崖の上はやんわり温い。寒気の前の生暖かい風が不穏だ。
どうも。あっという間に木曜夜です。
昨晩は、小池栄子女史主演「コタツがない家」初回でした。ドキドキしながら薄目で視聴し始めたのだが、最終的には、目ん玉ひん剥いて(苦笑)観る羽目になりました。
視聴後の感想としては、よいドラマだと思いました。本心で、次回も観たくなったよ。
おいら、基本ドラマ好きというわけではない(どっちかというと自分のペースで進められる本やマンガの方が好き)なのだが、吉岡氏関係とNHK大河、朝ドラは何となく心惹かれる。
日頃はドラマよりドキュメンタリーとかサラ飯とか、72時間とか、小さな旅なんかが観やすい。まぁ、家族がお笑い好きなので、気がつくと明石屋師匠のバラエティ視聴率が高いのだが(苦笑)
「コタツがない家」は、そんな「ドラマ検定8級」のおいらにも入りやすい、よいドラマでした。
なんたって、分かり易い。
それは見え透いている、ということではなくて、観ていて違和感が少ない、という意味だ。
全部を説明しがちな昨今のドラマの傾向は踏襲しつつ、それ以外の隙間の見せ方がよくて、登場人物が生きている感じがする。
登場人物のキャラクター造形は漫画的(マンガ原作?)だが、まだ語られていない雰囲気みたいなものが魅力的に匂ってくるから、次回が気になるのだ。
名優小林薫のなんとも言えぬ快演が光る。
一見非常に「いい人」っぽいながらも、確実に面倒くさい頑固な性格が匂い立つような、リアルな為人。
その小林薫に引っ張られるように、若い小池栄子の「娘」役が映えるのだ。大きな瞳を見開いて涙をこらえる場面は、思わず(烈女という雰囲気の彼女なのに)ああけなげ、とよろめきそうになってしまった。
吉岡秀隆の一癖どころか十癖もありそうなひねくれ亭主の演技も、期待以上に楽しかった。
凄く軽いのに、所々ぞっとするぐらいリアルで面倒くさい。(彼が「同居」についてネチネチ主張する場面は、リアルのどこかで何回も聞いた話に似過ぎていて、一瞬気が遠くなるかと思った(苦笑))
人がいい、でもいい人ではない(笑)、ダメな男のリアル50代。やべー(我が身を省みると魂の色が似すぎていて、、、)そんなダメ男が、目を剥きながら、舅(岩のように大きな存在感!)に将棋で立ち向かっていく様は、泣き笑いの様相を呈して、何だかものすごく面白かった。
そして、そんな名優達の中でこそ、純な作間龍斗の存在感が、清涼感を感じさせるのだ。
孫、なんとかわいいのだ。頑固親父は孫に救われるのだ(涙)。そして彼の今後も又、頭痛いぐらいリアル味があって心配だ。
編集者の北村一輝のうさんくさい世慣れた感(笑)も、癒やしの泉のような猫のチョーさんも、全てを達観したような歴戦の勇者感を漂わせる貝田清美母上も、呑気なようで各々すねに傷持つ私生活を隠し持っていそうな万里江さんの部下達も、、、
うん、なんかしっくり来て観やすいぞ。
このドラマは、思い切りコミカルでありながら、部分的にものすごくリアルで生々しい。
そのギャップがほどよい緊張感となり、ガハハと笑い飛ばすには身につまされる気持ちになりながら、それでも自分のことは棚に上げて観てしまうのだ。
まとまりのない感想、陳謝です。もちっと推敲しろ、自分。
ともあれ、ドラマの前にやってた特番で、思いがけず山田洋次監督のお元気な演出のお姿を拝見し(歌舞伎界を演出する山田洋次監督、オーラがすごい)、思わず背筋が伸びたことを報告し、今日(あ、日付またいでしまった(汗))の報告を終わります。
なお、水曜夜は夜更かしすると「週刊モーニング」更新の誘惑と戦うことになり、昨日は敗戦でしたが、来週からは少し睡眠を優先しようぜ、自分。
では、おやすみなさい。
どうも。あっという間に木曜夜です。
昨晩は、小池栄子女史主演「コタツがない家」初回でした。ドキドキしながら薄目で視聴し始めたのだが、最終的には、目ん玉ひん剥いて(苦笑)観る羽目になりました。
視聴後の感想としては、よいドラマだと思いました。本心で、次回も観たくなったよ。
おいら、基本ドラマ好きというわけではない(どっちかというと自分のペースで進められる本やマンガの方が好き)なのだが、吉岡氏関係とNHK大河、朝ドラは何となく心惹かれる。
日頃はドラマよりドキュメンタリーとかサラ飯とか、72時間とか、小さな旅なんかが観やすい。まぁ、家族がお笑い好きなので、気がつくと明石屋師匠のバラエティ視聴率が高いのだが(苦笑)
「コタツがない家」は、そんな「ドラマ検定8級」のおいらにも入りやすい、よいドラマでした。
なんたって、分かり易い。
それは見え透いている、ということではなくて、観ていて違和感が少ない、という意味だ。
全部を説明しがちな昨今のドラマの傾向は踏襲しつつ、それ以外の隙間の見せ方がよくて、登場人物が生きている感じがする。
登場人物のキャラクター造形は漫画的(マンガ原作?)だが、まだ語られていない雰囲気みたいなものが魅力的に匂ってくるから、次回が気になるのだ。
名優小林薫のなんとも言えぬ快演が光る。
一見非常に「いい人」っぽいながらも、確実に面倒くさい頑固な性格が匂い立つような、リアルな為人。
その小林薫に引っ張られるように、若い小池栄子の「娘」役が映えるのだ。大きな瞳を見開いて涙をこらえる場面は、思わず(烈女という雰囲気の彼女なのに)ああけなげ、とよろめきそうになってしまった。
吉岡秀隆の一癖どころか十癖もありそうなひねくれ亭主の演技も、期待以上に楽しかった。
凄く軽いのに、所々ぞっとするぐらいリアルで面倒くさい。(彼が「同居」についてネチネチ主張する場面は、リアルのどこかで何回も聞いた話に似過ぎていて、一瞬気が遠くなるかと思った(苦笑))
人がいい、でもいい人ではない(笑)、ダメな男のリアル50代。やべー(我が身を省みると魂の色が似すぎていて、、、)そんなダメ男が、目を剥きながら、舅(岩のように大きな存在感!)に将棋で立ち向かっていく様は、泣き笑いの様相を呈して、何だかものすごく面白かった。
そして、そんな名優達の中でこそ、純な作間龍斗の存在感が、清涼感を感じさせるのだ。
孫、なんとかわいいのだ。頑固親父は孫に救われるのだ(涙)。そして彼の今後も又、頭痛いぐらいリアル味があって心配だ。
編集者の北村一輝のうさんくさい世慣れた感(笑)も、癒やしの泉のような猫のチョーさんも、全てを達観したような歴戦の勇者感を漂わせる貝田清美母上も、呑気なようで各々すねに傷持つ私生活を隠し持っていそうな万里江さんの部下達も、、、
うん、なんかしっくり来て観やすいぞ。
このドラマは、思い切りコミカルでありながら、部分的にものすごくリアルで生々しい。
そのギャップがほどよい緊張感となり、ガハハと笑い飛ばすには身につまされる気持ちになりながら、それでも自分のことは棚に上げて観てしまうのだ。
まとまりのない感想、陳謝です。もちっと推敲しろ、自分。
ともあれ、ドラマの前にやってた特番で、思いがけず山田洋次監督のお元気な演出のお姿を拝見し(歌舞伎界を演出する山田洋次監督、オーラがすごい)、思わず背筋が伸びたことを報告し、今日(あ、日付またいでしまった(汗))の報告を終わります。
なお、水曜夜は夜更かしすると「週刊モーニング」更新の誘惑と戦うことになり、昨日は敗戦でしたが、来週からは少し睡眠を優先しようぜ、自分。
では、おやすみなさい。