二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

空を見上げて~崖の上の中高年~

2021-03-13 22:45:24 | Weblog
どうも。生きてます。

崖っぷちのロスタイム。やばいやばいと言いながら、今日も周回遅れです。

いつの間にか春、ですね。
全然実感がない。というか、間に合わんことばかりで、時が止まってほしいばかり。

この数年、自堕落に過ごしてきたせいで、一気に体力不足のつけが来ている。
筋トレやジョギングに使うべき時間を、仕事や睡眠やネット視聴に充ててしまった。
それは致し方なかったとは思うが、やはり、代償は大きかったのである。(大げさ)

昔、「ドラゴンランス戦記」って鬱ファンタジーがあってさ。(ここから、飲み屋でくだまいてるおっさんの発言としてスルーしてください)
主人公の一人のタニスってハーフエルフが、もうしんどいくらいコンプレックス・トラウマ持ちでしんどくってさ。
もう嫌になるくらいわかっちゃう感じの優柔不断な性格で、戦局が一番深刻なときに、昔の恋人(というか、手玉にとられてただけの敵方のレディなんだけど)に会って、つい、彼女が「いいよ、他のこと考えなくても。私と仲良くしよう」って言うのにすがっちゃってさ。何もかも忘れて(忘れたくて)彼女との同衾三日間。

その間に、仲間は囚われたり、傷ついたり。色々取り返しのつかないことになっちゃってさ。
もう、本当に鬱な展開でさ。

今思うと。ああ、ホント、あれ、真実だよな、って(爆)。
でも、タニスの「もう、オレになんか求めないでよ。全部、放り出したいよ」って気持ちが痛いほどわかっちゃってさ。
オレも、あんな風に人生誤っちゃうんかな、って、その頃20代だったんだけど、恐れおののいたわけさ。

そんでもって以来30年。おいら、タニス嫌いだったんだけど、やっぱ、タニスみたいなことしてんなぁ、と。

それにしても(あ、逃げた)、タニスみたいなキャラ造形は、当時の日本じゃ考えられなかった。(自分の感情の限界に折れて、責任をほっぽり出すタイプのヒーロー(苦笑))

アメリカだよな。すごい、アメリカのロールプレイイングゲームのキャラクター造形。

うう、よくまとまらんけど、今、ほっぽり出しちゃいかん、と、思う、中高年の倫理観低めな懺悔でした。

あったかい風が吹いている。関東は大雨、どうぞお大事に。
では、皆さん。良い夜を。
コメント
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