけいに彼が輝いて見えるのかもなぁ。見習いたいっす。ハイ。
I have been this tired and been in a messy situation, and all the more I have come to respect his elegant manners. He is a highly honorable role model!

明日以降、カンバーバッチ氏が日本を楽しんでくれることを祈りつつ・・・
I wish Mr. Cumberbatch will have some happy experiences during his stay in Japan.

そうそう、これは、彼よりもJohn Finnemoreに言った方がいいのかもしれないけど、日本の新潟には、Cabin PressureのMJNに負けないぐらい、at homeな飛行機がありますぜ。
その名はNJA。MJNと似てる・・・とは言えないけど、乗客定員数9人です。(つか、ジェットじゃないけどね。プロペラ機。)
いつか、Cabin Pressureのタイトルが"Sado"だとおもろいのになぁ、とか夢見てます(爆)。
Oh, I now would tell him, or Mr. John Finnemore, about a small popeller plane which travels (and accommodates only 9 passengers) between Niigata and Sado Island in Japan Sea. I dream of seeing the name of the island "Sado" as a title of Cabin Pressure some day (it would be so funny to hear!)

ああ、興奮のあまり?駄文を並べてしまった。すんません。
Well, I am so sorry for writing these sloppy sentences.

あなたの夜が、幸せに包まれていますように。おやすみなさい。
Wish you a good night with happiness. See you.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」~太平洋戦争サイパン島の記憶に敬意をこめて~

2011-02-03 20:41:18 | その他映画
竹野内 激戦地サイパンで折り鶴碑に捧ぐ(日刊スポーツ) - goo ニュース

今初めて知ったのですが、太平洋戦争の映画らしい。
竹野内豊主演。平山秀幸監督。

平山監督の映画は今まで観たことがない。
どんな内容なのか。どんな演出なのか。


冒頭の記事からは誠実な姿勢が感じられるので、怖いながらも観てみようかな、と思う。

じいちゃん。サイパン島の話だって。
じいちゃんが亡くなった島。
ばあちゃんも母ちゃんも、まだ訪れることができない島。

親族を(勝手に)代表して現地の土を踏んだのは、20年も前のことだ。
当時のおいらは、ただうろうろとするばかりで、事実と史跡に圧倒されて、あっけなく体調を壊した。

一つ、不思議なことがあった。

強い日差しの下で撮った集合写真。
なぜか、おいらの顔は、祖母の顔に酷似していた。(そんなことは後にも先にもあの時だけだ。ちなみに、おいらは、普段は、母にすら似ていると言われたこともない。)
何だか自分の顔じゃないぐらいのレベルで祖母の顔がそこにあって、何だか不意に「ああ、これなら、祖父も、孫が来たってわかるかなぁ」なんて思ったことを憶えている。

DNAって発現したり引っ込んだりするもんなのか(苦笑)。

そんなことを思う。

さて。遠い記憶となっていたはずのサイパン。
できるならもう一度、と思いながらも果たせないようなもどかしい思いでいた昨今。



不思議だな。ぼくらは、巡り会いたいと思うものに、いつか巡り会える運命みたいだ。


何となく無口になりながら、でも、少し嬉しいかもしれない、寒い日の夜更けでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールデンスランバーDVD発売! ~生きるために、走り続ける男~

2010-08-08 22:39:50 | その他映画
世の中は夏休み、らしいですね。
毎日暑いなぁ。

さっきまで、遠くから、花火の音が聞こえていた。
暗い夜の向こう側が、ほんのり明るく光っていた。

宵の空は、土星、火星、金星、、、惑星が集っている今日この頃。

思わず空を見上げたくなることが、多いです。

今年は盆休みをとれるかな。

さて。

表題の通り、ゴールデンスランバーのDVDが発売になりました。
1月公開で8月DVD発売だから、最近のセールスは早くて嬉しい。

ゴールデンスランバー、まだ見ていない人がいらしたら、ぜひ。レンタルもしてるらしいです。

以下少々ネタバレあります。




斉藤和義が音楽監督なんだが、DVDの特典映像では、斉藤和義が、冒頭の青柳&森田の重要な場面に、試行錯誤しながら、監督と対話しつつ音楽を作っていく様子が収録されていた。

そこで監督が「ここの場面、青柳が車をおりちゃうところが、原作でも映画でも違和感があったんだけど、音楽で説得力が出た。この音楽、森田が寄ってくる(?)感じだよね」という趣旨のことを言っておられた(、と思う。)

