二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

数々に 思ひ思はず 問ひがたみ 身を知る雨は 降りぞまされる

2015-12-20 22:05:19 | コブクロ
どうも。久しぶりに連日の書き込みです。

今日のタイトルは、伊勢物語の一節から。そう、コブクロの新曲「未来」を買いまして、聴きました。
その感想を綴ってみたいと思います。

今、NHKの「新・映像の世紀」見てるんだけど、しんどくて見てられなくて、録画しながらサイレントモード。おいら、相変わらずへなちょこです。(もっと元気あるときに、きちんと見よう、、、)

今日、久しぶりに本屋で仕事用の本以外を買いました。ものすごくミーハー。
「海賊とよばれた男」(1年以上前に、元上司に「読みます」と宣言したというのに、、、このたびやっと買った次第)と、なぜかマンガ「Orange」(爆)。自分がよくわからないが、少女マンガ一気買いです。(さすがに、まだビニールを破れない(爆))

なんか、惹かれるものがあったんだよね。「Organge」。むろん、少女マンガだし、おいら全然この手の作品読むわけじゃ無いんだが、コブクロも「未来」作るときに、この作品読んだんだなと思ったら、何だか無性に読みたくなった。

つまり、「未来」がむちゃくちゃいいんだ。(結論それかよ(爆笑))

「未来」すごいよ。NHKは今からでも、コブクロに紅白出演をオファーした方がいい。サプライズでもいいから。この曲、まさしく名曲だ。

最初に聞いたとき、鳥肌が立った。何度聞いても、意味不明な部分もありつつ、うわっと気持ちが揺れ動いてどうしようもない気持ちになる。この(一歩間違えれば卑怯(笑)なぐらいの)純粋な楽曲と歌詞の力強さが、すごい。誰が聞いてもいい。聴く人を選ばない曲だ。そして、聴くと、つい耳を傾けて聴いてしまう曲だ。

本屋で流れてる、サビの黒田氏の声が、何とも言えず、いい。
哀愁があるが、しめっぽくはなく、理性的で叙情的な、まさに、日本人が求める「郷愁」が、ある。

今回は、曲は黒田氏と小渕氏の二人で作ったらしい。作詞は小渕氏。タイトルにも上げたが「身を知る雨」は、伊勢物語での意味も、その他の意味も、読もうとすればいくらでも読み方があり、味わい深い。

でも、一番印象的なのは、1番の歌詞「君といつか~」の部分だ。うわ、男がこれ言うか、って気分と、これ、言いたいよなぁ、って気持ちのせめぎ合い。2番の歌詞もいい。すなわち、全部、いい。(思考停止と言わないでほしい。してるかもしれないけど(汗)。)

Orange。おそらく中年が映画館でこれを観るというのは、Mission Impossibleと言いたいくらいにハードルが高いので、とりあえず、マンガでその世界を味わおう。

唐突に思う。高校2年の自分は、きっと、今までの人生の中で、一番真面目で、一番かたくなで、愚かしく必死にあがくばかりで、それでも一番光を求め、光を反射していた時期なんだと。

真っ暗な闇の中、射貫かれるように光が当たる。その意味を、逃げずに考えて見ようと思う(これも現実逃避の1例)、年の瀬でした。


「新・映像の世紀」が続いている。映像の中の一人ひとりが、現実に迫って感じられる。映像の恐ろしさを感じずにはいられない。
いつも、思う。映像の中で生まれ育ったぼくらの感受性は、映像の向こうの「現実」を、どれだけ誠実に受け止められるか、常に問われていると。でも、誠実でありすぎると、とても耐えられないんだよ。。。

狂わずにいられる、強さがほしい。冷たく切り離すのではなく。彼らを悼みながら、それでも、生きていく強さを。死んでいったみんなを心の中に受け止めながら、今の世界を愛していく強さを。

みんな、よい夜を。
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ボクガココニイルウチニ(その2)

2015-12-19 21:55:24 | Weblog
以前、同じようなタイトルのぼやきをした記憶があるので、第二弾。

お久しぶりです。相変わらずの崖っぷちですが、藪が茂ってて、今ひとつ危機感ない。
やばいやばい。あかんやん。足下見えへんかったら。

「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。不可避のものが君の上にかかっている。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。(第4巻, 一七)」(「自省録」(岩波文庫青, 神谷美恵子訳)

最近、この言葉が頭の中をぐるぐると巡る。

この言葉が出てくる、ってことは、時間を無駄にしている、という自覚があるということだ。

滅んでいく自分を呆然とみているような。サーン状態のウサギのような。

そんなでいいのか、自分。(いや、よいわけがない。(反語))

否、否、無限大に否。(「火星が出てゐる」(高村光太郎))


やれやれ。自分の言葉はねぇのかよ、ボウイ。

そんな。這いつくばってる土曜日の夜。

「STAR WARS」も、「母と暮らせば」も、見に行けない(エネルギー不足)まま、ずっとNHK見続けた一日でした。
NHKありがとう。なんか、何も考えられへんのやけど、ちゃんと考えてるような気にさせてもろうたと思います。これから、ちゃんと考えます。(今はNHKスペシャル「自衛隊はどう変わるのか」を視聴中。)明日は「新・映像の世紀」だなぁ。


