二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「猫弁と指輪物語」読了!

2013-02-24 23:58:35 | Weblog
読み終わりました。

面白かった。現代風だな、というのが最初の読後感。
おいらがかつて読んできた小説は、どちらかというと古い物語で男性の作家ばかりなので、作風はずいぶん違う^-^;

色々、イメージしました。
場面をイメージしやすいのが、大山淳子氏の作風だと思う。
この前作「猫弁と透明人間」は、この春映像化され(撮影はもうおわっているらしい)、放映されるらしい。楽しみだ。

今回、「猫弁と指輪物語」では、「指輪物語」かよ?!と、ホビット見終わった身としては、少々「あやかり感」を感じないではなかったが、
読んでみたら、ちゃんと地に足のついたよい作品でした。

食わず嫌いの人へ。大丈夫やから、読んでみるといいと思うよ。


ネタばれ?にならん程度の感想を述べるならば、主人公「百瀬太郎」の人となりの中で、一つだけおいらとの共通点があるとすれば、アルコールに対する反応(耐性)かなぁ、という、そんなところだった(笑)。

後は、むこうさんが、えらくできがいい人ですよってに(苦笑)。

アルコールについては、同感。でも、おいらは、無意味でも飲みたくなるけどね(バカ)。
やめた方がいいんだろうな、とは思う。百瀬くんの言を読んで、今一度、そう感じた。
でも、今日も(久しぶりだけど)飲んでる。
このへんが、凡人の凡人たるゆえんだろう。

明日は朝からX-day。やれやれ。そう思うときだけ血圧上がるんやけどね。
もちっとがんばれ、自分。

崖っぷちの風は氷点下。立ち続けることは無理、って思うのは、おいらの軟弱さ故。

とりあえず、病気にならん程度のことだけがんばります。

寒い寒い今日この頃。皆さん、お体大切に。生きてりゃいいこと、きっとあるはず。
春は絶対やってくるからね。冬はおわるからね。

桜が恋しいです。(っつーか、それ以前におわらせなければいけないこと多すぎて、気が遠くなるぜ★)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「メイドインジャパン」について考えてみた

2013-02-24 21:50:40 | Weblog
NHKテレビ開局60周年記念ドラマ「メイドインジャパン」

第3話が(原作で予想していたとはいえ)驚きの展開だったので、しばし気持ちを整理するのに時間をかけました。
実を言うと、まだ迷っている。全てを受け止めたいと思うけど、ノイズも受け取ってしまうおいらの勝手な感受性に少々辟易。

落ち着いて、(時間がなくて再視聴は果たしていないが)考えた。

論理的な感想は、まだ保留。

感情的な部分だけ、今回は表明しておこう。


おいら、第3話の矢作営業部長と柿沼財務課長のやりとり(エレベーター前)を見ていて、強烈に連想するものがあった。

矢作が、三原順作「Die Energie 5.2☆11.8」(漫画:白泉社刊)のルドルフを想起させたのだ。
ものすごく昔(30年以上前?)に読んだ漫画(単行本は1984年初版、少女漫画というよりは、ものすごい硬派でビジネス漫画みたいだ)なのだが、唐沢寿明のイメージが、とてもルドルフに近い、と感じたのだ。

ああ、この漫画、絶対に日本じゃ映像化されないだろうけど(そのまま映像化されたんじゃ、恥ずかしくて、おいらも多分見ないけど)翻案して、いい感じに現代の社会にあうようなドラマにできないかなぁ。

時々すごく思うんだ。三原順ってものすごい映像原作者になり得たんじゃないかって。

彼女の悲劇は、彼女の作品は30年早すぎたんだ。というか、世界が彼女に追いつくのに30年かかった。

今だったら、これだけのプロットと表現力とテーマ性持った作家、だれもほっとかないと思う。むしろ世界的にも。(今は芸術はかつてないほどに世界に発信しやすくなっているし、世界から受け止められやすくなっている。)

まぁ、彼女がそれを望んだかどうかはわからないけど。

少なくとも、30年早かったおかげで、今日中年のおいら含めた世代は、三原順の才能を享受し、恩恵に浴することができた。
無気力世代なんて言われた世代だけどね(苦笑)。

ああ、もったいねぇ。なんてことを思いつつ、「メイドインジャパン」の来し方行く末?を色々と考えたのでありました。

今言えるのは、「メイドインジャパン」は、言外のメッセージがとてつもなくでかい、ということ。
これを見て「こんなもんじゃねえよ!」と感じた人にこそ、メッセージは向けられているのだ、ということ。

