おお、映画化!
何が凄いって、、、吉岡秀隆も出演しとるんやで。
しかも、
吉岡秀隆:上崎岳大(国会議員)
くぅ~っ、見るからに「ワル」そうじゃん^-^;
映画「峠 最後のサムライ」の岩村精一郎に匹敵するワルの匂いがする。。。(おいら、原作知らんけどね。でも、ミステリーにおける「国会議員」の役回りってさぁ、、、うん、完全に偏見ですが。)
おいらが言う「ワル」の意味は、悪役、という意味ではなく(おそらく、悪役としての立ち位置はあるとは思うが)、むしろ、描かれる人間像として、主人公側ではない、「正しくない」人、共感しにくい人としての造形であろう、という意味です。
そういう役に、吉岡が挑む、ということ。
それが、何だか、わくわくする。(まぁ、半分は「おい、いいのか?」という気もするけど。)
さっきまでやっていたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、本木雅弘が密着されていた。
まさに、本木雅弘さんも、今54になって「悪役」を模索しているようだ。
彼の模索の仕方って、すげー面倒くさい(本人もそう言っていた)感じで、それでも、何やっても本木雅弘はかっこいいので、「ちくしょー、こんなにぐだぐだなこと言ってて男前でかっこいいって、それこそ詐欺だぜ、、、」とやけ酒飲みながら視聴していたのです。
(実際、いかに本人がダメ出ししようと、「麒麟がくる」の斎藤道三は無茶苦茶かっこ良く変人で恐ろしくも魅力的な悪役として立ち上る存在感があるわけで、、、)
それでも、本木さんがそんなにもがいているというのは知らなかった。
彼のぼやきの半分以上、おいらも共感できるから、おいらもそんなに変人じゃなくて人並み?かな、って思えて嬉しかったけどね。(あれほどの自意識は持てねぇけどな!(汗))
話は戻るけど、そんで、「悪役をやって、今の自分を広げたいと思った」という本木さんの(言葉にするとありふれているようだが、切実さが身につまされる感じの)告白の後に、「護られなかった者達へ」の映画化、吉岡の出演の話を知って、何だかつながってるなぁ、と思ってしまったのだ。
吉岡は、ある意味、一時期は「正義の味方」ばかり演じてたと思う。(医師、教師、弁護士、裁判官、検事、警察官、エンジニア、音楽家、etc.)
そのことは、おいらとしては、吉岡自身のためにもよいことだと思ったものだ。
なぜなら、「黒板純」も「諏訪満男」も、他の若い頃演じていた役も往々にして、正義の味方ではなく「モラトリアム(正悪保留の不安定さ)」の象徴みたいな存在で、だから、その分、演じること自体が自意識や価値観を危うい状態に置かなければ演じられない役の感じがして、大変そうだなぁ、と思ったからだ。
一度「正義」の側に立って、揺るぎない価値観の元に強い存在感を出す、というのは、吉岡の精神衛生上もいいんじゃないのかな、と思った。(そういう意味では、コトー先生なんて、ほんと、癒やしの配役だったと思う。この役を演じられてよかったな、と思ったものだ。)
その一方で、「朗読屋」みたいな、迷いつつもモラトリアムから一歩踏み出そうとする男も演じたりして、吉岡は、幅広い人間性の解釈を演じて見せてくれた。
今、あまり視聴者が共感しないタイプの役を演じる時期になっているのかな。彼自身がそれを望んでいるのだろうか。だとすれば、本木兄貴(ラストソングでは兄弟みたいな役だった)と同じ心境になっているのだろうか。
そんなこと徒然と無駄に考えつつ、、、
そうそう、吉岡氏、「天国からのラブソング」よかったぜ。なんか、ほのぼのした。(まだ、前半しか見れてへんけど(爆))
「目撃!にっぽん」もナレーションよかった。吉岡のナレーションのおかげで、途中で目を背けたくなる現実を、ずっと見続けることができたよ。ありがとう。
そういえば「小さな神たちの祭り」もよかったな。物語自体も、ファンタジーの要素がうまく映像化されていて、引き込まれて観た。吉岡の役回りが、「おお、こういう役を演じる年になったんだなあ。。。」としみじみしてしまったが。
吉岡氏。「週刊ジャンプ」で掲載中の「アクタージュ」でヒロインの一人が言ってたけどさ、「しわしわのおばあちゃんになっても、私たちは役者なんだから。」って呟きを、あなたの演じる姿からも感じているよ。きっと、あなたは、迷いながらも、いろんな人間を、これからも演じ続けてくれるって。そうして、観る者に、人の姿を、人の心を、感じさせてくれるって。(「そういうの、言わないでほしいんだよな!」って怒るかな。ごめんな。ファンって身勝手なんだよ。)
たくさん、いろんな人を演じてほしい。吉岡氏の演じる「人」を観るのが、おれ、楽しみなんだ。応援してるぞ!