以後、生産性のないぼやき、いくつか。

(1)PRIUS Impossible!の宣伝が辛い。
おいら、10年以上PRIUS userだし、基本的にトヨタ好きだし、次買うのもPRIUSにしたいんやけど。。。あかん。どんどんプリウスが、おいらの趣味から離れていく。

その1:謳い文句の"impossible"が、どーしても慣れられへん。確かにincredibleはもう使われ尽くした感あるけど、同じようでいて、impossibleはいい感じに聞こえへんのだ、古いおいらには。きっと流行の業界ではimpossibleでクールなんだろうな、と思いつつ、マジ、この形容詞ついたプリウスには"impossible!"って気分になってしまう。

その2:車高、っていうか、ボディの位置が下がったのがさぁ、、、雪国なめてんだろ、ってか、雪国で売るつもりねぇだろ、っていう都会派意識をバリバリ感じて、辛い。冬の道は平らとは限らねぇんだよ。いきなり轍ができてて、除雪車間に合わない道もあるんだよ。突っ込んで亀になったら動けねぇんだよ。そのための4WDだろ?って?4WDだって、場合によっちゃ脱出できねぇんだよ。。。と、限りなく口汚くなっていく、小心者のおいらをお許しください。いや、あのボディを見てるだけで気分が、、、プリウスだけは、って信じてたのに・・・(アイドルに勝手に夢見て嘆く、中年の典型だな、、、)

その3:メカ的なあれこれには正直ワクワクしてますし、悲願の4WD搭載も電池も燃費も非常に魅力的です。でも、他のプリウス・ユーザーの嗜好は、おいらのそれとは違っていたということなんだな。客層がいつの間にか変わっていたのか。それが悲しい。12年前のバージョンが一番だ、、、(外国からのお客さんを送ったりすると、今でも皆さん誉めてくれるもんなぁ。)
くそう、ピンククラウン見た時は「金持ちの考えることはわかんねー!」と笑い飛ばせてたのに、、、トヨタさん、お願いですから、エコと機能性(と快適性はあってもいい(苦笑))を全面に打ち出した、色気のないプリウス裏番(懸命に背伸びしてるコンサバ小市民用)を作ってください(涙)。

(2)映画「グラスホッパー」を見た!
これはぼやきじゃないんだけど、、、見ました(笑)。すげぇ、映画として見やすくて、原作とは違ってたけど、それはそれでおもしろかった。
一番安心したのは、吉岡秀隆演じる槿(あさがお)の造形。おれ、槿好きなんだけど、彼が実体化されることには、非常に恐怖していた。彼の「それ」が模倣されることが一番怖かったのだ。(そんなの「中二病だ」と言うなかれ。考えなしの奴らに模倣しやすい気がして嫌なんだよ、視覚的にも。)

安心した。彼の「それ」は、必要以上に記憶に残らないように、思慮深く(?)演出されていたと(少なくともおいらは)思った。それでいて、槿の殺し屋としての存在感はちゃんとあった。吉岡の演技もよかった!監督、ありがとう。槿を嫌いにならずに済んだ。吉岡の静かで謎めいたたたずまいは、槿の本質の毒を希釈して体現したようで、「ぬるくてよかった」と、変な感動を覚えた。(とうとつにバッタの話をし始めたときは、やべぇ人にしか見えなかったけどな!(笑))

後は、鯨がどんなに凄もうが、蝉がどんなに暴れようが、おいらにとっちゃ怖くはない(苦笑)。彼らの「それ」は、パンピーに容易に模倣できる業ではないから。

変な感想で、ごめん。そういや、吉岡の演じた人物が「槿(あさがお)」という名だということは、鈴木が訪ねていった家の表札でしか確認できないんだよな。これも、(わざわざ表札かけんのかよ!)と笑いどころではあったが、まぁ、観客へのIDカード提示みたいで、おもしろくはあった。


(3)体力がほしい。。。
最近、崖っぷちで立てない。強敵に会ったら、きっと一撃で倒される。それじゃだめなんだ。おいら、もっとしっかり機能しないと、、、
太りすぎて、体の切れも悪いっす。体年齢55歳だってさ!くっそ~!(実年齢大幅越えてんじゃん!)


以上、どんだけレベル低いねん!?って感じのぼやきでした。

吉岡、出演作が目白押しだな。正月の「富士ファミリー」(NHK)、「64」(5,6月に前後編公開)、「海賊と呼ばれた男」(来年12月公開)、、、根拠無いけど、来年は他にも出る気がする。来年こそ、NHKレギュラーみたいぞ。おいらもがんばらなくちゃなぁ。

あっという間に未年も終了。この一年、仕事的にも私生活的にも毎日幸せだったので、文句は言えません。神様仏様、ありがとう。おいら、生きてて幸せです。願わくば、もう少し、いえ、末永く、生かしておいてほしい。もちっとがんばりますから。

寒さも本格的になってきました。皆さん、あったかくして、年の瀬を乗り切りましょう。命あっての物種ですぜ。では、また。


追伸:いつの間にか、コブクロの新曲発売されてた!買いに行かねば、、、
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