おいらはメッセージを受ける立場かどうかは保留しましたが、強烈に感じたことがありました。
「だから、あのとき迫田を切っちゃいけなかったんだよ!!!」

人は、生き方を変えることは難しいんだ。
あるべき場所にいれば、その職務を全うできる人間を、間違った場所に行かせてはいけないんだ。

うまく説明できないけど、強烈に思った。


理性的じゃないね。すんません。感想にもならない、おいらの感想。
また、再視聴できたら、もう少し考えて見たいっす。

NHK。すごいメッセージをつきつけていると思う。
家族は「ねぇ、このドラマって何が言いたかったの?」と聞くので、おいらは「一番偉いのは、矢作んとこの娘さんだよ。わかるだろ?」とかっこつけてしらばくれてましたが(苦笑)、あの子、ほんと、よくできた娘だ。それは本心。

吉岡氏演じた柿沼も、印象深かったな。彼は、矢作の苦悩や矛盾を見届ける役なんだな、と。そんなことを思った。
ホールでの、矢作の記者会見リハーサル。容赦のない平田満さん(宇崎役)の言葉はすごく納得がいった。それは当たり前のことなんだ。でも、それを痛ましく見つめる柿沼、というカメラワークが、「ドラマ」としての、この物語のスタンスを表明しているようだった。

う~ん。うまく言えへん。まだまだやな(爆)。

反省しつつ、とりあえず書き逃げですんません。では。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷点下の2月(コブクロについて)

2013-02-24 21:19:19 | Weblog
ども。風強いっすね。電車のダイヤ乱れてます。残業後に電車の遅延は辛いっす(^-^;
(いや、あるだけまし。それはわかってます。JRさんおおきに。)

やれやれ。

ところで、残業三昧の今日この頃ですが、目が覚める出来事がありました。
コブクロのノート!お年玉(笑)プレゼントで当選したと、オフィスコブクロから届きました。

感謝。ひたすら感謝。
ちょいモノクロっぽいくたびれたおいらの日常に舞い降りた、非日常、という名の天使。

何という幸運!決して(公的)日常生活では使えないが(爆)、というか、使うことが許容される年齢ではないが(涙)、センスのいい、かわいい(これが難点(^-^;))ノートであります。

なんつーか、表紙が感動的な写真です。
カメラマンは小渕氏なんでしょうが、この写真の雰囲気が好きだ。ライカってこんなスゴいもんなのかと驚愕、と言ったら大げさだけど、ホントびっくりしました。

いいなぁ。この写真の質感。光の表現。

うう、写真熱が出そうだ(苦笑)。そういう意味では、実に危険(笑)なプレゼント。
ホント、オフィスコブクロ、ありがとう!

というわけで、色々たまってますが、話題分けようかな。

コブクロ的には、最近、またも色々聞き直しては感動しているという毎日です。
Singles Best2はいいなぁ。しみじみ。

最近長距離を(車で)走る機会があり、例によって高速事故で延々渋滞だったので(命があっただけよしとするべし)、CD二回りぐらいしました。コブクロいい、やっぱり。と再確認した次第。

んでね。絢香&コブクロがおいら好きなのだが、絢香の声がなぜこんなに好きなのか自分なりに色々考えつつ繁華街を歩いてたら、絢香ちゃんの曲が折しも流れてきて、ふと感じたことがあった。

赤ん坊みたいなんだよな。彼女の声。そこが、好きだ(変?)

すっごくかわいいなぁ、と思う。力強くて、かわいくて、はかなくて。
おいらにとって、絢香は、ベイビーヴォイス。ということに(しばらく)しておこう。


では、この話題はここまで。アデュー^-^
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Cabin Pressure 第4シリーズ最終回!(ネタばれあるかも)

2013-02-13 22:16:48 | Weblog
どうも。
「メイドインジャパン」に圧倒され、ぼけーとしたままでとりあえず「崖っぷち踏ん張れ」の毎日を過ごす、三月の風です。

やれやれ、インフルはかろうじて逃れてるけど、気力不足は否めません。
気力低下すると、睡眠欲以外の欲も低下するので、我ながら自堕落・・・

さて。(メイドインジャパンの感想は、今週末あたりに再視聴できたら書こう)なんてもくろみつつ、今日は別の話題。

英国BBCラジオ4で放送中のラジオ(喜劇)ドラマ「キャビン・プレッシャー」ですが、本日、というか明日明け方に今シリーズの最終回です。
記念に記事にしようと思いますが、やや(公式で発表してる範囲で)ネタばれてますので、いやな方はご注意を。