嬉しかったんだ。それを聴いて。

ゴールデンスランバーを大切に作った監督の思いが伝わってきた。
この作品は、森田が重要なキーパーソンなんだけど、監督はちゃんとそんな風にこの映画を作ってくれているなぁ、と感じた。森田の生き様(?)が、青柳の生きていく姿と重なって、すごく印象的なんだ。(原作よりも登場場面は減っているけど、ちゃんと存在感があるからすごいと思う。しかも、演じるのは吉岡秀隆。平凡さと非凡。One of them かつonly oneという存在感。よくこんなに適したキャスト選んでくれたなぁ。。。監督、感謝。)



ゴールデンスランバーは、単なる娯楽映画、というには真面目で純粋で、社会派、というには優しくて夢があって、どこか、20代~40代のためのファンタジーのようにも読める。(20代が入っているのは、原作者が若いから(笑)むしろ20代にはハードル高いかもしれんが(汗))


走れ。


走る青柳の姿が、全編通してこの映画のカタルシスになっているように思えた。

何だか、青柳が走っていると、自分も走っていけるような気がしてくるから不思議だ。


息が上がっても、足が上がらなくても、腕を振って胸を張って全力で逃げる青柳の姿に、励まされて涙が出た。

生きよう。生きていくんだ。

そんな映画です。たくさんの人が見て、何かを感じてくれたら嬉しい。


追伸:8月18日には「大仏開眼」もDVD発売。
8月25日はコブクロALL COVERS BEST発売。

楽しみが多い夏です。これらを頼りに、猛暑日を1日ずつクリアしていこう。

そうそう、明日(8月9日)は、Hey!Hey!Hey!にコブクロが出るのかな?iスケジュールにそれらしい情報が入ってるんだけど、マジ?
本当かどうかわからないけど、残業しないで帰って来れたらいいな♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英エンパイア誌の「史上最高の外国語映画100本」 第1位に「七人の侍」が選ばれた!

2010-06-14 22:29:54 | その他映画
毎日いろんなことがありますね。
そんな中で、今日のオアシス。


英エンパイア誌の「史上最高の外国語映画100本」 第1位に「七人の侍」 - goo 映画

万歳!

以下はリンク先からの引用。

「第1位に選ばれたのは、黒澤明監督の「七人の侍」(54)。黒澤監督のあまたある傑作のなかでも、とりわけ世界の映画人に大きな影響を与えた作品として知られる。エンパイア誌は、「アクションと人物造形、東洋と西洋、ブロックバスターとアートハウスといった要素が完璧に融合した、あらゆる言語を超越する傑作」と評価。黒澤作品はほかにも第22位に「羅生門」、44位に「生きる」、98位に「乱」がランクインを果たした。

その他、日本映画は第10位の「千と千尋の神隠し」、16位「東京物語」、31位「ゴジラ」、41位「となりのトトロ」、51位「AKIRA」、69位「リング」、82位「バトル・ロワイアル」、92位「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」と、100本中12本を占める大健闘を見せた。」(引用終わり。goo映画(上記url)からの引用)


黒澤明監督の作品の素晴らしさが改めて世界に示された、このランキング。
黒澤監督、というと、「八月の狂詩曲(ラプソディ)」のメイキングや、昔wowwowでやっていた「若き日の黒澤明」で語られていた瑞々しいエピソード等が思い出される。特に後者は、黒澤明監督が若かりし頃からどんな希望や夢を持って映画に取り組んでいたかが繊細に描出され、とても印象的だった。

嬉しいなぁ。世界(今回は英国)は黒澤明の志を受け止めているんだ。

さて、他には「千と千尋の神隠し」が10位だというのが非常に嬉しいです。
おいら、これの英語版持ってるけど(マニアか。。。笑)、最高っす。英国の批評家達はオリジナルを字幕で見たのかもしれないけど、吹き替え版も十分おもしろかったもんなぁ。。。感激。

というわけで、ちょびっと眠くてへろへろなんすけど(相変わらず)、元気はあるので、明日も良い日になりますように。

付記:
久しぶりに飛行機に乗ったら、雲に太陽が映って、きれいなまん丸の虹ができていた。
まばゆい白光と同心円の虹に包まれた太陽の影が、ずっと同行しているような、不思議な感覚だった。(それにしても、太陽の「影」ってどうしてできるのかな。光の球のはずなのに。)

白い雲の海を見下ろしながらサン・テグジュペリの「夜間飛行」を思い出す、という、単純かつ怖いことをしてしまいました。無事でよかったっす。

夕焼けが綺麗な日だった。太陽に感謝。雨にも雲にも風にも感謝。

穏やかな季節がもっと続くと良いのになぁ。。。(以上、つぶやきにもならない今日の妄想)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おやすみ、泣かないで。歌ってあげる ~ゴールデンスランバー雑感~

2010-02-03 22:53:00 | その他映画
ども。寒いっすね。生きてます。崖下から吹き上げる風は雪を含み、まるでプランクトン豊富な海みたいです。(あれ?)