誰もいない崖っぷちで、風に向けて一人戯言を放つ、酔っ払いでした。
寒いな。みんな、あったかくしてよい夜を。
追伸:「麒麟がくる」おもしろくて、毎週、つい観てしまう。脚本の池端俊策さんが凄い。「大仏開眼」の時も思ったけど、登場人物の描き方が魅力的なんだよな。そんで、何というか、品がいい。歴史的解釈も新研究も取り入れていて科学的。すごく好きだ。吉岡も、また、こんな作品に出てほしいな。
何が凄いって、、、吉岡秀隆も出演しとるんやで。
しかも、
吉岡秀隆:上崎岳大(国会議員)
くぅ~っ、見るからに「ワル」そうじゃん^-^;
映画「峠 最後のサムライ」の岩村精一郎に匹敵するワルの匂いがする。。。(おいら、原作知らんけどね。でも、ミステリーにおける「国会議員」の役回りってさぁ、、、うん、完全に偏見ですが。)
おいらが言う「ワル」の意味は、悪役、という意味ではなく(おそらく、悪役としての立ち位置はあるとは思うが)、むしろ、描かれる人間像として、主人公側ではない、「正しくない」人、共感しにくい人としての造形であろう、という意味です。
そういう役に、吉岡が挑む、ということ。
それが、何だか、わくわくする。(まぁ、半分は「おい、いいのか?」という気もするけど。)
さっきまでやっていたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、本木雅弘が密着されていた。
まさに、本木雅弘さんも、今54になって「悪役」を模索しているようだ。
彼の模索の仕方って、すげー面倒くさい(本人もそう言っていた)感じで、それでも、何やっても本木雅弘はかっこいいので、「ちくしょー、こんなにぐだぐだなこと言ってて男前でかっこいいって、それこそ詐欺だぜ、、、」とやけ酒飲みながら視聴していたのです。
(実際、いかに本人がダメ出ししようと、「麒麟がくる」の斎藤道三は無茶苦茶かっこ良く変人で恐ろしくも魅力的な悪役として立ち上る存在感があるわけで、、、)
それでも、本木さんがそんなにもがいているというのは知らなかった。
彼のぼやきの半分以上、おいらも共感できるから、おいらもそんなに変人じゃなくて人並み?かな、って思えて嬉しかったけどね。(あれほどの自意識は持てねぇけどな!(汗))
話は戻るけど、そんで、「悪役をやって、今の自分を広げたいと思った」という本木さんの(言葉にするとありふれているようだが、切実さが身につまされる感じの)告白の後に、「護られなかった者達へ」の映画化、吉岡の出演の話を知って、何だかつながってるなぁ、と思ってしまったのだ。
吉岡は、ある意味、一時期は「正義の味方」ばかり演じてたと思う。(医師、教師、弁護士、裁判官、検事、警察官、エンジニア、音楽家、etc.)
そのことは、おいらとしては、吉岡自身のためにもよいことだと思ったものだ。
なぜなら、「黒板純」も「諏訪満男」も、他の若い頃演じていた役も往々にして、正義の味方ではなく「モラトリアム(正悪保留の不安定さ)」の象徴みたいな存在で、だから、その分、演じること自体が自意識や価値観を危うい状態に置かなければ演じられない役の感じがして、大変そうだなぁ、と思ったからだ。
一度「正義」の側に立って、揺るぎない価値観の元に強い存在感を出す、というのは、吉岡の精神衛生上もいいんじゃないのかな、と思った。(そういう意味では、コトー先生なんて、ほんと、癒やしの配役だったと思う。この役を演じられてよかったな、と思ったものだ。)
その一方で、「朗読屋」みたいな、迷いつつもモラトリアムから一歩踏み出そうとする男も演じたりして、吉岡は、幅広い人間性の解釈を演じて見せてくれた。
今、あまり視聴者が共感しないタイプの役を演じる時期になっているのかな。彼自身がそれを望んでいるのだろうか。だとすれば、本木兄貴(ラストソングでは兄弟みたいな役だった)と同じ心境になっているのだろうか。
そんなこと徒然と無駄に考えつつ、、、
そうそう、吉岡氏、「天国からのラブソング」よかったぜ。なんか、ほのぼのした。(まだ、前半しか見れてへんけど(爆))
「目撃!にっぽん」もナレーションよかった。吉岡のナレーションのおかげで、途中で目を背けたくなる現実を、ずっと見続けることができたよ。ありがとう。
そういえば「小さな神たちの祭り」もよかったな。物語自体も、ファンタジーの要素がうまく映像化されていて、引き込まれて観た。吉岡の役回りが、「おお、こういう役を演じる年になったんだなあ。。。」としみじみしてしまったが。
吉岡氏。「週刊ジャンプ」で掲載中の「アクタージュ」でヒロインの一人が言ってたけどさ、「しわしわのおばあちゃんになっても、私たちは役者なんだから。」って呟きを、あなたの演じる姿からも感じているよ。きっと、あなたは、迷いながらも、いろんな人間を、これからも演じ続けてくれるって。そうして、観る者に、人の姿を、人の心を、感じさせてくれるって。(「そういうの、言わないでほしいんだよな!」って怒るかな。ごめんな。ファンって身勝手なんだよ。)
たくさん、いろんな人を演じてほしい。吉岡氏の演じる「人」を観るのが、おれ、楽しみなんだ。応援してるぞ!
誰もいない崖っぷちで、風に向けて一人戯言を放つ、酔っ払いでした。
寒いな。みんな、あったかくしてよい夜を。
追伸:「麒麟がくる」おもしろくて、毎週、つい観てしまう。脚本の池端俊策さんが凄い。「大仏開眼」の時も思ったけど、登場人物の描き方が魅力的なんだよな。そんで、何というか、品がいい。歴史的解釈も新研究も取り入れていて科学的。すごく好きだ。吉岡も、また、こんな作品に出てほしいな。