二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

トロイメライ

2005-05-28 23:30:16 | クラシック音楽
職場でいらんことを言って、激しく落ち込んで帰ってきた。誰も責めないおいらの失態。今日は片手の指の数で済むだろうか。累積したらいくつになるんだろう。

NHKで「鬱病」についての特別番組をやっている。録画してるけど、ちょっとだけ見て、今は断念。日が悪いや。鬱病の症状、とされるものには、おいらの長年「しょーがねー、風邪ってことにしてだらけるか」モードが含まれている。自分が病気だとは思わないけど、おいらの周りには病気で苦しんで逝っちまった上司も同僚も友人も部下もいる。最近も、同じ部署の若い娘が休職した。すげー真面目な子だ。相談に乗ったけど、何の援助もできんかった。何だろう。おいらは平気でいられるんだな。すごく冷静に考える。

おいらは、周囲の人に幸せでいてほしい。でも、病気を治すことはできない。逝ってしまった人達は、奇しくも(幸いにも?)部署替えとか転勤とかで音信をとりにくくなった後で消えていってしまった。一緒にいたときには、すごく優しくて笑顔でおいらを宿無しの猫みたいにかわいがってくれた人ばっかりだった。もし、あの人達が隣にいた時に消えてしまったら、おいらは耐えられたんだろうか。

突如、よみがえる、ある本の台詞。「おれは、おれのためにしか、泣くことすらできない。」苦しんでいる人のことなんて、全然考えていないのだ、おれは。おいらのグレートマザー曰く「人は、他人の苦しみなら、百年でも我慢できる。」けだし名言。

ネガティブ大王を自称して、今日はさぼる。あ、思うけどね。部屋が片づけられない、ときめかない(あえて文学的表現を使ってみました)、っつーのも、うつっぽいよね。おれ、それ今の症状!ってことにしておこう。

明後日は社長も取締役も出てくるプロジェクト会議。冗談じゃねぇ、、、でも、プロジェクトはやりたいんだ。おれは、何をためらってるんだろうね。カウンセリングしてみるか、自分相手に。

以上、多少ドラマティックに脚色した、おいらの現状でした。キャラ的には吉岡じゃないね。(吉岡は文句言わずに働きそうだ。)オダギリ?草なぎ?いや、それも違うな。役者ってマメなイメージあるもんな。「成功者は、常に働き者である。」っつー結論で、今日は締めたいと思います。

最後に、気分転換。
トロイメライを聞いている。クラシックは学生の頃以来だ。あの頃は、誰がひいているか、よりも、どれだけ正確で美しいか、しか気にしなかった。今は違う。誰がひいているのか。気に入らないなら、それは何故なのか、なぜ、この音なのか、が気になる。それは、堕落なのか。成熟なのか。もっと違うものなのか。わからないけれど。

ホロヴィッツの「月光」を半年聞き続けて、聞く度に印象が変わっている、という不定見野郎ですから、おいら。恐れ多くも、最初はホロヴィッツが下手に聞こえたんだよな。。。今は、聞く度に新たな感動を覚える。同じ曲で何度も盛り上がれて、我ながら安上がりだな~と思う。

無性にクライバーンが聴きたい。あの、ためらいのない直球の旋律。体育会系な(?)大らかな表現(に聞こえたんだ、ガキの頃のおいらには)。

この世のどこかに、全ての正しい答えがあればいいのにね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「博士の愛した数式」

2005-05-24 22:21:23 | 映画「博士の愛した数式」
現実逃避、のための一筆。(今日も残業だったけど、サーバーダウンその他諸々の諸事情で帰ってきたさ^-^;家で続きをしろってか?)