自然がその気になったら、人間なんて、ちっぽけな存在、歯が立つわけがない。
でも、生活を守ろうと、果敢に働く人の、美しさ。ありがたさ。
除雪作業をしてくれている全国各地のヒーロー達へ。本当にありがとう。心から、敬意と感謝を捧げます。

ホンマ、エライ人達はわかってるのかな。高速道路が一般道路よりも上質なアスファルトを使ってて、除雪態勢も一般道と比べものにならんほど素晴らしい、ってこと。財源無くなっても、同じことができるんだろうか。(高速道路の「維持」ができないってことは、一般道路とは比較にならんほど命の危険が増すからなぁ。。。)

おいらも素人ですから、状況わからんで愚痴っててもアホやとは思いますけどね。疑問は解消されたいんだ。ハァ。


ところで。
いまだ映画「ゴールデンスランバー」を観に行けない、しがない勤め人としては、先週以来の興行が気になるところです。

観に行く前に書いちゃおう。偏った「ゴールデンスランバー」論。ていうか、森田論(苦笑)。

ネタバレOKな人でなおかつ暇な人だけ、以下ご覧ください。




「ゴールデンスランバー」の中で、主人公を含めた友人4人組はとても特徴的に人物造型されているんだけれど、中でも、青柳と森田の関係は、とても象徴的だ。

「善良な平凡」が服を着て歩いているような、青柳。

読んでいて嫌悪感を誘う描写が一切無く、ニュートラルで希薄な存在感を本人は苦にするでもなく、「善」「平凡」という印象薄い特徴(笑)が最大の武器になっていく主人公。

それに対して、大学時代から独特の勘の良さと知性で周囲を圧倒し、それでもお人好しで欲もなく、無駄?に輝きながら「平凡」の中にとどまり続けた森田。

森田と青柳の場面を思い浮かべると、得意げに自説を自由に展開する森田と、それに眼を瞠ってて聞き入る青柳の姿が目に浮かぶ。

彼らは、お互いの存在故に自分を解放できたんじゃないかな、と思う。


実は、森田の人物描写は、作中における登場時間に反して、非常に深い。

一種の(魚座的とも言える(笑))勘の良さで、世の中の動きを読み、そのことを誇るでもなく、ただの馬鹿話として披露している森田。

カッサンドラじゃないけど、さ。

「未来」が見える者は、見えない振りをするか、正直に話して周囲から疎まれるか、どっちかなんだよな。

森田は、自分の天才を、放棄したかったんじゃないかと思う。多分、本能的に「やばい」と思っていた。


思えば、数奇な運命だ。卒業し、東京の会社に就職した森田。(勘の良さと知性は就職時にも発揮されたんだろう。)それなのに、初な(このへんは青柳にも通じる)森田はあっという間に都会の渦に巻き込まれた。

多分、最初の女性だったんだろーなー。そんで「できちゃった」ら責任とらなきゃなぁ。そしたら、奥さんパチンコ中毒だって。。。

予言者は、自分のことは見えないらしい。森田の「森の声」も、森田自身を救ってくれることはなかった。


だから、青柳と森田の再会の場面は印象深いのだ。

人生に躓き、あり得ないほどのどん底に落ち込んで、それでも家族を守って真っ当に借金変えそうとして、でも限界まで追い詰められた森田が、そんな「鬼」の心で受け入れてしまった、青柳を陥れる計画。

森田は、「青柳にペットボトルの水を飲ませて、車の中で眠らせておけ」としか指示を受けていない。

毎日寝る暇もないほど働いて、考えることもままならない狂気の地獄の中で受け入れたオファー。依頼者は、森田を、ただの「使いやすい条件の、青柳の大学時代の友人で、思慮の足りない男」としか評価していなかっただろう。

