二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ハリーポッターシリーズ、WOWWOWにて一挙放送~脳みそ棚卸し中~

2019-09-29 19:26:51 | その他映画
崖っぷちの上で、風に吹かれてさぼり中。
「この星では、仕事をしないと、さぼれない。」
いや、宇宙人ジョーンズ、そんなことないよ。朝からずっとサボりっぱなしの奴だって、ここにいるさ。(そろそろ鳥の糞浴びて、罰当たりそうだ。)

サボりついでに「ハリーポッター」シリーズがWOWWOWで放映しているのを観るとも無しに見続けている。(初見)
おれ、人の好き嫌いあんまりないはずなのに、初めて本を読んだときから、ハリーあんまり好きじゃないんだけど、何でなのかなぁ。
と、ハリーポッター観る度に後ろめたく感じる。おいらの闇?なのかも。


そうこうしているうちに、「そういや、ニューヨークの国連本部で行った演説が大きな反響を呼んでいるグレタ・トゥーンベリさんって、ジャンヌ・ダルクを思い起こさせるよなぁ」と、ようやく世の中のことの一つに思い至り、何が引っかかってるんだろうともやもやしながら検索かけたら、とっくに茂木健一郎氏が言語化してました。

ジャンヌ・ダルクの事績と、グレタ・トゥーンベリさんのカリスマ性

茂木先生、すごいな。おいらがもやもやしてたこと、ちゃんと言葉で説明してくれはる。

おいらがグレタさんに感じたことは、茂木先生の説明にも似てるんだけど、それだけではなくて、以前、マララさんが世界の前に敢然と立って、発信したときに感じたことに似ている。

「公の場に姿を現すことによって失うもの、そのリスクを顧みないほどの強い義憤に支えられた覚悟」に、目が眩むほど圧倒される、というか。突きつけられる、というか。

ちなみに、ジャンヌ・ダルクに意識がいったのは、最近読んでる「たられば」さんという編集者さんのtwitterから触発されたから。
おいらはゲームをしないけど、彼がプレイしているゲームキャラらしきジャンヌ・ダルクに関連して、史料によるジャンヌのことについて言及があった。以上、ちょっと横道。


「目を背けてはいけないこと」は世界中にたくさんあって、その中には、近所にも足下にも転がっている恐ろしい事柄も含まれている。それこそマンガ「ミステリと言う勿れ」が、暗示しているように。バスを乗り違えただけで、病院の裏手に行ってみただけで、新幹線で背もたれを目一杯倒しただけで、、、そのことは、僕らの前に立ち上がる。


知らないふりして、自分の日常を守ろうとしている「幸せ」な人は、彼女らの告発に、少なからず動揺する。自らの「平和」を乱されるから、、、なのだろうか。


ああ、いかん。日曜日の夕方に考えることじゃねーな。このことは、また改めて。
ずっと目を閉じてるつもりはないけど、明日は全力で守らなくちゃいけないものがあるんだ。
皆さんも、どうぞ、よい夢を。
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追伸~千世子のために~

2019-09-28 23:52:13 | その他アニメ/マンガ
しつこく「ミステリと言う勿れ」について語ります。

おいら謎めいてるライカさんが好きなのですが、彼女、◯◯だったりして、、、ガーン?!

という仮説に思い当たり、ちょっと(久能のショックを想像し)ブルーな気分です。ま、違うかもしれへんけど。
(ちなみに、○○の中には、2つほど、仮説がある。ずるい?いやいいや、、、)


そんなこんなで大注目の「ミステリと言う勿れ」興味持った方はぜひお買い求めください🙇✨
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ブラタモリ「比叡山」と田村由美「ミステリと言う勿れ」~「故郷の空」を唄う夕暮れ~

2019-09-28 21:35:51 | Weblog
久しぶりに、ブラタモリを観ていた。

テーマは「比叡山」。先週から2週に渡って「比叡山と仏教」について興味深い歴史と伝統が紐解かれた。(そして日頃非公開の修行の場がこのたび一般庶民に公開された!ありがたや、、、)

番組の中でもおいらが感嘆したのは、先週の「最澄の直筆の美しさ」(涙が出るほど)と「一隅を照らす」という最澄の教え。
そして今週は「3ヶ月続く南無阿弥陀仏を唱える修行」「12年籠山行」「おみくじ発祥の地」「石の声を聞く「穴太衆(あのうしゅう)」の石積み超絶技巧」に圧倒された。


「一隅を照らす」については、以前、このブログでも触れたことがあった。

「ボクがココに居るうちに」(2008/10/05)

あのお寺の住職さんは、延暦寺で修行された方だったのかなぁ。

「一隅を照らす」は、仏教の教えの中でもおいらには理解しやすい(共感できる)教えだ。
誰でも、自分のいる分だけ、その周囲だけは照らすことができる、という教え。
自分が生きていることが「灯火」になるといいなぁ、と思えて、生きることを許された気分になる。(元々すみっこが好きなので「一隅」という言葉が響く、ということもある。)


そう言えば、偶然から、最近、以下の漫画を知って、一気読みした。


田村由美「ミステリと言う勿れ」(1~5巻既刊:小学館フラワーコミックス)


田村由美は、大昔?に「BASARA」という漫画を(これまた偶然)知って、「ひえ、こりゃザ・少女漫画そして大河?!」と圧倒された経験がある。主人公のタタラちゃん(更紗ちゃん?)が虫大好き温泉大好きワイルドかつ優しい少女で、そこに甚く惹かれたものだった。でも、とにかく激しかった。終わり方は色々心乱れる展開だったが、とにかく全編通して凄い迫力の作品だった。

聞けば作者はO型。うん、確かにあのぐいぐい容赦なく読者の心に迫ってくる雰囲気は、O型らしい。

その豪快田村女史の作品にしては、「ミステリと言う勿れ」は初見の印象が随分平熱っぽくて、へえ、AI的現代らしさが、、、とか思いつつ読んでいったら、やはり「ぐいぐいO型」っぷりは健在だった。展開がすごい。力強い。読者の心を翻弄し千々に乱してくれる台風のようなインパクト。

そしてまた、どうしてこの方、、、このことをピンポイントで取り上げてくれるのだろう。
「物言わぬ少数派」が日常的に気になる・ひっかかることへの言及・視点が、非常に的を射ている。おいらとしては、「魚座」「三好達治」「自省録」が出てきた時点で全面降伏ですが、その他の点も、(作品の主張に同意、ということではなく、話題の取り上げ方が)とても好きだ。

一話の分量が多いので、結構一気読みしやすいです。「漫画大賞第2位」「このマンガがすごい!2019年オンナ編第2位」「ダ・ヴィンチプラチナ本受賞」との帯がついていました。すごいんやね。(そーいや、おいらが好きな週刊少年ジャンプの「チェンソーマン」も何かで第2位だったなぁ。あれも、ものすごくぶっ飛んでるけど、背徳的かつ絶望的に叙情的な味わいがなんとも言えない作品だ。)

それにしても、「ミステリと言う勿れ」、第5巻(新刊)の色味が濃くてすごくきれいなんだが違和感があって、、、これ、クリスマスなんだな(苦笑)。この表紙の濃さ(くどさ)もこの作品の味わいの一つ。でも、本編の絵柄は、むしろあっさり淡泊。

そんなあっさりした絵柄で、なかなかエグい展開を楽しめ?ます。(正直びびった。)

久しぶりに、少女マンガにはまった9月でした。
(蛇足だけど、主人公の「久能(くのう)整(ととのう)」って、誰かモデルいるのかな。真っ先に連想するのは「金田一耕助」「シャーロック・ホームズ」なんだけど、日本人だと、大泉洋、、、じゃないよなぁ。おれのイメージ的には吉岡秀隆だけど。
大学生は、さすがに、今の吉岡が演じるのは無理か、、、残念。)


さて、ここまで読んでくださった奇特な方はもうお察しでしょうが、完全に現実逃避の今日この頃。
あまりに眠くてやる気が出ない毎日でしたが、散髪行ったら、ものすごい白髪になっていて、これまたびびった。
毎日鏡見てても気づかなかったのになぁ。

運動して体力つけねーと、持ちそうにないっす。
というわけで、皆さんもどうぞお体お大事に。


「秋空を 見上げて 口をつく歌を 風に乗せては いたづらに笑む」


「故郷の空」を歌ってる気分なんすよ。今日って。では、また。
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