今年最大の注目俳優、ベネディクト・カンバーバッチ氏、美声と演技に酔いしれてしまうベテラン俳優ロジャー・アラム氏、一撃必殺の舌鋒と、信じられないほど豊かな包容力を併せ持つ表現力のステファニー・コール様、そして、限りなく創造的で無比とも言えるこの笑劇を生み出しただけでなく、天使のようなアーサーを軽やかに演じるジョン・フィネモア氏。

小さなチャーター飛行機会社を舞台に繰り広げられる、何ともおかしなシチュエーション・コメディ(シット・コム=「状況を設定した連続喜劇、日本のホームドラマみたいなもの」とでも訳せばいいのかな)であります。


今回のタイトルは
Yverdon-Les-Bains
スイスの都市。「イヴェルドン・レ・バン」と読むそうです。(まず、読めなかったぜ・・・(汗))

スイス政府観光局のウェブサイトに情報があります。

遺跡も発掘されている歴史的な街で温泉地・・・おいらの脳みそには、この情報が刻印されました♪
温泉・・・行きたい・・・


一方お話の方は、なにやら波乱含み?の様子です。(以下、公式ウェブサイトから引用)(「警告!以下にネタばれあるかも」)

今回のお話の概要(たぶん):
Love is in the air as Douglas and Herc fight it out over the fruit tray, and hope springs eternal as Martin has the interview of his life.
ダグラスとハークがフルーツの盛り皿をめぐって雌雄を決する中、愛の気配が立ちこめる。そして、マーティンが人生を賭けた面接試験を受けるとき、希望は泉のごとく永遠にわき出るのである。


わけわからん訳ですんません。たぶんin the airは掛詞(ガーティ(飛行機)の中、つまり空中での対決ってことと、「愛の雰囲気立ちこめる中」というロマンティックな表現のダブルミーニング?)。もしかしたらthe interview of his lifeも二重の意味が・・・(job interviewとは限らない?!ワオ!)

そうそう、Hope springs eternalは英国詩人アレキサンダー・ポープ(アレグザンダー・ポウプって言いたくなるんすけど(爆))の言葉です。

Hope springs eternal in the human breast.
「希望は永久に人間の胸に湧く。人間はつねに現在幸せであることはなく、いつもこれから幸せになるのだ。」

おおお・・・いろんな意味で、楽しみです。



というわけで。おいらは週末まで聴けへんけど、聴ける人、楽しんでなぁ!(他人事のようで、すまない・・・)

寒い寒い、超寒いYukiguniからの報告でした♪(これもまた一つの"Y"と言わせてくれ(苦笑))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「とっておきテレビ」2月号にて「メイドインジャパン」特集インタビューあり!

2013-02-09 15:15:05 | Weblog
NHKラジオ第一で、「メイドインジャパン」の特集があったようだ。(放送は2月3日)

以下のウェブサイトで、プロデューサーやディレクターのインタビューが聴けます。
「とっておきテレビ」
http://www.nhk.or.jp/r1/totteoki/tv/index.html

こんな素晴らしいサイトがあるなんて、知らなかったなぁ。

おいらには、「収録スタジオ・リハーサルの模様」が興味深かったです。
ただし、本日放映される第3話のネタバレが入ってますので、事前情報No!の方は回避されたし(笑)。
うかつにページ開くと、音声が流れ始めますからね。(上記のリンク先は一覧だから音は出ません。)
(なお、それぞれのページにはテキストもついてるので、ミュートにしておけば、インタビューやリハ風景を「読む」ことも可能です。)

ちなみに、リハは戦略室の場面です。音声だけでも、それぞれの俳優さんの(リハだから)探り探りの感じとか、黒崎ディレクターさんの説明等が、面白かったです。
途中の唐沢氏の超ファインパス(?!)が素晴らしかった(笑)。受け取った人のトラップも絶妙で笑えました。

あ、これはネタバレじゃないっすからね!