青柳にとって、最初の、そして最大の天の助けが発動する。森田の天才によって。

多分、青柳と出会ってからの森田は、ずっと懊悩の中にあったと思う。
青柳と実際に会って、昔を思いだし、遅まきながら、彼は激しい葛藤を感じたはずだ。

そして、森田の意図通りに青柳が眠ってしまったことで、森田は、青柳が自分を昔のように信頼しきっていることを改めて痛感する。

借金苦で自分らしさを失っていたであろう森田は、つかの間、「指示を果たした安堵感」と「あっけない達成感」から、自分の心を取り戻す。

今までの「偶然」と事実の断片が、ものすごい勢いで、彼の中で符合として結びつく。

そして、きっと彼は、久しぶりにして、最後の「森の声」を聴いたのだ。

彼に知らされていなかった謀略の重大さ。
そして、彼自身が身を捨てなければ、二人とも、助かる可能性はゼロに等しいことを。



森田の悲劇は、「森の声」が、彼を守るためには発動しなかった、ってことだ。
「森の声」は、その時点での非情な現状分析と予言だけを、森田に伝えた。

森田は、その声に従った。
最後の瞬間まで激しく迷いながらも、彼は、青柳を生かすことを選んだのだ。

生き続けていたかったはずの森田は、青柳を逃がす。
目を瞑り、「ゴールデンスランバー」の歌を、道連れに。



原作の中で、最後まで森田が輝きを失わずに青柳の中に存在するのは、この作品の中で、森田が青柳と一対の鏡のような存在だからかもしれない。


人の「生きる」という行為に潜む、偶然の出会いや奇跡や、巡り合わせとしかいいようのない運不運。

森田や、他の登場人物達が、見せてくれるのは、その輝きと闇だ。




と思うんだけど。。。

暴走しすぎ?。。。すんません(汗)

あ~、早く映画版観に行きたいよ。以上、原作読んだ一読者のたわごとでした。(爆)


みんな。よい夢を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールデンスランバー」完成披露舞台挨拶!

2010-01-19 21:51:20 | その他映画
ついに、レッドカーペットで出演俳優陣と監督が「ゴールデンスランバー」完成披露舞台挨拶をしたらしい。
ソースは以下。

東宝株式会社 ゴールデンスランバーのページ
http://www.toho.co.jp/lineup/goldenslumber/

そのリンク先の、記事本体はこちら。

東宝映画トピックス
「堺雅人、竹内結子がトラックの荷台から登場!「ゴールデンスランバー」レッドカーペットセレモニー&完成披露舞台挨拶」
http://www2.toho-movie.jp/movie-topic/1001/05goldenslumber_kh.html

特に、「トピックス」の記事は読み応えあっておもしろかった!
まさにオールスターキャストが、豪華にも全員色々しゃべってくれたんだな!
おいら、今朝はめざましTVも観られなかったんで、どんな雰囲気だったかはこの記事しかわかりませんが、とても和気藹々としていて、温かい雰囲気だ。会場寒かったみたいだけど(苦笑)。

吉岡氏が、さりげなく爆弾発言(笑)してます。今年は「自由年」(笑)だからかな^-^;おもしろかった。

吉岡氏はもちろん、劇団ひとり氏も、香川照之氏も、もちろん堺氏、竹内氏、貫地谷氏、濱田氏、渋川氏、そして、中村監督、みんな楽しく頼もしい挨拶でした。

ゴールデンスランバー、公開が楽しみだ。


近況を少し。
今日は、色々でした(爆)。谷あり谷あり。自分、ちっさい(涙)。

友人曰く「生きてるって実感できていいじゃん」
うん。確かに(笑)。

明日、日本列島が狂気の小春日和になる模様。
おかしな天気の時は、様子を見るに限るね。みんな。気をつけて。

明日も、野ウサギのように、耳をピンと立てて、気をつけながら、もう一歩前へ。

では、また。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールデンスランバー」Gyao無料映像で最初の17分が視聴可能!

2009-12-19 23:56:37 | その他映画
いやはや、凄い時代になったものです。

「堺雅人、竹内結子出演の映画『ゴールデンスランバー』が何とタダで映画本編冒頭17分が今スグ観られる!超重要シーン?」(12月16日付けシネマトゥデイ映画ニュースより)
http://www.cinematoday.jp/page/N0021337(記事のURL)

Gyaoの特別映像(無料)はこちらから。(このページの写真をクリックすると始まります。)
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00799/v08690/

おいら最近ドタバタで、今日になって初めてこのことを知ったのですが、びっくりしました。映画の予告編を視聴するのは経験あるけど、本編そのものですからね。。。ドキドキして、すぐさま観ました。

ゴールデンスランバーファンの皆さん、ぜひご覧あれ。すごかったっす!!!!!!!!!!!!