この間「博士の愛した数式」の映画のクランクアップが朝のテレビで報じられていた。吉岡秀隆、寺尾總、浅丘ルリ子、深津絵里と大好きな俳優陣が総出演だったもので、思わずビデオに録っちまった。朝はそのまま出勤して、夜に見直した。ほくほくしながら「おお~、吉岡、ものすごく若ぇ~」とか「浅丘ルリ子、迫力な程に色っぺぇ~」とか「寺尾總、何か毒気なくなってるじゃん」とか、たわいもないことを考えながら見ていた。ルリ子姐さんの寺尾さんへの手のかけ方が、何というかもう「参りました」ってくらい自然でうらやましかったので、もう一度拝もうと、巻き戻したところ。「あれ?」再生して巻き戻し。もう一度「あれ?」

浅丘&寺尾のツーショット直後に、吉岡秀隆と斎藤隆成くん(Wルート)が並んで数秒間写ってるのだが、2人の動きがシンクロナイズド。。。横むいたり、下向いたり、前むいたりを同じタイミングでやっとる!!!(顔もほとんど相似形だし!)

いや、偶然かもしれんのですが。数秒間、全く同じ動きしてたよ。どちらかと言えば吉岡が斎藤君を見てるんだが、横むくところは、全く同時か、むしろ吉岡の方が早いんだよな。

こんなことに感動してるおいらもおいらですが。

何が言いたかったというと。吉岡秀隆って、やっぱすげー、というか、おもしろい。この人のクランクアップ会見というのは、役柄が抜けきってないのか、素なのに微妙にキャラが入っていて、毎回すごく味わい深い。役柄によって顔つきも全然違う。クランクアップじゃないけど、日本アカデミー賞の授賞式の時なんか「四日間の奇蹟」の撮影中だったらしいけど、拍手するとき左手の薬指が麻痺したように立ってたもんな。(あの時は「何でだろ~」と思ってたら、後で、そういう役柄だったと知った。)

役者が全てそうあるものだとは思わないが。彼のように、その役に「なっていく」俳優というのは希有だと思う。映画の制作上、効果があるかどうかはまた別として。(もっとわかりやすく、ストーリーを進める記号としての役者の振る舞いを求める客もいるだろうから。)

彼は、記号になれない。霊降ろししちゃう役者なんだろう。命削って演じて、人を創る。彼を好きな監督が彼を大事にする気持ちがよくわかる。逆に、シンボルとしてのキャラクターを求める監督には、彼は求められないのかもしれないね。(何言ってるかわからない人、すんません。)

おいらが好きな世界は、吉岡秀隆なんかが存在してる世界だから、これからも彼のでてる映画が増えるといいなぁ、と思ったりするんだが。

とりあえず。おいら、吉岡ストーキングしてるわけじゃないっすから。これだけは弁解しときます。(いちいちどこまで細かく観察してんだよ、という突っ込みに対して。)

というわけで、馬鹿話の後は、相変わらず残業背水の陣がどこまでも続くのでした。

追伸:最近、仕事が辛くなると、グインサーガで今にもしにそーなスカール黒太子を思い出します。がんばれ太子。がんばれおいら。まだ倒れちゃダメだ。もう少し踏ん張れ。(いや、おいらのようなへなちょことスカール黒太子を同列に扱っちゃ、あまりに厚かましいですが。)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜びの歌

2005-05-18 19:59:51 | Weblog
。。。は、まだ歌えない。今日を乗り切って、明日を乗り切って。

「明日へ逃げよう」って歌った人がいる。その時は、おいらにとって明日は今日よりも怖く見えたから、不思議だなぁって思った。

今ならわかる。

今日を死にものぐるいで生きていたら、明日の方が、いいよ。今日が苦しければ苦しいほど、明日はよくなる筈(?)。

とりあえず、今日できることをやりつくそう。

今から。
(オチがこれかよ!?)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オレオレとオラオラ

2005-05-08 23:01:35 | Weblog
なんか意味不明?オレオレって「詐欺」につながりそうなんだけど、他に「自分自分」と自己主張モードも感じる。そして「オラオラ」は「にーちゃん」の枕詞?べらんめぇな(苦手なよーな、愛すべきよーな)人々だ。

そんなことは、全く関係のない気分+今の状況です。まぁ、しいて言えば、今の部屋の状況がオレオレでオラオラなんだよな。(なんだそりゃ。)とりあえず、「この状態では死ねない」感じの部屋です。部屋中に未決の書類が。その合間にCDやら食料やら。学生かよ、ってくらいに足の踏み場もない。やべー。

他部署の方が思わず優しく声をかけてくれたほど、今のおいらは崖っぷち。部署内で吊し上げにあわんよう、早急に企画書を出さねばなりません。んで、人並みにあせりつつも、思わず「ねぇ、サーン状態って知ってる?ウサギが狐に出くわすとさ、あまりの恐怖に動けなくなって、ぼんやり殺されるのを待ってんだってさ。」なんて余計なことを言い出したくなって、うずうずしてくるんで。「じゃ、とどめさしたろか」と言われかねんので、口には出しません。ええ、命は惜しいです。

緊急のことはできるのさ。目の前のことはやっているのさ。毎日懸命に働いている。それなのに、「この一ヶ月、何遊んでた」と言われるおいら。だめだめさー。


。。。さて、じゃ、愚痴も済んだし、がんばんべー。(職場じゃ言えないからのう。上司も「弱音は聞きたくねー」雰囲気ありありだ。振ったのはあんただろー、と今は言えない、宮仕えの哀しさ)

好きなことをやってるんだ。好きなことの筈なんだ。そんな毎日だ、と自分に言い聞かせる。この世は、喜びの歌を歌う場所。たとえそれが、どんなに切ない旋律でも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休みなんす、さいざんす

2005-05-05 09:53:11 | Weblog
あっという間に連休終わりで朝からブルー入ってますが、天気は上々。とりあえず今日(無償)勤務に行く予定は却下(自宅でやるけど)。ぜってー行かねーぞ!という気合いをこめての書き込みです。

ようやく車のタイヤをラジアルに変え(他地域の人から見たら爆笑もんでしょうが)、軽くなったプリウスで帰省したら、さすがに燃費上昇♪でも肝心なとこで渋滞に引っかかるからよー。30km/lは、いまだに「調子のいいときの2時間限定」でしか果たせません。平均燃費は22km/l。まぁ、月3万の小遣いに苦しんでいる同僚(レガシー乗り)が、重いため息をつきつつ「半分だぜ」と呻いていたので、(レガシーより勝るのなんて燃費だけだとわかっちゃいるが)よしとしよう。雪さえなければプリウスは財布に優しい奴さ♪(ちなみに同僚は通勤ガス代も飲み代も昼代も趣味代もすべて小遣いでまかなっているらしい。けなげだ。。。)

世の中は桜が散っちゃって、あったかくなってきましたね。今日こそコタツをしまうか。ストーブはまだ必要だけど。

玄関前のツバメとのバトル(巣作り阻止作戦。現在敗色濃し(汗))もがんばらんとなー。頼むから、屋内に入り込んで玄関泥泥にしながら巣作りすんなよ~。屋外なら許したるから。

限りなくドメスティックな休みになりそうです。あと一日。地球に愛を。僕らに夢を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山登り生還

2005-05-02 22:47:46 | Weblog
やったぜ(笑)!社長の先導で、うちの部署+αの愉快な仲間達は、1人も欠けずに生還しました。たかが千余m。されど千余m。雪渓が泣けるほどきれいで。泣けるほどおっかなくて。尾根づたいの山道ばっかりで絶景なんだけど、足下が幅30cmなんで、気持ちがいいやら気が遠くなるやら。最終的には亀裂の入った雪渓(あぶねー)にはばまれて、山頂まで行けずに撤収。生きてて良かった。

そんなわけで、筋肉痛を抱えたまま、何事もなかったかのように始まる一週間。今日は9時半に撤収。山登りよりは楽かも、な一日でした。精神的にはきつかったけどさ。

とゆーわけで、明日から連休?たまった仕事片づけるかー(不毛)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする