二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ゴジラ-1.0初日!そして、吉岡秀隆ファミリーヒストリーに登場!

2023-11-07 23:50:36 | 吉岡秀隆
崖っぷちの上は強風。南西の風が髪をもみくちゃにする。
見上げれば晩秋の空。ああ。

「からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。

からまつの林を出でて、
からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、
また細く道はつづけり。」

突然、北原白秋なんか口ずさみたくなる、そんな風が吹く。
大地よ揺らぐな。空よ唸るな。どうか、遠き地まで届く平安を。


さて。今日の話題。
満を持して!吉岡秀隆氏がNHKファミリーヒストリーに登場だ!

ファミリーヒストリー 吉岡秀隆~いくつもの“縁”に導かれた俳優の道~
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2023132089SA000/

「僕は役者に向いていない」だからこそ視聴者の心を揺さぶる丹念で温かい吉岡秀隆の演技(スポニチ2023年11月4日)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/11/04/kiji/20231104s00041000517000c.html

おいら、実を言うとファミリーヒストリー少し苦手であまり観てなかったんだが、今回はTV前に正座で視聴しました。(まぁ野暮用あって少し遅れたが、録画間に合ってよかった…)

圧倒された。そして、なんだか納得した。吉岡秀隆の原点そして目的地。彼の発する一言一言の奥にあるもの。
「興味ない」と言っていたはずの我が家族も、いつしか座って一緒に観ていた。

おれんとこの母親と吉岡氏のお母上は割と年が近いので、スケール大きく若く(マジ若ぇ!)はつらつとしたお母上のお姿に、我が母も随分と励まされた様子。
そして、実兄の悲劇的戦死について語られた後、「…うちだけじゃないからね」と仰ったお母上の優しさ。生まれてすぐに戦争で父親を失った母は、その言葉に心揺さぶられた様子だった。「そうなんだよ」と小さく呟いていた。

吉岡秀隆と役者業との縁。放送では黒澤監督との関係は取り上げられなかったけど、それについては以前BS(どこだっけ?)で「若き日の黒澤明~幻のシナリオに隠されたクロサワ映画の原点を探る~」という番組があったほどだ。今回は山田監督の「男はつらいよ」と倉本先生の「北の国から」、そして「Dr.コトー診療所」中心の紹介だったが、吉岡自身から(映画の題名への言及はなかったが)「八月の狂詩曲(ラプソディ)」が転機になったという話があったのは少なからず胸に来るものがあった。
おいら、初吉岡が「八月の狂詩曲」だったから、本当にあの作品は(映画自体も素晴らしいが)吉岡や他の登場人物の生き生きとした存在感が素晴らしいと思うのだ。

そして11月3日は、「ゴジラの日」でもある。
【トークノーカット】『ゴジラ-1.0』より神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、安藤サクラら登壇!初日舞台あいさつ
https://youtu.be/OEp4bOHEzCc?si=Ng-lzRRoQ2--2Gy3

皆さん、ゴジラ-1.0(マイナスワン)はご覧になりましたか?
いや、マジすごいっす。ホント、○ぬかと思った場面が何度あったことか。

おいら、パニック映画は冒頭から亡くなる人に順番に感情移入してしまうので、そこそこの確率で映画後半でバテて終了後にはぐったりなことが多いんです。(ストーリー自体は楽しむんだが、頭のどこかで自分が○に続けているような感覚が消えない…)
今回は、違った。
笑っちゃうくらいどうみても勝てそうどころか逃げ切れそうにないのに、手を握りしめて固唾を呑んで物語の行方を見守りたくなる、この感覚はなんなのだろうね。

明日は週のど真ん中。そして「コタツがない家」第四話。
時の歩みが速すぎて呆然としてるけど、まずは吉岡秀隆氏の今後の一層のご活躍とご家族皆様の御多幸を祈って今日はここまでといたします。おやすみなさい。
コメント
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