再放送です(苦笑)。今日,偶然の導きにより,視聴しました。NHKさん感謝。しばし,歓喜の時間を味わいました。
番組紹介によると,こんな番組です。
「フルートのパユ、オーボエのルルー、クラリネットのメイエ、ホルンのヴラトコヴィチ、バッソンのオダン、ピアノのル・サージュ。ソリストとしてもオーケストラの首席奏者としても輝くトップ奏者たちが集まった「レ・ヴァン・フランセ」。日本公演のために久しぶりに集まった彼らのオフ・ステージの表情とともに、これぞ代表作!というプーランク作曲の六重奏曲など、名演をたっぷりとお楽しみいただきます。」
(以上「NHKネットクラブ「番組詳細」」より飲用)
リンク先は,下記の通り。
NHK教育「ららら♪クラシック」(リンク先はいずれ更新されるので,そしたら「過去の放送」をご参照ください。)
NHKネットクラブ「番組詳細」
プーランクが「ああ,プーランクだなぁ」って曲の運びで,とても和みました。
全ての曲が素晴らしかったけど,特にルーセルの「ディヴェルティメント」が印象に残った。「ユーモレスク」も味わい深かったなぁ。
久しぶりに,木管を堪能しました。
ちなみに,レ・ヴァン・フランセとは「フランスの風」という意味だそうです。以下のような皆様です。
木管アンサンブル レ・ヴァン・フランセ
今年結成10年を迎える木管アンサンブル。メンバー全員が国際音楽コンクール受賞者。
エマニュエル・パユ(フルート)…世界中に熱狂的なファンを持つフルート奏者。
92年ジュネーブ国際コンクール優勝。ベルリン・フィルの首席奏者としても活躍中。
フランソワ・ルルー(オーボエ)…驚異的なテクニックを持つオーボエ奏者。
91年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝。元バイエルン放送交響楽団首席奏者。
ポール・メイエ(クラリネット)…ベリオ、ペンデレツキなどの作曲家が曲をささげるクラリネット奏者。
85年トゥーロン国際コンクール優勝。指揮者としても活躍中。
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)…世界を代表するホルン奏者。
83年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝。ベルリン・ドイツ交響楽団の元・首席奏者。
ジルベール・オダン(バッソン)…フランス式バッソンの第一人者。
80年ジュネーブ国際コンクール優勝。パリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者としても活躍中。
エリック・ル・サージュ(ピアノ)…フレンチ・ピアニズムの継承者。
メンバーそれぞれがベストパートナーと認めるピアニスト。89年ローベルト・シューマン国際コンクール優勝。
(以上,「ららら♪クラシック」より引用)
その,木管の神様達が,若手の音楽家(木管)たちに,直接アドバイスくれるのだ。観ていてわくわくしました。
ホルンのヴラトコヴィチさんが「若い人達は,今の時間を大切にしてください。音楽の研究をしたり(中略)今の時間は,二度と戻りません。」と言ったのが,自分にも身にしみた。(そうなんだよな。時間は戻らない・・・)
緊張については,ルルー師匠(勝手に「師匠」呼び(苦笑))のアドバイスが胸にしみました。
「緊張で体調を崩すことは,大音楽家でもあることです。(中略)緊張を,丸ごと受け入れてください。そうすれば,感覚はより鋭敏になり,演奏は深みのあるものになるでしょう。(だったかな?この辺うろ覚えだ)」
ルルー師匠自身は,緊張するタイプには見えないけど,若手を導こうとする「音楽教師」としての優しさが,いいなぁ,と思った。
緊張に耐えられず逃げ出すのが癖の甲斐性なしのおいらにとっては,とても心強い,そして,反省を促されることばでした。
ああ,そういえば,逃げまくって今日観てしまった映画でも,あったなぁ。戒めのことば。
"You could have saved us."(まともに受け止めると耐えられないので,加減して受け止めてますが(笑)←軟弱者)
このことばから,逃げちゃいけない。生きることは,自分一人の為じゃない。(それじゃ,寂しすぎるし,だいたい,自分一人が生きているつもりでも,たくさんの人に助けられているんだ。)
他の人のために,どれだけ自分の力を発揮できるか,が,人生の挑戦だ。そのはずだ。
・・・なーんてね。ことばじゃわかるんだけどさ。まだまだ,小さいっす。
舌の根も乾かぬうちに言い訳しますが,目の前のことを観るのが辛くなったら,一度目を閉じてもいいと思うんだ。その後,必ず,目をあけなきゃいけないけど。
崖っぷち。風にあおられてます。