冒頭の17分って色んな複線がすでに張られていて、しかも物語が走り出した緊迫感が半端なく伝わってくる。しかも笑いもほのぼのもあるって、すごい。しかも、「ええっ!ここで終わるのか!?」という実に心憎い場面で終了。

というわけで、ネタばれてないはずの感想です(笑)が、この興奮、伝わったでしょうか。伝わったらいいなぁ、と思います。

青柳、すごく「青柳」です。堺雅人氏は、いい。

そして、森田ファンとしては、期待以上に「森田」が実在して感じられて、やはり吉岡秀隆氏は稀代の名優だと思いました。

その他登場人物もすごく原作通りのイメージっす。(今のところ(笑))

そして、斉藤和義氏の「ゴールデンスランバー」が、すごくいい!

1月末の映画公開が待ち遠しいです。あ、そうそう、直前試写会もあるみたいなんで、興味ある人は上記ページで確認してみてくらはい。

全然建設的でない日々を過ごしていて、「このままじゃ地獄に堕ちそう。。。」とびくつきながらも怠惰な性根を改められない今日この頃。

少し火をかきおこしてもらったような、そんな今日の発見でした^-^
Thanks a lot.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「銀色のシーズン」視聴!おもしろかった!!!

2009-02-15 17:55:33 | その他映画
「がんばれ」は英語でYou can do it.らしい。(according to Mr.Takenaka Heizou)遅まきながら「竹中式マトリクス勉強法」読んでます。

昨日今日で「警官の血」上下巻も終了。おもしろかったな。(感情的なうねりや余韻はドラマが優れていたが、原作の緻密な描写や淡々とした語り口にも迫力を感じた。特に、終わり方はすごく力強かった。一番最後の会話の中の和也の言葉にものすごく感動した。)あと、小さい描写なんだが、民雄も和也も自分の警官としての適性についていろいろ考える場面が、なんかリアルでよかった。身近に感じた。(おいらもああいうことを考える場面が時々ある。)

おいら、本読み出すと仕事モードに戻るのが難しいので、竹中氏の「勉強法」読んでると、けっこう負け犬っぽい気分になります。切り替えが大事かぁ。。。

官僚的な能力は自分にはない(し鍛えてもいない)とつくづく自覚しつつ、今年に入って何度目かの誓い、「今年こそ日記つけるぞ」を新たに思った次第です。実際、文章書くの苦手なんだが。(ブログもやっとやっとだ。)

昨日は「銀色のシーズン」やってましたね。録画して今日観ました。おもしろかった。製作がROBOTだけあって、映像の迫力がいいなぁ。スキー関係はある程度身近な題材なので、観ていておもしろかったです。主人公3人組のバカッぷりは予告編観て想像したとおりのイキっぷりでしたが(爆)スキーの迫力はすさまじかった。犯罪すれすれな感じ(爆)も多々あったが、フィクションと割り切れば、最高の娯楽でした。(一般視聴者の皆さんの中にそんな奴はおらんと思うが、くれぐれも、あの「バカ猿」と同じこと一つもしないでくれよ。。。)

中年代表?のおいらとしては、國村準さんの目線で観ちまった。。。

そして、モーグル大会観戦もいいが、とりあえず皆で「雪の教会」再建しろよ。大損害だろ。。。とか思ってしまった。(まぁ、次の予約は次の大安までなかったとかいうことで、自己解決しましたが(笑))

瑛太ってこんな役もやるんだな。おもしろかったっす。田中麗奈ちゃんも好きな女優さんなので、good jobでした。壊滅的な運動センス役、ようやった。(ソイジョイの社長的視点。。。)

最後の「White Days」がまたうまく映画と重なってたのがよかった。あのまま勢いだけで終わってたら、映画のイメージ変わってたろうな。あの深刻な歌がエンドロールで流れると、この映画の登場人物達の隠された懊悩とか、これからへの決意とか、そんなことまで感じて、映画自体奥深く感じられると思う。最高の相性やったなぁ、っと。。。監督は、よくぞ「White Days」を見つけたと思う。


ある程度火種を抱えつつも、リセットできた幸せな週末でした。おいら小市民です。

もうすぐ「GuitarhythmV」の発売っすね。時がたつのが早すぎる感じですが、その早さに置いていかれないように、がんばろう。I can do it!のはず。

それでは、また。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする