二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ダイハツ 企業CM「日本のどこかで 実家の仕事」篇を見た!

2012-08-29 23:11:40 | 吉岡秀隆
吉岡秀隆氏,仕事情報。

企業CM「日本のどこかで 実家の仕事」篇

今,視聴。ありがとう。今回もいいCMだ。本当に,映画みたいだ。


おいら,一番印象的だったのは,病室での父ちゃん,母ちゃんの会話。
井川比佐志さんの表情の変化が,何とも味わい深いのだ。(興味を持った人は,60秒バージョンもぜひ視聴してほしい。)


吉岡氏,役柄的に,基本「愛されてる息子」が多いよな(笑)。その辺が,ベネディクト・カンバーバッチ氏と同じだ。


そのカンバーバッチ氏。「August; Osage County」で演じるのかどうか。


演じてほしいな。この作品自体,舞台で大人気作らしいんだが,この作品に対する評の中で一番同感だったのは,ある批評の人物紹介にあるこの一節。



※以下,ネタバレあります。嫌な人は見ない方がよろしいかと。


カンバーバッチ氏が出演依頼されているというLittle Charlesの父親はCharles(親子で同じ名前だから,子どもがLittleになる。この辺の欧米の感覚は,理解はできても共感までは難しい(汗)。小ピピンとか,歴史で習ったけどさ・・・)。

登場人物紹介で,その,Charles(父親)について,ある批評サイトが興味深い一筆を記している。(New York Times系列みたいです)

以下,勝手読み(試訳)。

「ビバリー(主人公?ヴァイオレットの夫)の義理の兄弟であるチャールズは,ビバリー同様,臆病な人物である。彼は,意地悪で不愉快な妻を40年近くも黙って許し,ついにキれて断固とした態度をとるのだが,切れても,礼儀を忘れない男である。チャールズは,ウェストン家の一族(妻の血縁)がどうしてこんなに悪意ある態度をお互いにとりあうのか,理解できないと考えている。ただ,この劇を見ている観客は,むしろ,チャールズがどうしてこんなに長年ウェストン家にとどまっているか,の方が理解できないと感じるのである。」

Beverly’s brother-in-law, Charles, is another timid male character. He tolerates his unpleasant wife for almost forty years before he finally puts his foot down, and even then he’s rather polite about his uprising. He can’t understand why the Weston family is so vicious toward each other. But the audience can’t understand why Charles has stayed around for so long!

う~ん。深い。というか,怖い。よくこの物語が大人気になるな。さすがアメリカ。

そして,カンバーバッチ氏が依頼されている,という噂のLittle Charlesは,父親Charlesには愛されているが,「母親に愛されていない息子」。

この物語自体,重くて救いが見えなくて,「なんで映画化?」と思うが,魅力的な俳優(メリル・ストリープとか大俳優が目白押しらしい)が演じることによって「身近な人間関係での負の連鎖をやめようよ。みんな,一人一人,実はこんなに魅力的なんだよ」と視聴者に訴えてくれるなら,意義あるかな,と思う。(そうでも思わないと,「視聴する」意味が見いだせない・・・「他人の不幸は・・・」なんて感覚で映画作ってるとは思いたくないから。)


吉岡氏は,次は何を演じるのかな。楽しみにのんびり待とうと思う。


ファンの勝手な妄想を言わせてもらえば,吉岡氏,カンバーバッチ氏と友達になれれば,きっと面白いだろうにね。バイク好きも同じだし,演技派同士だし。(演劇のキャリアに対する姿勢はずいぶん違うみたいだが。)

吉岡氏,もう少し自由になって,演劇を楽しんでくれると,ファンも楽しみが増えるんだ。(役柄として,サイコパスはやめといた方がいいけど。あ,ソシオパスならいいよ(笑)。舞台も,もうそろそろ楽しめると思うぞ。)

自分のことは遠い棚に放り上げて,勝手な放言。陳謝。
崖っぷちに戻ります。

"Houston. We've got a problem."

言いたくないなぁ。原因,明らかに自分だしなぁ。
頑張ります。らじゃ。
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さざ波のような雲の向こうへ

2012-08-29 19:58:11 | コブクロ
きらきらの雲が,空を覆っていました。きれいだったなぁ。久しぶりに見た夕焼け。美しかったです。


コブクロ【インタビュー】産声を上げた秘蔵の名曲「ココロの羽」

コブクロが活動を再開して,最初の販売物(?)は,「All Singles Best2」
その中に収録されている曲の1つが,「ココロの羽」。

この曲が素敵なのは当然ですが,それ以外でも,久しぶりにコブクロの二人が,彼ららしいことばでいろいろ語っていて,とても嬉しかったです。


小渕氏に同感。黒田氏に同感。

コブクロの新譜,楽しみです。

おいら自身は,彼らが転換のきっかけとなったと言っている「蒼く優しく」をエンドレス再生中。
ほんっと,この曲好きだ。

そして,同じCDに収録されている「君色」「赤い糸」(ライブ盤!)も,ほんっと好きだ。
ほれぼれしながら,聴いています。(時間がある時は(汗))

いろいろ。いろいろ。毎日崖っぷちですが,最近ちょっと人生なめてたので(自分で言うな),当然のごとく,しっぺ返し食らってます。

真面目になんなきゃね。

許されている(いないかもしれないが)うちに,軌道修正すべし。



んでは,また。みんな,身体大事にね。
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「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」と「Sherlock」の共通点?!

2012-08-26 00:25:17 | Weblog
「ないない」・・・はい,そうですね。でも,一瞬「似てる」かも,って思っちゃったんです。紛らわしい題ですんません。
イギリス発祥,っていうのは共通点(笑)。それだけかもね。



自堕落です。まずいです。そんな今日この頃(爆)。


崖っぷちで遠吠えてる今夜です。

相変わらずSherlockにはまってますが,Mr. Benedict Cumberbatchにもはまってます。
BBCの番組で「6音節ある名前を持つスター」って紹介されていた(笑)日本人なら,6音節ある名前,山ほどいますがな(爆)。(イチローしかり。吉岡秀隆なんて8音節だぜ!)

今日は完全逃避モード(極めて危険な状況ですが,一応正気は保っているという前提で・・・)

なぜか思い立って,Watership Downで検索かけたら,奇跡のような結果が!(今更・・・)

その昔,生意気盛りなおいらがはまったWatership Down。
あのオープニング・ナレーションはMichael Hordern(マイケル・ホーダーン)だったそうです。(故人・・・)

「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち オープニング」

おいら,このLP持ってます(笑)。なけなしの小遣いはたいて買った,青春の証(爆笑)。


映画自体は当時のイノセントな日本人中学生にとって???な展開でしたが,原作に操を捧げる身としては,LPに収録されていたオープニングのエル・アライラーの物語はバイブルでした。

You Tubeってすごいなー。それを実感した本日。(検索かければこんなに情報が集まるって,すげーな。)

聞いている内に「Benedict Cumberbatch氏の朗読に似てるかも」とか思いました。おいら,完全に英語初心者(苦笑)。


幸せな気分になれること請け合い。おいら,明日(いや,今日か(汗))頑張って生きようと思います。

"All the world will be your enemy, prince with a thousand enemies.
And whenever they catch you, they will kill you.
But first, they must catch you, digger, listener, runner, prince with the swift warning.
Be cunning. Full of tricks.
And your people will never be destroyed."

「世界中がお前の敵になる,千の敵を持つ王よ。
彼らがおまえを捕まえれば,すぐさまおまえを殺すだろう。
だが,まず彼らはおまえを捕らえねばならぬ。穴を掘り,聞き耳を立て,逃げ足の速い,素早く警告を発する王であるおまえをだ。
賢くなれ。計略にたけよ。そうすれば,おまえの民は決して絶えることはないだろう。」

星を見上げる。

ぼくは,滅びない。生きていくんだ。

あなたも。生きていてほしい。

自分が滅ぼされそうに感じる時。エル・アライラーの物語をつぶやいてほしい。
生きていこう。明日へ。朝日の差す方へ。


それとは別に,久しぶりにRandy Paush教授の「誰からも何も言われなくなったら,もう見放されたってことだよ」という一節を聞き返して,果てしなく膝抱えたい気分。


くそ。負けね-ぞ。


紳士的でなくてすみません。明日はきっと。穏やかに。
Have a good night sleep. And have a good day tomorrow.
【8月27日,一部改稿】
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「ユンケル」でイチローが華麗な一投を披露!「奇跡の投球・柱に一撃編」 

2012-08-22 21:04:40 | その他テレビ
ども(苦笑)。オリジナル表記を改編してすいません。最初に謝ります。

正式にはこちら(ユンケルCMギャラリー)
http://www.sato-seiyaku.co.jp/cmgallery/#

ユンケル「ミラクルスロー・ポール」編です。

だって,カタカナじゃわかんないよ!という心の叫びを燃料に,日本語に直したのがタイトルの表現(笑)。日本語にしてもかっこいい,と開き直っての自己主張です。

確かに,カタカナの方が覚えやすいですよ。わかりやすいですよ。
でも,おいら完全に「スロー=slow」と間違えたから。
しかも「ポール=ball」と読み違えた(バカ)。
(つまり「奇跡のような遅い魔球」昔ドカベンで不知火が編み出した,ハエがとまるほど遅い魔球のことか?!とわけわかんなくなったのです。)

それにしても,このコマーシャル映像,凄いです。
おいらのテレビ視聴時間は限られていることもあって,このコマーシャル見たの,初めてでした。
珍しい時間帯にテレビつけたら,いきなりイチローが出てきて,驚異的なプレイを!

度肝抜かれて,ネット検索(笑)したら,件のタイトルだと分かった次第。

イチローは,ヒーローです。そして,ヒーローであり続ける。なんて見事なんだろう。


今頃,何,古い話してんだよ,って方も多くいらっしゃると思いますが,おんぼろリーマンの独り言と大目に見ていただけるとありがたいです。


そういえば。

この間の新聞に「マスター・キートン」再開の巨大公告があり,思わず胸が熱くなった。でネット検索(しつこい)したら,今年の春に,すでに再開してたんですね。その第2話ってことか?いずれにせよ,キートンは「憧れる先輩」のイメージでしたんで,50代キートンは,個人的に少々複雑・・・(自分も40代だということは棚に上げている)でも,読みたいなぁ。売り切れてる予感するけど。

なんだか,つぶやき以下の記事ですね。んでは,また。
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飛んで火に入る夏の虫

2012-08-19 11:39:29 | 吉岡秀隆
夏ですからね・・・というわけで,ちょっと印象に残った言葉をご紹介。


昨日話題にした,英国で今最も愛されている俳優の一人(と言ってよいのでは?)Mr. Benedict Cumberbatchの言葉です。

ちょっと古いですが,2010年10月に再開したBBCのHave I Got News for You?というニュースクイズ番組のゲスト司会をすることになった時,彼がメディアに語ったことは以下のとおり。(2010年9月3日のBBCによる記事。)

"・・・I'm very excited and honoured and, like a moth to the flame, I am terrified but cannot resist!・・・"

「大変胸躍ることで光栄ですし,火に飛び込む蛾のように,(このオファーを引き受けることは)怖いけれど,(その魅力に)抗えません!」

ありきたりの表現だけど,彼が言うとLike a moth to the flame,の表現が,まさにイメージぴったりで(失礼,誉めてます),改めてこの俳優の才能と情熱を感じました。ついでに,番組の司会も最高でした。コメディもうまいよなぁ。。。間の取り方や話し方が秀逸です。

そして,この人はもちろん演技が素晴らしいのですが,演技を離れた時も魅力的で,そのコメントを読むと,読む側の語彙や表現が豊かになるような気がします。(どんだけ自分の語彙が味気ないかわかる・・・まぁ,彼が言うからこそ許されるのであって,パンピーには向かない表現も多々ありますので,取り入れるかどうかは吟味が必要ですが(爆)。)


文系?のおいらとしては,最近のロンドン・オリンピック開会式や閉会式(用のBBCの特別番組)で彼が英詩を読んでいる(しかもWordsworth!)と聞いて,「イギリス良くやった!ワーズワースで開会・閉会とは,これぞ見たかった英国魂だ!」(何様?!)と何とも感激したものですが,カンバーバッチ氏という存在は,イギリスという国の魅力を,実にわかりやすく引き出してくれる俳優だと思いました。
(ちなみに,例によってオリンピックは,リアルタイムで見られず,ニュースの結果と,終了後のNHK特番で視聴しました(苦笑)。素晴らしかったなぁ。ほんと,)

実に久しぶりに「イギリス行きたいなぁ」と思わせられたのは,SherlockとMr. Cumberbatchのおかげです。(行けないけど。)


おいらが時々読んでいた「ニュースな英語」担当女史も,長く,彼とSherlockのファンのようだ。(「ニュース・・・」以外にブログしてるの,最近まで知らなかった。)

それにしても,世界中で一気に人気が広まりつつあるって,凄いことだなぁ。(何という恐怖とスリル!ナウシカに出てきた王蟲の目の色が一気に変わっていくみたいだ)

ドミノ倒しのような,メディアと大衆のヒステリックな追い風と向かい風と。ちょうどSherlock2の第3話のテーマが「それ」でしたが,見ていて何だかゾクゾクします。


日本もいろんな追い風や逆風が吹いています。自分を信じるだけでは突破しきれないほどの,大きな力。
でも,信念と叡智,愛情,誠意と勇気を武器に,大きな力に立ち向かっていく者を,ぼくらは「勇者」と呼び,讃える本能を持っています。

勇者は「人間」の夢だから。きっと。

願わくば,ぼくらが,夢を大切に守ることのできる理性と余裕を持ち続けることができますように。

「ぼくらの人間性は,ぼくらがどう行動するかにかかっている。」

そんなことを,最近よく思います。
(「さぼりまくりながら,しかつめらしく思うことじゃねー」とはわかりつつ。)

そろそろ,「日本の俳優,吉岡秀隆氏の次の出演作品は何かなー」とか,「コブクロ頑張ってるから,おいらも頑張るぞ-」とか,勝手な夢を見つつ,そろそろ自分の足下を見る時間。


「行って,あなたのするべきことをしなさい」

この言葉にどう答えるか。それが問題だ。
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To make this happen, you need to be wholehearted.

2012-08-18 22:38:01 | Weblog
「おまえは変われるんや。今がその時やってわかってるか。そんでな,変化をほんまに望むんやったらな,脇目もふらずそれに命かけなあかん。至誠を尽くさなあかん。そして,自分はそれができるって信じるんや。」

ジョナサン。おいらが自堕落すぎるの,お見通しですね。


自堕落,墜落。停止。

そんな日が続いています。過去最長か?(汗)いや,日常生活はのろのろやってますけどね。


「はやぶさ~遙かなる帰還~」が届きました。
メイキング見て,感動しました。すごいよ,これ。川口先生が出てる!
色々な意味で,ものすごく「はやぶさ」への愛を感じました。
いいよなぁ,この作品。この作品の雰囲気も。

映像特典にはキャストのインタビューや,はやぶさに関わった企業や研究者,大学等の関係者を招待したイベントの様子も収録されている。
NECの堀内さんと,彼の後継者である碓井さんを見つけて,おいらは,何にも彼らに関係の無い身でありながら,勝手に感激した(苦笑)。

そして,本編をスタートさせ,はやぶさの勇姿が映し出された瞬間にハイテンションになった。オープニングのはやぶさと,打ち上げの場面を見ただけで「このDVD購入に悔い無し!」と思った。(メカ好き・・・)


最近「Sherlock 1&2」英国版もDVD買っちゃったんで,財布的にはかなりの打撃なんですが(苦笑),悔い無し。

そうそう,話題は変わりますがシャーロック(BBC版。この間,NHK-BSで放映した奴)。

「Sherlock」日本発売版は高価ですが,全てに日本語字幕があるんで素晴らしいと思います。日本版は最近出たばっかりなんだね。レンタルで楽しみました。

レンタルで見たくせになぜDVD購入したかの理由は,英語字幕が見たかったから。台詞が全て字幕で出てるわけではないと思うけど,でも,なんて言っているかヒントがほしかった。その点では英国版オリジナルDVDは素晴らしい。(日本発売版は,字幕が日本語だけのようなので。少なくともレンタル版はそうだった。)

ただ,コメンタリーは英語字幕ないっす。これがショック。おいらの英語力じゃ,ところどころしかわからんのです。ほぼ全話にコメンタリーがあるという超豪華仕様なのに,もったいない(涙)。

そんなわけで,Sherlock2の日本語版DVDの発売を心待ちにしている次第(苦笑:11月発売だとか。)レンタルしたい,と久々に思う作品です。(コメンタリーの字幕のために・・・)


そして,このコメンタリーや,ネットで視聴する機会のあった動画やテキストを見て感じたこと。
おいらの予想以上に,英国人は直接的な表現をする人達でした(笑)。それも,恐ろしく曲がりくねって難解なひねくれた言い方で,でも,ちゃんと言語化する,なんとも執拗に「ことば」にこだわる人達(笑)。もしかしたら,チーム・シャーロックだけの傾向かもしれませんが。

来年?公開されるスタートレックの監督からオーディションの機会を得たベネディクト・カンバーバッチ氏(Sherlock役)が,オーディション用のビデオを送った後に監督(アメリカ人)から返答ともつかない返事をもらい「ぼくは英国人なんだから,直接的に言ってもらわないとわからないよ。役はもらえたのか?!」と嘆いたらしい(笑)(もちろん,出演決定だったそうです。)

何だか新鮮でした。英国人が言うと,説得力がある。

言われてみると,アメリカ人は,決定的なことは直接言わないかもしれない。もちろん人によって全然違うが。多民族国家で平和を維持するためには,気を遣うのが当たり前,空気読むのが当たり前,な感覚は,確かにあるような気がする。沈黙に耐えることが苦しいので,軽い会話は好むけど,あくまで「軽い」(=信条に関わらない表層的)のが前提。けっこう心にもない当たり障りのないことを言ってる場合がある。それは日本人も一緒だけど(爆)。


さて。

ベネディクト・カンバーバッチ氏の率直で魅力的な為人に圧倒されつつ,「この人も,崖っぷちで生き急ぐ人だなぁ」と少し胸が痛くなったりしている。
年の頃はおいらの10こ下。ああ,コブクロと同じなのか。全力で生きている感じがすごく美しく,かつ,痛々しい。多分,ものすごいスリルとプレッシャーを全身に浴びて,わざとメディアに燃料点火してる。ハイパー・アドレナリン放出状態で,自分の存在を,世界に対峙させることに躊躇しない。ある種,捨て身。だから,目を離せない。(もしかしたら,ただの「地雷踏み」傾向かもしれんが。だとしたら,おいらにもその気は,ある(爆))

過去に,南アフリカで撮影中に,他のキャストと乗っていた車がパンクして,その後,強盗に遭って殺されそうになった経験があるらしい。そのことについてもインタビューで語ってるが,これ,トラウマになってるんじゃないかなぁ。

ふいに「Sherlock1」の第1話を思い出す。戦場で撃たれて帰還兵となったワトソン氏,PTSDで足と左手が不自由になるんだが,シャーロックと暮らし始めて,その症状は消える。マイクロフト(シャーロックの兄)がワトソンに言う。「君は戦場を恐れてはいない。危険が恋しいんだ。シャーロックの隣りにいれば,戦場が見えるからね。」(確かこんな内容だったような。)

ワトソンはフィクションの世界だけど,少なからず,カンバーバッチ氏も,恐怖を乗り越えるために,危険を好む傾向があるんじゃないかと思ってしまった。他人の余計な勘ぐりで申し訳ないが。

それにしても,彼の頭の回転の速さ(立て板に水のごとく膨大にしゃべる。しかも率直で,かつ理知的なコメントが多い)には恐れ入る。コブクロ以外で,こんなに言語中枢が発達している男を久しぶりに見た。

もっとも彼以上に,シャーロックの脚本を書いているスティーブン・モファットも,マーク・ゲイティスも,恐ろしく頭がいい。ひけらかし,という意見もあろうが(笑),「沈黙は金」を信条に自分のバカを隠してきたパンピーから見ると,彼らのオーラは輝くような光で目がくらむほどです。(誉めてます)


「知性は新しいセクシー(魅力)」(劇中の台詞より)か。納得。

崖っぷちにしがみつく「うすのろ」としては,熱帯夜の息苦しさを吹き飛ばす精気を,「Sherlock」からもらったように感じます。おいらも,言語中枢をもっと鍛えよう。



見えない星を見上げて,夜空に思いを飛ばす。

ぼくらは現実の中でもがきながら,素敵な明日を夢見てる。
ぼくらの心を,未来に蹴り込んでくれる,煌めくような出会いを求めて。


この世の全ての前向きな魂に,敬意を捧げよう。
そして,この世の全ての痛む心に,抱擁を。


お盆が終わろうとしている。
この世に生を受けたことに感謝します。
明日も頑張ろう。
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赤い星々が 瞬く ここは どこだ

2012-08-09 21:31:41 | Weblog
どうも,お久しぶりです。生きてます。


4年も前に書いた記事で,「警戒水位から」というのがあります。(「自画自賛のーてんき」が嫌いな方は,勘弁ね(汗))


久しぶりに読んだら,不覚にも軽いショックを受けました。
おいら,こんなこと考えてたんだ。

別に「自分好き」ではないのですが(いや,その傾向はあるかもしれないが,一応否定しておく(汗)),過去の自分が,今の自分が思いつかないようなことを考えてたんだなぁ,と,少々衝撃的でした。

過去の自分に励まされちまった。今の自分の境遇なんか,想像もしていなかっただろう4年前の自分に。なんてぇ図星。ちっくしょう。


それもこれも,誰かが,その記事を読んでくれたからです。
最近,たまに,閲覧上位のページをチェックすると思わぬ発見が(笑)。おい,自分,なまってんじゃねーぞ,って,過去の自分に横っ面はたかれた気分になります。

ショック療法が必要かも。

そんな日々です。


「シャーロック」にはまり中。英語スクリプトを少しずつ気長に解読します(苦笑)。
イギリス英語,久しく遠ざかっていたのですが,やっぱ好きだな。真似できんけど(人前では(笑))。

ああ,やらねばならんことだらけなのだが。明日もある意味X-day。でも,今日もある意味崖っぷちでした。助けてくださった関係者皆さんと,運命の神様に感謝。ありがとう。救われました。


他人様にとっては,なんてみみっちい一日,と評されるかもしれない,今日の一日。でも,おいらにとっては,山あり谷あり,協力したし迷惑かけたし,助けたし,助けられたし,甘えたし,あきれたし,きっとあきれられたし(爆),反省したし,ごまかしたし・・・まぁ,要約すれば,それなりによい一日でした。


「明日」は崖の上で保留中です・・・あきらめないで,回収しにいかないとな。。。


ベネディクト・カンバーバッチ氏の演技力と魅力に,うなる毎日です。若いのに,すげーよなぁ・・・他の出演者も脚本も演出も映像も音楽もすごい。なんかこう,のめり込みたくなる激しい吸引力があります。

そして,昨晩は(残業しながら)横目でNST歌謡祭見ました。

コブクロの「蕾」を久しぶりに聴いた。よかったなぁ。歌ってくれてありがとう。
日常の中で凝り固まった心が,少しほどけたように感じました。


空を見上げたくなりました。
今日は,何故か赤い星ばかり目立つ夜空を見上げながら,小さな声で,「蕾」を歌いながら帰りました。そんな気分になるのは,数年に一度なんですが。



いい歌だ。


また,コブクロを聴きに行きたい。きっと行こう。

ちょい自分に甘すぎる今日この頃。気合い入れて頑張ろうな,自分(汗)。

では。


読んでくれたあなたへ。ありがとう。
優しい夜が,あなたとともにありますように。
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