今日は、「メイドインジャパン」最終回。楽しみだ。

そして、色々。色々。

逃げ回っている自分に、根気強く説得中。

「仕事しろ。」

アホや・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの太陽がこの世界を照らし続けるように・・・今も

2013-02-08 23:51:51 | Weblog
意味不明ですんません。

残業帰り、ビール飲みながら「あの太陽がこの世界を照らし続けるように」を聴いてます。
なんか、くーたびれて、自己嫌悪と苛立ちと投げやりさともどかしさと反省と・・・そんな気分でいたら、突然、猛烈に聴きたくなりました。

今、聴き終わって、気分爽快・・・と言ったら単純だが、ほんとに、すごく気持ちよくなった。

コブクロ・・・すごいなぁ。

そのまま、「シルエット」が今流れてますが、もうこのまま一晩聞き続けたいかも(無理だろ・・・)

最近、眠くて眠くてやばいくらいなのですが、久しぶりに、第1次欲求以上(爆)の乾きが満たされた模様。

明日は・・・がんばろう・・・崖っぷちは続きます。
(黒田氏の「いつだって、おだててあげるから♪」・・・に猛烈にテンション上がる、やばい夜(笑))

大風の中で命はあまりにもろいけれど、それでも、一つでも、哀しい命が安らぎますように。
おやすみ。温かい眠りが、あなたに訪れますように。

今日の告白。

「蜜蜂」聴くとね。泣けるんだ。



生きていこうね。手をつなぎたい、あなたと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メイドインジャパン第2話視聴!

2013-02-03 01:52:52 | その他テレビ
今日(もとい、昨日、または第2話)のメイドインジャパンも面白かった!

原作読んだ身としては、「こんな風に見せるんや」というのが興味深かったです。
財務課長、工場長の妻とのやりとりは、テレビの見せ方がよかったな。
奥さん方、素晴らしいっす。

ところで、おなかの子をダシ(笑)に使っての会話は、テレビオリジナルとみたが、なんか、すごくよかったな。そして、奥さんが、決断を怖がってる柿沼を抱きしめて背中さすってやるのが、すごくよかった。完全に、柿沼が奥さんにすがってるんだよな。抱きしめてやってるのは、奥さんだ。(原作今手元にないので、原作にも同じ場面があったらごめん・・・)工場長の家も、奥さんの膝枕に甘える工場長・・・パラダイスか(苦笑)。その分、家庭の不幸を一身に背負う矢作部長。でも、何のかんの言いながら寧々ちゃんも娘も優しい。やっぱパラダイス(爆)。会社の存続も、個人の生活があってこそだからな。こういうとこは、大事にしてほしいと思う。(現実の世界では、全く顧みられないし、誰も語らないことだからこそ、いっそう。)

一カ所ハラハラしたのは、冒頭のバスの中の会話。原作では「日本語でしゃべるな」って途中で矢作部長が注意するんだよね。バスの中の乗客も、日本語の彼らを意識してちょっと雰囲気がやばくなる、ってのが、リアルでどきどきしたのでした。テレビでは、のんきにしゃべってる彼らに「そんなに大声で日本語しゃべったら日本人やってばれるやろ!あかん!」と、一人でハラハラしておりました(バカ)。

あとは、、、そーだなぁ。全般的に、わかりやすくて面白かったっす。居酒屋の場面も、(あんなにすいてたから密談もOKだろうが、工場長、開放的すぎ!と、これも突っ込みたくなった(笑))一人ひとりの人物描写がよかった。3話で登場人物に生き血通わすには、こういう場面も必要なんだよな。マイコさんの「天丼に罪はありませんから」も(笑)(これは、原作でも好きな場面だ。)

んで、今回もなにげに75分番組?シャーロックで「60分超えのドラマって、いいかも」という手応え感じたのか、NHK?正解だと思うけど(苦笑)(←日頃、他のドラマをみいひんので、最近こうなのかね。おいらが知ってる限りでは、ドラマって、45分とか、せいぜい60分だと思ってた。)

次回、原作の「あの場面」や「あの台詞」が、どんな風にアレンジされてるのか、最終回の展開が楽しみです。吉岡秀隆ファンの皆様もご安心あれ!柿沼、すげー大活躍(出番の量はわからんが、かっこいい役回り)っすよ!

最後に。「柿沼」っつーと、スターダスト★レビューのベースの柿沼氏を思い出してしまい、氏のハワイアンで埼玉県民的な、御茶屋の息子ののんびりした雰囲気が思い出されて、「柿沼雄二よ、柿沼姓ならもっとのほほんとせんか」と独りごちてしまうおいら。完全に先入観。困ったもんです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする